松戸CCチャンピオンシップから

Manabe Hiroshi (2075)

Uehara Shinpei (1917)

Matsudo C.C. Championship 2009 (7)


6R終了して5Pで首位に立つ上原君を4.5Pの真鍋さんが追いかける展開です。最終ラウンドはこの両者の対戦となりました。

1.d4 Nf6 2.c4 g6 3.Nc3 Bg7 4.e4 d6 5.Nf3 0-0 6.Be2 e5 7.0-0 Nc6 8.d5 Ne7 9.b4

キングズインディアンのバイヨネット・アタックとよばれるもので、近年キングズインディアンのメインラインと考えられています。Van welyRadjabovがしつこく盤上でこのラインを議論しています。

9...Nh5 10.Re1 f5 11.Ng5 Nf6 12.Bf3

12.f3
のほうがポピュラーですが、本譜の12.Bf3も、2004年のLinaresでのShirov-Radjabov戦があり、相当詳しく研究されたラインです。

12...c6 13.b5?!




この手自体は悪くありませんが、このゲームに絶対勝たなければならない状況であることを考えるとやや疑問です。というのは13.b5はドローになる可能性がとても高いからです。
Pelletier-Nakamura, Biel, 2005
でもこのポジションになりました。ここでPelletier13.b5に対するコメントを紹介しておきます。
「これは全くの心理戦だ。私はこのラインで黒が十分ドローにできるというところまで細かく研究していたが、もしこのドローの選択を黒から拒んだら、黒にとって危険なラインがあることも分かっていた。もしNakamuraがもっとじっくり考え込んで指してきたなら私は13Qb3で勝負にいっただろう。しかし彼はドローなんて選択肢になかったんだ!」

このあとNakamuraのドローを避けた疑問手により、Pelletierが快勝しました。

13...cxd5 14.cxd5 h6 15.Ne6 Bxe6 16.dxe6 fxe4 17.Nxe4 Nxe4 18.Bxe4 d5 19.Ba3 dxe4 20.Qxd8 Rfxd8 21.Bxe7 Re8 22.Bc5 Rxe6

 

強制手順が続いたあと、局面は完全にドロー模様になりました。

 

23.Red1 a6

 

23...b624.Be3のあとa4-a5でやや白にチャンスがありますが、それでもイコールでしょう。

 

24.b6

 

白が勝ちに行くならb7を落としにいかなければなりません。

 

24...Bf8 25.Be3 Rae8?


 


おそらく黒の敗着です。7段目に入られることに気を取られ、ルークの最も自然なマスを逃しました。25...Rc8なら黒十分です。例えば26.Rd7 Re7 27.Rad1 Rc2! でカウンターです。

 

26.Rac1!

白のルークの位置のほうがずっと自然であり、7段目への侵入が止まりません。

 

26...Ba3 27.Rc7 R8e7 28.Rd8+ Kg7 29.Rb8 Kf6 30.Rbxb7 Rd6 31.g3 Rd8 32.Ra7 Bd6 33.Rxe7 Bxe7 34.b7 Rd1+ 35.Kg2 Rb1 36.Rxa6+ Kf7 37.Rb6 1-0


松戸チェスクラブ選手権2009 結果

本日、松戸クラブ選手権の終わりのほうを見学に行きました。

すでに松戸の掲示板で速報されていますが、こちらでも結果を載せておきます。

グループ1
真鍋浩 5.5
上原慎平 5
3-4
田畑穣 4.5
3-4
大沢哲也 4.5

グループ2
1
大竹栄 6
2-3 浜根謙一 4.5
2-3
北野亨 4.5

グループ3
1-2 Stewart Lessel 5
1-2
川中陽輔 5
3
上杉和哉 4

松戸クラブチャンピオンに輝いたのはグループ1優勝の真鍋さんです。おめでとうございます。レイティングトップだった事はありますが、私が先日のコメントで多少プレッシャーをかけたにもかかわらず、勝たなければいけない最終ラウンドの上原戦に勝利し、チャンピオンの座を守ったのはさすがだと思います。 真鍋さんとの次の対戦を楽しみにしています

各グループともに最終結果はほぼレイティング順となった感じですが、グループ3でスタート順位6位の川中さんが1位タイとなったことは間違いなく川中さんにとって大きな勝利だったと思います。次回は上のクラスですね

 

試合のほうはあまり見ていないので何とも言えないですが、最後まで一つでも順位を伸ばそうとする各プレーヤーの雰囲気はよく伝わってきました。こういうクローズドなラウンドロビンのトーナメントも良いな、とつくづく思いました。運営もいつも通り非常にスムーズです。松戸が他のクラブやJCAの大会と比べて優れているのは以下の点だと思います。

 

1.  事前情報がしっかりしていること

タイブレークの方法、プライズなどがしっかり明記されています。

2.  タイムテーブルが無理のないものになっていること

事前エントリーの徹底により定刻通り始められ、スケジュールがズルズルあとに延びることがありません。また、昼食の時間もしっかり確保されています。

3.  プライズが魅力的である

今回は各グループともにチェスクロック、駒、(?)の3つの賞品が用意されていました。参加費3000円の割にこれは魅力的です。

 

4月にはスプリングトーナメントが開催予定です。また多数の参加者が集まり盛り上がりを見せてくれると願っています。


calendar
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< June 2020 >>
selected entries
categories
archives
recent comment
recommend
recommend
recommend
recommend
recommend
recommend
recommend
recommend
recommend
recommend
recommend
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM