東京Open 2010 -Won by an Oldhand-

なかなか速報の出ない東京Openの結果です。

 

優勝 5.5P 竹本

2  5.0P Averbukh Alex.

3  4.5P 坂井 延寿

4  4.0P 中村 龍二

 

全日本チャンピオン、オリンピアード日本代表の大将などを経験した竹本寛さんが大会を終始リードして見事優勝されました。45Rに先日のオリンピアード代表の山田君、龍二さんをそれぞれ打ち破っての優勝です。おめでとうございます!

 

名古屋での中部快速Openは小島君が6P/6Rのパーフェクト・スコア―で優勝しました。賞金の大半は味噌カツ代に化けたとか


Asian Games 2010 広州 -現地レポート-

                                   

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/sponavi_asia/article/10

 

広州でのAsian Gamesでのチェス大会の様子がレポートされています。小島君の解説にある、キルギスタン戦の様子の写真も出ています。必読。


Cappelle la Grande 2011 -4 invitations-


                                                                           Photo by Kurihara


 

毎年恒例の、フランス北東部のCappelle la Grandeで開催される国際オープントーナメントの招待状がオーガナイザーのStephane Gouvart氏より届きました。今年は例年通り4枠です。期間中の滞在費、食費、大会参加費、パリからの移動費がタダになる、魅力の招待状です。今回は参加希望者が多いということで、一応オーガナイザーには招待を6枠に増やしてくれるようお願いしましたが、コンディションは変えないという回答でした。

 

トーナメント期間は2011226日から35日です。招待状は私に届いたものの、招待選手を私の一存で決めてしまってよいのかという疑問はあります。しかし今回は、日本人でCappelle参加回数最多5回の私が最終決定をさせていただきたいと思います。

 

招待選手として参加を希望する方は、12/5(日)までに私に連絡をください。また、単にプレーヤーとして参加するのももちろんありですので、大会の詳細を聞きたいという方も私に連絡をください。連絡先が分からないという方はコメント欄にその旨をお書きください。私から連絡を差し上げます。

 

これはあくまで私の希望ですが、招待選手は普段から頑張っている10代〜20代前半の若手が良いかなと思います。さらに言えば、なかなか海外大会に行くチャンスのない国内組が良いでしょう。

 

急展開ではありますが、よろしくお願いします。


東京Open 2010

今日と明日です。

 

私は今回不参加ですが、所用があり、3Rのときに会場に顔を出してきました。参加者は30名弱とさびしいものです。昔はJapan Openと東京Openといったら、秋の一大イベントだったのですが...

 

小島君は明日の中部快速に参加、南條君は原因不明の欠場のため、優勝はオリンピアードメンバーの山田弘平君か中村龍二さんのどちらかになる予感がします。


Khanty-Mansiysk Olympiad Review (5)

WRITTEN BY

Yamada Kohei

 

 

Day4 -Second Part-

 

少し時間が空いてしまいましたが、4日目の続きです。僕の相手は2200台でしたが、ここまで、それほど内容が良くなかったようなので、勝つチャンスは十分にあると考えていました。

 

Chumfwa Kelvin (2224,ZAM)

Yamada Kohei (2071,JPN)

Khanty-Mansiysk Olympiad Men (4)

 

1.d4 d5 2.c4 c6 3.Nc3 dxc4 4.Nf3 Nf6 5.a4 Bf5 6.e3 e6 7.Bxc4 Bb4 8.0–0 0–0 9.Nh4 Bg4

 

メインラインは9.Qe2ですが、9.Nh4も悪くない選択です。黒の応手は本譜のように白のキングサイドを乱しておくか、おとなしく9…Nbd7 10.Nxf5 exf5 11.Qc2 g6e4のマスをコントロールし続けるかのどちらかです。

 

10.f3 Bh5 11.g4 Bg6 12.Nxg6 hxg6 13.Qb3 Qe7

 

実戦は白のキングサイドを乱して戦う方針を選びます。下手をするとそのままつぶされる可能性もありますが、うまく立ち回ることができればキングサイドの伸びすぎをとがめることができます。力が試されるところですが、相手の悩みの種は多いほうがいいだろうと判断しました。

 

14.g5

 

14.e4 Nbd7 15.Bg5には15…e5!と反撃されるので、ナイトを押し込めておくのは悪くない選択だと思います。

 

14...Nd5 15.e4 Nb6 16.Be2 a5!?N




このゲームで僕は序盤から小刻みに時間を使っていました。そのほとんどはこの手への評価に使いました。
Slavの考え方の基本はセンターにどう反撃するかです。このa5の意図はb4のビショップをポーンとNa6で支えておき、Nd7e5(あるいは単にe5)とセンターに反撃するというものです。さらには白からのa5も一時的にではありますが、消しています。ダイレクトにセンターに反撃するなら16…c5 17.dxc5 Bxc5 18.Kh1 Nc6 19.a5 Nd4! Polugaevsky–Torre,TolucaInterzonal 1982もありますが、どちらが勝るかは難しいところです。

 

17.Na2 Na6 18.Be3

 

18.Bxa6には18…Rxa6!と取り返すことができます。

 

18...Nd7 19.Rac1 e5!

 

ここでセンターへの反撃です。

 

20.Nxb4

 

20.d5?!には20…Bc5! 21.Kh1 cxd5 22.exd5 Bd4!を用意していました。白にはg5d5b2と守るべきポーンが多く、次のNac5にも備えなくてはなりません。23.Bxa6!?には23…bxa6!で次にRab8とさせれば黒大成功です。

 

20...Nxb4 21.dxe5 Qxe5 22.Rfd1 Rad8 23.Rd2 Qe7! 24.h4

 

黒はルークにひもをつけつつ、g5を狙います。もし23.Rcd1?!ならば23…Nc5!です。次の手にもかなり時間をかけました。

 

24...b6!

 

Nc5の準備です。この手を指して手ごたえを感じました。相手はダブルビショップを持っていますが、いい使い途が見当たりません。

 

25.Kg2 Nc5 26.Bxc5 bxc5=




相手はアフリカの選手にしては珍しく、長考を繰り返していました。こちらも序盤の小考があったので、時間に関してはお互いさまでしたが、ここまでのところ相手の読みを上回っている自信はありました。しかし、周りを見渡すと思ったほど景色がよくありません。悪くなかったはずの塩見さんがだんだん押し込まれており、小島、南條もどうやって勝つのかわからない局面になっています。僕の局面も悪くないとは言え、勝つほどのチャンスがあるわけではありません。

 

27.Rcd1 Rxd2 28.Rxd2 Rd8 29.Qd1 Rxd2 30.Qxd2 Qe5

 

ルークを2枚換える間に2度の小考を挟んで、持ち時間の差はほとんどなくなりました。後10手はラピッドチェスを覚悟しなければなりません。

 

31.Bc4 Qd4 32.Qe2

 

普通ならこのあたりでドローを考え出すところです。上相手に黒ならここでオファーしてドローでも十分なはずですが、どうやらこのまま進むと14番ボードで1.5Pは取られそうだという結論に達しました。次の手はかなり悩みましたが、手数と相手の持ち時間を見て勝負を仕掛けることにしました。

 

32…Kf8!?

 

白の将来的な狙いであるh5g6をあらかじめ外しておいた…というのは建前で、実際の狙いはキングサイドのポーンを突くために、キングをb7b6まで持っていこうというものです。相手に持ち時間があるとまずいですが、相手はこの構想をとがめるだけの時間を持っていません。下手に咎めようとクイーンが動くと、その瞬間に黒のクイーンも白陣に入ってきます。そして僕がこの手を指したもっとも大きな理由は、相手が「中終盤のタクティカルな局面では安全な手を優先させる」ということを、事前のプレパレーションで知っていたということです。

 

33.b3 Ke7 34.Qf2 f6?!

 

キングが離れる前にf7を取られないようにしておきます。34…Qd6が普通だと思いますが、とにかく40手目に到達する前にキングを安全な場所に逃げておこうと思いました。このあたりは「どの手が正しいか」よりも「どの手なら相手が悩むか」を基準に手を選択していました。

 

35.Qg3!? Kd7?

 

もちろん悪手です。ですが、あえて指しました。すでにチームは1.5Pを落としており、南條もドローっぽいエンディングになっていました。相手の持ち時間は56分というところでしたから、勝負をかけるならここだと思いました。

 

36.Qh3+?




そしてその勝負手が通りました!チェックするなら
36.Qg4!とチェックし、36…Kc7 37.gxf6 gxf6 38.Qxg6!とやって白優勢です。しかしこのラインを選択されることはない、と確信していました。ひとつは黒のクイーンが残っているところで、白のクイーンが離れてしまうため。そしてもう一つはb4で眠っていたナイトが38…Nc2と生還するためです。実際には38…Nc2 39.Kh3!と指して問題ないのですが、時間がない中ではそう冷静に指せるものではありません。

 

36...Kc7 37.Qg3+ Kb7 38.gxf6 gxf6?! 39.Qf2?

 

そして持ち時間が2分を切ったところで「安全な手」が来ました。黒のキングはb7に逃げ込み、キングサイドのポーンはいい形で残っています。勝負手がすべて通ったおかげで、ここからなら勝ちに行けると判断しました。

 

39...Qd6 40.f4 Kb6

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Selected Games(52)

ANNOTATED BY

Kojima Shinya

 

 

7R終了後、選手村に戻ってペアリングを調べると、私の対戦相手はキルギスタンの友人でした。Tologontegin Semeteyはキルギスタンの若き代表メンバーの一人で、昨年参加したCappelle La Grandeで出会い、仲良くなりました。今年のオリンピアードでも頻繁に結果やチームの状況について話をしています。ペアリングの確認後、私はなんとしてでも連勝すべく、試合の準備を進めました。

 

Tologontegin Semetery (2330,KGZ,FM)

Kojima Shinya (2329,JPN,FM)

Guangzhou Asian Games Rapid (8)

 

1.d4 d5 2.c4 c6 3.Nf3 Nf6 4.Qb3

 

見慣れない人は驚くかもしれませんが、黒からc4を取れば、Slav Defenceの世界で以前紹介した4.Qc2と同じ変化になります。

 

4…dxc4 5.Qxc4 Bg4 6.Nc3!?

 

6.Nbd2と人気を二分する手です。白はポーンストラクチャーを崩しても、ピースの展開とダブルビショップで勝負します。

 

6…Nbd7 7.e4 Bxf3 8.gxf3 e5 9.Be3 exd4 10.Bxd4 Bd6 11.0–0–0 Qc7

 


 

12.Bh3

 

白マスビショップを最もアクティブに使える位置です。

 

12…0–0

 

この手を指した直後、13.Bxd7 Nxd7 14.Bxg7 Kxg7 15.Qd4+ でポーンが落ちるのでは?と危惧しましたが、14…Bf4+!という返しがあります。しかし、このg7を取るラインは十分白が指すことができ、形勢不明になります。

14…Bf4+ 15.Kc2 Kxg7!(15…Ne5?? 16.Rhg1!) 16.e5!(16.Qd4+!? Ne5 17.Ne2 Rfd8 18.Qc3 Rxd1 19.Rxd1 Bxh2 20.f4) 16..Qxe5 17.Rhg1+ Kh8 18.Rxd7=

 

13.Rhg1 Ne5 14.Qe2

 

私が事前に読みこんでいたPlay the Slavには14.Qf1 Nh5! 15.Bf5 Ng6 16.Kb1 Rfd8 17.Qc4 Nhf4という変化が紹介されています。

 

14...Nh5!?

 

14…Ng6 15.Bxf6 gxf6という変化があることは知っていましたが、私はどうして14…Nh5ではいけないのか分からず、本で紹介されているのとは違う手を指してみました。Nh5という手はこのラインでは重要な一手で、白のポーンストラクチャーが乱れていることを利用し、f4のマスにナイトを運ぶことを狙いとしています。

 

15.Bf5 Rad8 16.Kb1 g6!?

 


 

ここは16…Ng6とどちらを指すべきか、非常に悩みました。Nh5-Nf4を目指すならば、そのサポートとなる16…Ng6が正しいように見えます。しかし、16…g6ならばh7g7を同時に守り、ナイトをセンターにキープしたまま、クイーンサイドも狙える可能性が残ります。

 

17.Be3!?

 

この手は16…g6を指した直後に気がつきました。黒のNf4を抑え、白からf4を突くことが狙いです。黒はf4のマスを抑え続けたいので、もったいないようにも見えますが、e5のナイトを一度退きます。

 

17…Nd7 18.Qc4 Nb6 19.Qb3 Be5 20.Bg4 Nf4

 


 

ここで黒は念願のNf4を実現します。この時点でほぼ黒に不満はないと考えていました。

 

21.h4

 

白の狙いは弱いhポーンを消し、黒のキングのディフェンスを弱めることです。このようなポーンストラクチャーではよく見られる手ですが、黒はピースを交換してキングサイドアタックを緩和すれば、さほど怖くはありません。

 

21…Rxd1+ 22.Rxd1 Rd8

 

試合中、22…h5も面白いと考えていました。白からh5を突かせなければ、白は孤立したhポーンを解消することができず、黒が優勢なエンドゲームで戦うことができます。

22…h5! 23.Bxf4 (23.Bxb6? Qxb6 24.Qxb6 axb6 25.Bd7 Bxc3 26.bxc3 Rd8) 23…Bxf4 24.Bh3 Qe7

 

23.Rxd8+?!

 

ここで白からルークを交換する理由はありません。23.h5を優先し、dファイルをキープしていれば白はさほど悪くないでしょう。

 

23…Qxd8 24.Bxf4

 

白はd3への侵入を気にしてナイトビショップの交換を決断したのだと思いますが、ダブルビショップが消えてくれれば黒には特に不安がなくなり、白のポーンストラクチャーの悪さをつくことができます。

 

24…Bxf4 25.h5 Qd2

 


 

黒は白キングを脅かすと同時に、f2を取りに行きます。

 

26.a4

 

シンプルにf2を守ろうとする26.Qc2には26…Qe1+ 27.Nd1 gxh5! 28.Bxh5 Qh1 29.Bf5 h5! という手があります。

 

26…Qxf2 27.hxg6 hxg6 28.a5 Qf1+!

 

白はb7を取り返すことで望みをつなげようとしますが、この一手で防がれてしまいます。

 

29.Ka2 Qa6 30.Qb4?

 

白は最後のチャンスを逃しました。

31.Be6! Qxa5+ 32.Kb1 Kg7(32…fxe6?! 33.Qxe6+ Kg7 34.Qe7=) 33.Bxf7 ならば、黒やや優勢ながら試合を続けることができます。

 

30...Nc4

 


 

これで2つ目のポーンが落ち、試合終了です。黒はこの後、カウンターに気をつけながら丁寧に指していきます。

 

31.Qe7 Qxa5+ 32.Kb3 Nd6 33.Kc2 Qa1 34.Qd8+ Kg7 35.Ne2 Be5 36.Nc3 Nc4 37.Nd1 Nxb2 38.Nxb2 Qxb2+ 39.Kd1 Bf4 40.Qd3 a5 41.Ke1 a4 42.Qd7 a3 43.Be6 Bg3+




43...Qd2+ 44.Qxd2 Bxd2+ 45.Kxd2 fxe6

 

44.Kd1 Qf6 45.Ba2 Qxf3+ 46.Kc2 Qe2+ 47.Qd2 Qxe4+ 48.Kb3 Be1 49.Qd6 Qe3+ 50.Kc2 Qc3+ 51.Kd1 Qa1+ 52.Ke2 Qxa2+ 53.Kf3 Qd5+ 0–1

 

このラウンドで初めて山田君、内田さんと3人でそろって勝利となりました。最終ラウンドでは、私はオリンピアードでも試合をしたネパールの代表に勝ち、内田さんも勝って2人ともハーフを上回る戦績で大会を終えることができました。一方、山田君は悔いが残る結果だったでしょう。ラピッドの大会とはいえ彼の課題が浮き彫りになったので、今後そこにどう立ち向かうか、彼の成長に期待したいと思います。

 

私は今回のアジア大会には4年前の悔しい思いを胸に挑みました。GMからポイントは取れずじまいでしたが、54敗、21位という結果は悪くなかったと思います。次回の代表がどうなるかはまだ分かりませんが、(そもそもチェスが競技から外されるとの噂もあります)私が参加できるならばさらに上の順位を狙える実力をつけ、参加できないならば私を超える実力を持つプレーヤーを育てていきたいと考えています。最後に日本で応援して下さった皆様、ありがとうございました。まだアジア大会は続いていますので、チーム戦の状況を見守りましょう。


Asian Games 2010 広州 -Final Day-

                                   

ラピッドの全日程が終了しました。ラスト
2Rで小島くんと内田さんが2連勝しました。この結果、2人はスタートランキングより大幅に順位を上げました。山田くんはスタートランキングと変わらず。

 

期間は短かったですが、多くの試合をこなさなければならず、気持ちの切り替えが難しかったと思います。とにかく、皆さんお疲れ様でした!

 

R.8

Tologontegin S. (2330,KGZ,FM) 0-1 Kojima Shinya (2329,JPN,FM)

Yamada Kohei (2091,JPN) 1-0 Modallal Tarek (2028,LIB)

Uchida Narumi (1834,JPN,WFM) 1-0 Kim Hyoyoung (1355,KOR)

 

R.9

Kojima Shinya (2329,JPN,FM) 1-0 Nepali Badrilal (2102,NEP)

Al-Saffar Araz Basim (2349,IRQ,IM) 1-0 Yamada Kohei (2091,JPN)

Al-Khelaifi (1761,QAT,WFM) 0-1 Uchida Narumi (1834,JPN,WFM)

 

 

Men Individual

Kojima Shinya  5P  21/46

Yamada Kohei  3P  39/46

 

Women Individual

Uchida Narumi  4.5P  21/38


Asian Games 2010 広州 -Third Day-

                                   

3
日目の結果です。残念ながら小島君は誕生日を自らの勝利で飾ることはできませんでした。(小さなおまけはついてきましたが)

 

R.5

Kojima Shinya (2329,JPN,FM) 0-1 Salem A R Saleh (2518,UAE,GM)

Yamada Kohei (2091,JPN) 1-0 Mikati Hani (UR,LIB)

Nakhbayeva G.(2209,KAZ,WIM) 1-0 Uchida Narumi (1834,JPN,WFM)

 

R.6

Odeev Handszar (2405,TKM,GM) 1-0 Kojima Shinya (2329,JPN,FM)

Yamada Kohei (2091,JPN) 0-1 Lee Sanghoon (2132,KOR,CM)

Uchida Narumi (1834,JPN,WFM) ½–½ Bakri Alia (1953,MAS,WFM)

 

R.7

Kojima Shinya (2329,JPN,FM) 1-0 Mohamed Hassan (1780,MDV)

Malkawi Fadi (2089,JOR,FM) ½–½ Yamada Kohei (2091,JPN)

Al-Zarouni (1864,UAE,WFM) 1-0 Uchida Narumi (1834,JPN,WFM)

 

なかなか厳しい結果ですね。明日、ラスト2戦を何とか勝って帰ってきてほしいと思います。

 

話は変わりますが

昨日のTal Memorialの最終ラウンドは最後の最後まで結果が分からない展開となり、非常に面白かったと思います。Kramnikは実戦的なサクリファイスで勝負にいき、Shirovを沈めました。大会名に相応しい勝ち方でした!また、Wang HaoNakamura Hikaruは勝つと思って見ていましたが、相手に粘り強く指され、ドローを取られました。途中まで余裕しゃくしゃくで、最後の最後になって間違えたHikaruが感情的になっている様子が次のビデオクリップに映し出されています。

 

http://video.russiachess.org/browse/index/day/21


Asian Games 2010 広州 -Second Day-

                                   
2
日目のゲームが終わりました。

 

R.3

Kojima Shinya (2329,JPN,FM) 1-0 Al-Qudaimi Basheer (2406,YEM,IM)

Nepali Badrilal (2102,NEP) 1-0 Yamada Kohei (2091,JPN)

Byun Sungwon (1612,KOR,WCM) 0-1 Uchida Narumi (1834,JPN,WFM)

 

R.4

Moradiabadi Elshan (2575,IRI,GM) 1-0 Kojima Shinya (2329,JPN,FM)

Shukuraliev Algis (2376,KGZ) 1-0 Yamada Kohei (2091,JPN)

Uchida Narumi (1834,JPN,WFM) 1-0 Mohammed Qane (1901,IRQ,WFM)

 

R.3では小島くんが見せ場を作りました。ここでしっかり勝つあたりが彼らしいです。その勢いでR.4もドローくらい取れれば言うことなしなんですけどね。山田くんは明日、きっと挽回してくれるはずです。内田さんは今日2連勝で5割に戻しました。

 

明日は3試合ある山場の日となります。そして11/15は小島くんの誕生日だということを忘れてはいけません。GMs”Birthday Punch”を食らわせましょう!

 

R.5

Kojima Shinya (2329,JPN,FM)- Salem A R Saleh (2518,UAE,GM)

Yamada Kohei (2091,JPN)-Mikati Hani (UR,LIB)

Nakhbayeva G. (2209,KAZ,WIM)- Uchida Narumi (1834,JPN,WFM)


P.S. 小島くんからゲームが届きました。

 

Kojima Shinya (2329,JPN,FM)

Sadvakasov Darmen (2627,KAZ,GM)

Guangzhou Asian Games Rapid (1)

 

1.e4 c5 2.c3 e6 3.d4 d5 4.exd5 exd5 5.Nf3 Nc6 6.Bb5 Bd6 7.0–0 Nge7 8.dxc5 Bxc5 9.Nbd2 0–0 10.Nb3 Bb6 11.Re1 Nf5 12.Bd3 h6 13.Bc2 Be6 14.Qd3 Qf6 15.Be3 Bxe3 16.Rxe3 g6 17.Ree1 Rad8 18.Rad1 Nd6 19.Qd2 Kg7 20.Nfd4 Nc4 21.Qc1 Bg4 22.f3 Bc8 23.Re2 Rfe8 24.Rde1 Rxe2 25.Rxe2 h5 26.Bd3 N6e5 27.Bxc4 dxc4 28.Nd2 Nd3 29.Qc2 b5 30.Ne4 Qb6 31.Qd2 Bb7 32.Qg5 Rd5 33.Qg3 Re5 34.Kf1 Bxe4 35.fxe4 b4 36.Re3 Ra5 37.Nf5+ Kh7 38.Ne7 Qf6+ 0–1

 

Mikati Hani (UR,LIB)

Kojima Shinya (2329,JPN,FM)

Guangzhou Asian Games Rapid (2)

 

1.e4 c5 2.f4 d5 3.exd5 Nf6 4.Bb5+ Bd7 5.Bxd7+ Qxd7 6.c4 e6 7.Qe2 Be7 8.dxe6 fxe6 9.Nf3 Nc6 10.d3 0–0–0 11.Nc3 Qxd3 12.Qxe6+ Kb8 13.Bd2 Rhe8 14.0–0–0 Bf8 15.Ne1 Rxe6 16.Nxd3 Rxd3 17.f5 Rxc3+ 18.bxc3 Re2 19.g3 Na5 20.Bf4+ Kc8 21.Kb1 Ne4 22.Rc1 Nxc4 23.Rhd1 Be7 24.Re1 Na3+ 25.Ka1 Rxe1 0–1

 

Kojima Shinya (2329,JPN,FM)

Al-Qudaimi Basheer (2406,YEM,IM)

Guangzhou Asian Games Rapid (3)

 

1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 a6 4.Ba4 Nf6 5.0–0 Be7 6.Re1 b5 7.Bb3 0–0 8.h3 d6 9.c3 Nb8 10.d4 Nbd7 11.Nbd2 Bb7 12.Bc2 Re8 13.a4 Bf8 14.Bd3 bxa4 15.Qxa4 exd4 16.cxd4 c5 17.d5 g6 18.Nc4 Nb6 19.Nxb6 Qxb6 20.Bd2 Bg7 21.Ba5 Qa7 22.Nd2 Qb8 23.Nc4 Bc8 24.Qc6 Bf8 25.Bc7 Qb3 26.Qxa8 Qxd3 27.Nxd6 Bxd6 28.Bxd6 c4 29.Qc6 Bd7 30.Qxa6 Nxe4 31.Qa7 Bf5 32.Rad1 Qc2 33.Ba3 Rd8 34.d6 Rd7 35.Qe3 h5 36.Rd4 Nf6 37.Qe5 Nh7 38.Qc5 Be6 39.Rf4 Qd2 40.Re3 Nf8 41.Bb4 Qc2 42.Kh2 Bf5 43.Bc3 f6 44.Qxc4+ Kh7 45.Re7+ Kh6 46.Qf7 1–0

 

Moradiabadi Elshan (2575,IRI,GM)

Kojima Shinya (2329,JPN,FM)

Guangzhou Asian Games Rapid (4)

 

1.d4 d5 2.c4 c6 3.Nc3 Nf6 4.Nf3 dxc4 5.e3 b5 6.a4 b4 7.Na2 e6 8.Bxc4 Bb7 9.Bd2 a5 10.0–0 Nbd7 11.Nc1 Be7 12.Nb3 0–0 13.Qe2 c5 14.Rfd1 Qb6 15.Be1 Rfd8 16.Bb5 Bd5 17.Nfd2 cxd4 18.Nxd4 e5 19.Nf5 Bf8 20.e4 Bb7 21.Nc4 Qe6 22.Ncd6 Bxe4 23.Nxg7 Bxg7 24.Nxe4 Nxe4 25.Qxe4 Nc5 26.Qc2 Nb3 27.Rxd8+ Rxd8 28.Rd1 Nd4 29.Qb1 Rc8 30.Bd3 f5 31.f3 Qb3 32.Bf2 Qxa4 33.Bxd4 exd4 34.Bxf5 Re8 35.Bxh7+ Kh8 36.Be4 Bh6 37.Qd3 Be3+ 38.Kh1 Rc8 39.Rf1 b3 40.Qa6 Qc4 41.Qf6+ Kg8 42.Qg6+ Kf8 43.Bd3 Qc6 44.Qf5+ Ke7 45.Qxa5 1–0


Asian Games 2010 広州 -First Day-

                                   
初日の結果です。

 

R.1

Kojima Shinya (2329,JPN,FM) 0-1 Sadvakasov Darmen (2627,KAZ,GM)

Megaranto Susanto (2528,INA,GM) 1-0 Yamada Kohei (2091,JPN)

Geldyeva Mekhri (2279,TKM,WGM) 1-0 Uchida Narumi (1834,JPN,WFM)

 

R.2

Mikati Hani (UR,LIB) 0-1 Kojima Shinya (2329,JPN,FM)

Yamada Kohei (2091,JPN) ½–½ Al-Zendani Zendan (2398,YEM,IM)

Uchida Narumi (1834,JPN,WFM) 0-1 Mir Mahmoud Afamia (2010,SYR)

 

ウォーミングアップはまずまずの結果だったのではないでしょうか?

私は山田くんがIMに勝っても何ら不思議ではないと思っているので、次はきっちり勝ち切ってほしいと思います。明日のペアリングは以下の通りです。

 

R.3

Kojima Shinya (2329,JPN,FM)- Al-Qudaimi Basheer (2406,YEM,IM)

Nepali Badrilal (2102,NEP)-Yamada Kohei (2091,JPN)

Byun Sungwon (1612,KOR,WCM)-Uchida Narumi (1834,JPN,WFM)

 

小島くん、そろそろ見せ場ですよ。

 

話は変わりますが、女子セクションに出場しているインドネシアのWGMSukandar Irine Kharisma2382)がずいぶんレイティングを上げていることに気付きました。先日のオリンピアードで3つ目のIMノームを達成し、2400まであと一歩なので、IM獲得も時間の問題となりました。

 

そしてさらに関係ない話になりますが、今日のTal MemorialではKarjakinKramnikを鮮やかなプレーで打ち破りました。ぱっと見た感じでは、g5の白ナイトを黒が取るとどうなるのかよく分かりませんでしたw


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