東北選手権2010

WRITTEN BY

Kojima Shinya


328日に仙台で開催された東北選手権に、私と中村尚広君の二人で参加してきました。今回の仙台行きの話は、全日本の権利獲得と東北大学チェスサークルとの交流のために、私が以前から慶應チェスクラブ内で企画していたものです。直前の百傑戦で尚広君が権利を獲得するという嬉しい誤算があり、慶應内からは他に参加希望者がいなかったため、交流が主目的へと変化しました。

 

東北選手権の参加者は10名で、慶應と東北大のメンバーが半分以上の6名でした。1R、私は薄葉さん相手に危なげなく勝ち。尚広君は戸川君相手にQueen’s Gambit 5.Bf4を指され、序盤で駒組みに苦労していましたが、中盤できちんと盛り返して勝ちました。

 

そして2R、早くも小島中村のペアリングとなりました。東北チェスクラブの代表であり、今回の選手権のTDも務められた高橋さんによれば、仙台ではリスト上同士、下同士が当たりやすいペアリングを採用しているそうです。久々にCatalanを試してみましたが、結果は22手で三回同一局面によるドロー。二人で連勝者を追う展開となりました。

 

3R、私は戸川君に黒で当たりました。彼は白番では1.d4を指すと聞いていましたが、私には1.e4を指してきました。私同様に黒番でSveshnikovを指す彼のためFrenchではなくSveshnikovで対応し、終盤でドローチャンスを与えてしまいましたが、なんとか勝ちきることができました。Sveshnikovのアイディアについては多少伝えられたと思っています。

 

尚広君は白で、90Novi Sad Olympiad代表の渡辺和也さんとの対戦となりました。試合はStonewall Dutchで始まり、中盤、渡辺さんが苦しい局面でピースを切りましたが、尚広君は安定した指し回しで受け切り、問題なく勝ちを収めました。百傑戦の試合を見ていても思いましたが、尚広君にはすでに2000クラスの実力はあると思います。

 

そして迎えた最終戦、1Bで渡辺小島、2Bで中村薄葉というペアリングになりました。私は1.e4 c5 2.Nc3 e6!?を採用し、駒の交換がない非常にClosedな局面でポジションの改善をしながら相手のミスを誘い、勝ってトーナメントを締めくくることができました。尚広君は序盤1ポーンアップしたものの、異色ビショップの難しい局面となりました。薄葉さんにもイコアライズするチャンスはいくつかあったと思いますが、最終的には1ポーンアップのルークエンディングとなって尚広君が勝ちました。それぞれの棋譜は以下の通りです。

 

Watanabe Kazuya

Kojima Shinya

Sendai 2010(4)

 

1.e4 c5 2.Nc3 e6 3.g3 d5 4.Bg2 Nf6 5.d3 Be7 6.f4 Nc6 7.Nh3!? b6 8.0–0 Bb7 9.e5 Nd7 10.Qg4 g6 11.Qe2 Nd4 12.Qf2 h5 13.a4 a6 14.b3 Nb8 15.Bb2 Nbc6 16.Rac1 Qd7 17.Ne2 Nf5 18.c3? Na5 19.b4 Nb3 20.Rcd1 cxb4 21.cxb4 Bxb4 22.Bc3 Be7 23.Kh1 Nc5 [23...d4 24.Rb1 Rc8 25.Rxb3 Bxg2+ 26.Qxg2 Ne3 27.Qf3 Nxf1 28.Nxd4 Bc5–+] 24.a5 b5 25.Nd4 Na4 26.Nxf5 Nxc3 27.Rc1 gxf5 28.Rxc3 Bb4 29.Rc2 Bxa5 30.Rfc1 Bd8 31.Qc5 a5 32.Ng5 b4 33.h4 b3 34.Rc3 Rc8 35.Qa7 a4 [35...Rxc3 36.Rxc3 d4–+] 36.Rxc8 Bxc8 37.Qb8 Bb7 0–1

 

Nakamura Naohiro

Usuba Hiroto

Sendai 2010(4)

 

1.d4 d5 2.c4 c6 3.Nf3 Nf6 4.e3 e6 5.Nbd2 Nbd7 6.Bd3 dxc4 7.Nxc4 b5 8.Nce5 Bb7 9.0–0 Be7 10.Bd2 0–0 11.b4 Nxe5 12.Nxe5 Nd7 13.f4 Nxe5 14.fxe5 c5 15.bxc5 Bxc5 16.Bxh7+ Kxh7 17.Qc2+ Kg8 18.Qxc5 a6 19.Qd6 Qg5 20.Rf2 Be4 21.Raf1 Rad8 22.Qa3 Rc8 23.Bb4 Rfe8 24.Bc5 Rc6 25.Qc3 Rec8 26.Qd2 Rd8 27.Qe2 Rxc5 28.dxc5 Bd3 29.Qf3 Bxf1 30.Rxf1 Qxe5 31.Qxf7+ Kh8 32.c6 Qxe3+ 33.Qf2 Qxf2+ 34.Rxf2 Rc8 35.Rc2 Rc7? [35...Kg8 36.h4 Kf7 37.g4] 36.Kf2 Kg8 37.Ke3 Kf7 38.Kd4 Ke7 39.Kc5 g6 40.Kb6 1–0

 

そしてタイブレークです。もうお気づきかもしれませんが、私と尚広君は対戦相手が全員同じです。そのためメディアンやソルコフで決着がつかず、トスをして白を引いた側が優勝と決めました。その結果、私は見事この日4つ目の黒を引き、尚広君の優勝が決定しました。

 

29日は東北大学チェスサークルの部室を訪ね、午前中から日の沈むまでチェス漬けの1日でした。内容はブリッツからオープニングの相談、試合解説やチェスの勉強方法についての話などです。チェスを始めて日の浅い1年生にはハードだったかもしれませんが、有意義な時間だったと信じています。私にとって今回が初めての仙台訪問でしたが、大会も東北大との交流も満足できるものでした。東北チェスクラブ代表の高橋さん、東北大学チェスサークルの三村君を始めとするメンバーの皆さん、今回は大変お世話になりました。次回はぜひ、慶應に限らず他の大学からもメンバーを募って仙台を訪ねたいと思います。

 

 

2010329

小島慎也


東北選手権&朝霞新春2010

昨日は各地で全日本の地区予選が行われました。小島慎也君と中村尚広君の参加があった東北選手権の結果が入ってきましたので、ここにアップしておきます。

 

1位 中村尚広 3.50.5 小島)

2位 小島慎也 3.50.5 中村)

3位 袴田栄治 3  0 薄葉)

 

タイブレークはトス(?)だったようです。

 

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私のほうは朝霞に足をのばしました。

 

1R  馬場 1-0 浜根さん English

2R  小林さん 0-1 馬場 Sicilian Najdorf

3R  馬場 1-0 内田さん Reti

4R  ピノーさん ½–½ 馬場 English-Grunfeld

 

ピノーさんは最終ラウンドのみの参加でした。目立った活躍ということであれば、内田さんが酒井さん、神戸川さん、上原君の3人に勝って3Pと健闘していたことでしょう。


Closed Training Vol.2 -Round1-

R.1の結果とゲームです。

 

Round 1

佐野 0-1 井上

馬場 1-0 岩崎

佐藤 0-1 桑田

坂井 0-1 小島

山田 0-1 南條

 

Round 2 山田−佐野  井上−馬場  岩崎−佐藤  桑田−坂井  南條−小島

Round 3 馬場−山田  佐藤−井上  坂井−岩崎  小島−桑田  佐野−南條

Round 4 山田−佐藤  佐野−馬場  井上−坂井  岩崎−小島  南條−桑田

Round 5 坂井−山田  佐藤−佐野  小島−井上  桑田−岩崎  馬場−南條

Round 6 山田−小島  佐野−坂井  馬場−佐藤  井上−桑田  南條−岩崎

Round 7 桑田−山田  小島−佐野  坂井−馬場  岩崎−井上  佐藤−南條

Round 8 山田−岩崎  佐野−桑田  馬場−小島  佐藤−坂井  南條−井上

Round 9 井上−山田  岩崎−佐野  桑田−馬場  小島−佐藤  坂井−南條


 

Sano Tomu

Inoue Sho

Closed Training Vol.2 (1)

 

1.e4 c5 2.Nf3 e6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 a6 5.Bd3 Bc5 6.Nb3 Be7 7.0-0 Nc6 8.Be3 d6 9.a4 b6 10.Nc3 Bb7 11.Qe1 Nf6 12.f4 Ng4 13.Bd2 h5 14.h3 Nf6 15.e5 Nd7 16.exd6 Bxd6 17.Ne4 Be7 18.f5 e5 19.a5 b5 20.Qf2 Nd4 21.Nxd4 exd4 22.Qxd4 0-0 23.Rad1 Bxe4 24.Qxe4 Nc5 25.Qf3 Nxd3 26.Bc3 Bc5+ 27.Kh1 Nf2+ 28.Rxf2 Qxd1+ 29.Qxd1 Bxf2 30.Qxh5 f6 31.Qe2 Bh4 32.Qh5 Bf2 33.g4 Rad8 34.g5 fxg5 35.Qxg5 Bd4 36.Bb4 Bf6 37.Qg4 Rd4 38.Qe2 Rxb4 0-1

 

Baba Masahiro

Iwasaki Yudai

Closed Training Vol.2 (1)

 

1.e4 c5 2.Nf3 Nc6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 Nf6 5.Nc3 d6 6.Bc4 Bd7 7.Bg5 Qa5 8.Bxf6 gxf6 9.Nxc6 Bxc6 10.0-0 e6 11.Kh1 0-0-0 12.Rb1 Rg8 13.Qe2 Qg5 14.f3 Bh6 15.Bb5 Qc5 16.Bxc6 Qxc6 17.Rfd1 a6 18.Rd3 Bf4 19.Nd5 Be5 20.Ne7+ 1-0

 

Sato Kaname

Kuwata Susumu

Closed Training Vol.2 (1)

 

1.e4 c6 2.d4 d5 3.e5 Bf5 4.h4 Qb6 5.c3 h5 6.Ne2 e6 7.Ng3 Bg6 8.Be2 c5 9.Na3 cxd4 10.cxd4 Bb4+ 11.Kf1 Nc6 12.Be3 Nge7 13.Nb5 a6 14.Nc3 Bxc3 15.bxc3 Na5 16.Nxh5 Nf5 17.Bd2 Qb2 18.g3 Bxh5 19.Bxh5 Nc4 20.Bg5 Qxc3 21.Rb1 b5 22.Be2 f6 23.exf6 gxf6 24.Bxf6 Nce3+ 25.fxe3 Nxe3+ 26.Kg1 Nxd1 27.Rxd1 Qe3+ 0-1

 

Sakai Enju

Kojima Shinya

Closed Training Vol.2 (1)

 

1. d4 d5 2. c4 c6 3. Nf3 Nf6 4. Nc3 dxc4 5. a4 e6 6. e4 Bb4 7. Bxc4 Nxe4 8. O-O Nxc3 9. bxc3 Bxc3 10. Rb1 a5 11. Ba3 Bb4 12. Bxb4 axb4 13. Rxb4 O-O 14. Qb3 Na6 15. Rb6 Nc7 16. Qc2 Nb5 17. axb5 Qxb6 18. Ng5 g6 19. Qd3 cxb5 20. Bxb5 e5 21.d5 Bf5 22. Qe2 Qd4 23. Nf3 Qxd5 24. Bc4 Qe4 25. Nxe5 Qxe2 0-1

 

Yadama Kohei

Nanjo Ryosuke

Closed Training Vol.2 (1)

 

1.e4 c5 2.Nf3 d6 3.d4 Nf6 4.Nc3 cxd4 5.Nxd4 a6 6.Bc4 e6 7.Bb3 b5 8.Bg5 Be7 9.Qf3 Qc7 10.e5 Bb7 11.exd6 Bxd6 12.Qe3 Bc5 13.O-O-O Nc6 14.Bxf6 gxf6 15.Nd5 Qd8 16.Qf4 Bxd4 17.Nc7+ Ke7 18.Rhe1 e5 19.Nd5+ Kd6 20.Qh6 Na5 21.Nxf6 Nxb3+ 22.axb3 Qf8 23.Ne4+ Kc7 24.Qf6 Re8 25.c3 Bb6 26.Rd6 Bxe4 27.Rxb6 Bb7 28.f4 Rg8 29.f5 Qc5 30.Rd1 Rxg2 31.Rbd6 Kb8 32.Qxf7 Rc8 33.Rd7 Be4 0-1


Highly cultural days (7) -暗転-

ファーストサタデートーナメントの残りのラウンドについて触れたいと思います。まずは7Rです。

 

Round7

Kojima S. (2307,FM) – Farago S. (2256,HUN,IM) 1-0

Arsenault Nicholas (2153,CAN) – Baba M. (2212) 0-1

 

前日にFaragoのほうから小島君とのゲームの開始時間を30分遅らせてほしいという申し出があったそうですが、彼には全く伝わっていませんでした。結局そこのペアだけ30分遅れて16:30に開始となりました。しかし、アラピンで圧勝だったため、ゲームは私よりずっと早く終了していました。

 

このラウンド、私はちょっとしたエンドゲームテクニックを見せました(見せたと思っています!)。

 

Arsenault,Nicolas (2153,CAN)

Baba,Masahiro (2213,JPN)

First Saturday March 2010 (7)

 

1.e4 c5 2.Nf3 d6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 Nf6 5.Nc3 a6 6.Be2 e5 7.Nb3 Be7 8.0–0 0–0 9.Re1 Be6 10.Bf1 b5?! [10...Nbd7] 11.a4 b4 12.Nd5 Nxd5 13.exd5 Bf5 14.a5 Qc7 15.Qf3!? [15.Bd3] 15...Bxc2 16.Bd2 Qb7 17.Ra4 e4 18.Rxe4 Qxd5! [18...Bxe4?! 19.Qxe4 Bf6 with compensation] 19.Rxe7 Qxf3 20.gxf3 Bxb3 21.Ra1 [21.Rxb4? Nc6 -+] 21...Nc6 22.Re3 Be6 23.f4 Nd4 24.Rd3 Nb3 25.Rd1 Nxd2 26.R1xd2 d5 27.Bg2 [27.Rd4!? Rfc8 28.Rxb4 Rc5] 27...Rab8 28.Rd4 Rfc8 29.Bxd5 Rc5 30.Bxe6 fxe6 31.Rd8+ Rxd8 32.Rxd8+ Kf7 33.Rb8 Rxa5 34.Rxb4 Rb5! 35.Ra4 [35.Rxb5 axb5 -+] 35...a5 36.Kg2 Kf6 37.Kg3 Kf5 38.f3 Kf6 39.Kg4? Rxb2 40.Rxa5 Rxh2

 


 

タイムコントロール直前の白のブランダーにより、黒がワンポーンアップしました。白がベストのディフェンスをすれば黒が勝てるかどうかは分かりませんが、少なくとも黒が負けるリスクはないので楽しんで指せるエンドゲームです。

 

41.Ra6 Rg2+ 42.Kh3 Rg1 43.Kh2 Rg6 44.Ra5 Rh6+ 45.Kg3 g6 46.Kg4 Rh5!



 

5段目のコントロールを奪います。47.Rxh5? 47...gxh5+ 48.Kxh5 Kf5 49.Kh6 Kxf4 50.Kxh7 Kxf3 51.Kg6 e5 52.Kf5 e4で黒勝ちなので、白からルーク交換はできません。

 

47.Ra7 Rh1 48.Kg3 h5 49.Kg2 Rd1 50.Kg3 Rd5 51.Rb7 Rd3 52.Ra7 Rd5 53.Rb7 e5

 

53...Kf5?? などと上がると、54.Rf7#があります。白ルークが7段目にいる限り、黒キングはフリーにならないため、ポーン交換して局面を進展させます。

 

54.fxe5+ Rxe5



 

白はダブルポーンを解消することができましたが、f3のポーンは依然弱く、さらには黒キングが進出できるようになりました。

 

55.Rb6+ Kf5 [55...Kg5?? 56.f4+] 56.Rb8 Ra5 57.Rf8+ Kg5 58.Rb8?! [58.f4+!? Kh6] 58...Rf5!

 

f3のポーンに当てておく重要な1手です。

 

59.Rb4 h4+! 60.Kg2

 

60.Rxh4 Rxf3+ 61.Kxf3 Kxh4 62.Kg2 Kg4は黒勝ちのエンディングなので、h4のポーンは取れません。

 

60...Kh5 61.Ra4 g5



 

62.Ra6 Rb5

 

黒の次の段階のプランは2段目をルークで取ることです。次にRb2+が入れば、白キングはf3のポーンから離れざるをえません。

 

63.Ra2 Kg6

 

ゆっくりとf4までキングを運びます。

 

64.Rc2 Kf5 65.Ra2 Rb4 66.Rc2 Kf4 67.Ra2 Rd4!



 

ポイントです。黒のアイディアはKe3-Rd2+2段目を取りにいくことです。

 

68.Rb2 Ke3 69.Rb5 Rd2+ 70.Kh3 Kf4



 

71.Rb4+?

 

ステールメイト狙いで71.Rb2という手がありますが、71...g4+! で終了です。最善は71.Rb3 Rf2 72.Rb4+ Kxf3 73.Rb5 g4+ 74.Kxh4 Rh2+ 75.Kg5 g3だと思いますが、これは黒勝ちでしょうか。

 

71...Kxf3 72.Rb3+ Ke4 0–1

 

2人とも勝ちで良いムードのはずだったのですが....

事件があったのはこの日のことです。一転して暗いムードになりました。


百傑戦2010 -躍進&課題-

百傑戦が終了しました。簡単に結果と総括を記しておきます。

 

まずは最終結果です。

 

優勝 南條 遼介 (2252) 7P

2 権田 源太郎 (2054) 6.5P

3 中村 尚広 (1828) 6P

4 真鍋 (2074) 6P

5 栗原 大地 (1943) 5.5P

6 野口 恒治 (2074) 5.5P

 

やはり何と言っても中村尚広君の3位入賞が目立ちました。慶応CCでのトレーニングも功を奏したか、43ドロー1bye(最終日は南條君と権田さんとのドロー)の堂々たる戦績でした。今年9月のチューリッヒでのユニバーシアード(http://chessplayer.jugem.jp/?eid=318)に向け、自信をつけてくれたと思います。ちなみにユニバーシアードには他に小島慎也君、山田弘平君、佐藤要君の3名が参加予定です。若くてエネルギーのあるメンバーです。ぜひ彼らの活躍を期待したいと思います。

 

今回は多くの番狂わせとも言える対戦があったようです。若手もベテランも上から大きくポイントを削っていました。そのためか、リスト上位のプレーヤーが入賞できませんでした。1Rから多くの上位のプレーヤーがポイントを落とすのを見て、良い意味で非常に荒れたトーナメントだったのだと思います。

 

今大会、参加者の運営に対する不満の声を多く聞きました。

まず、今回から「事前申し込みのない場合は
1Rを強制byeとする」というルールが追加されたのにもかかわらず、1Rが定刻の9:40AMに始まらなかったこと。定刻通りに試合を開始するための事前申し込みであったはずなのに、それが機能しなかったことに参加者は大いに不満を募らせたということです。

また、
1Rに不戦byeとなったプレーヤーの組み合わせポイント。どうやらbye0Pとして組み合わせていたようですが、張り出されていた結果には0.5Pとなっており、プレーヤーの多くが混乱していました。結局組み合わせが正しかったかどうかは定かではありませんが、全日本予選を兼ねた重要な大会ですので、参加者の混乱を招くようなペアリングだけは絶対に避けてほしいものです。

最後に各ラウンド間の時間の短さ。会場の関係もありますのでただただ延ばせばよいというわけではありませんが、
60分フィッシャーのゲームでインターバルが3時間では、やはり短いということです。60手を超えると3時間をオーバーしてしまう可能性があります。少なくとも3時間半あれば、80手のゲームでも次のラウンドまで10分の休みがあり、こちらのほうが良いことは間違いありません。多少終了時刻が遅くなるかもしれませんが、プレーのクオリティーを保つためには必要な措置だと思います。まあそもそもは定刻通りに開始していることが前提ですが。そしてどうしても試合が長引いてしまった場合、そのボードを除いて次のラウンドの試合を開始するのは仕方がないと思いますが、その時はせめてアービターが試合を一時中断させ、プレー中のプレーヤーを検討室に移動させてからそこで試合を再開させるという手段をとるのがごく一般的であると思います。プレーに集中している最中に周りでばたばたと次の試合の準備をされては集中力をそがれ、試合が台無しになる可能性がありますからね。

 

大切なのは今回の反省を次にどう生かすかです。次は国内最大のイベントである全日本選手権です。プレーヤーがベストな状態で試合に臨める様な環境が用意されていることを願っています。


Selected Games(40)

Baba Masahiro (2213,JPN)

Lyell Mark (2179,ENG,FM)

Budapest First Saturday March 2010(6)

 

今回のハンガリーへの渡航では、あらゆる場面で試練となりました。

 

このゲームは0.5/5Rでスタートした次のラウンドのものです。私は2日目に詐欺被害にあい、これがトーナメントに悪い影響を及ぼし、3連敗スタートしました。そのあと、4Rで何とかドローに逃げ込んだと思ったら、今度は5Rに白でまた負けを喫したのでした。連敗スタートをすると、他の参加者の私を見る目も変わってきます。「こいつには勝てる」と。おそらく、5Rの時点で私はIMセクションの中で最も弱いプレーヤーと見られていたことは間違いありません。連日、ホールに張り出されるゼロが並ぶクロステーブルを見て、「自分はこれから先も勝てないのでは?」と不安になり、さらには「どうかみじめな成績表を貼り出さないで下さい」と懇願する気持ちにもなりました。

 

このゲームはそのような状況下で汚名返上するための機会で、正念場でした。相手のMark Lyellは、直前までレイティング2300+あり、IMノームもすでに2つ持っているベテランのプレーヤーです。最近、数多くのトーナメントを渡り歩いており、やや疲れが出ているためか、レイティングは大幅に落としています。しかしトータルで考えれば格上のプレーヤーに間違いありません。まさに試練の時です。

 

1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 f5

 

Markのペットラインは一見変わったルイロペスのシュリーマンでした。私に対しても特に普段と違うオープニングにせず、真っ向勝負でした。

 

4.d3 fxe4 5.dxe4 Nf6 6.0–0 Bc5 7.Qd3




この手はプリパレーションしていたからこそ指せた手でした。
7...d6に対して8.Qc4と出て、黒にキングサイドキャスリングさせないというのがメインアイディアです。

 

7...Qe7 8.Nc3 a6 9.Ba4 Nd4 10.Bg5 c6 11.Nxd4 Bxd4 12.Ne2! Bc5

 

b2のポーンを取るのはリスキーです。12...Bxb2には、13.Rab1 Ba3 13...Qa3 14.Bb3では黒ビショップの将来性がない) 14.Ng3で、14...d6?? には15.Qxa3があるため、Ng3-f5が防ぎにくいのがポイントです。

 

13.Ng3 d6 14.a3!?




今年の
Gibraltarで、MarkGM Cheparinovと対戦しました。そのゲームでCheparinovfファイルを早めに開くため14.Kh1と指しました。この試合、結局は後のほうでMarkがブランダーを指し、Cheparinovが勝ちました。しかし、Mark14.Kh1に対するimprovementをしっかり用意していました。そのimprovementとは、14…h5!? です。黒はまだクイーンサイドキャスリングの可能性を残しているためこの手は有効だと思います。私の構想はCheparinovのものとは全く別で、Rd1Nf5を併せてd6を狙うというものでした。そのため、d6のディフェンダーであるc5のビショップをb2-b4で追い払うというのが非常に自然なプランに見えたのでした。

 

14...Be6

 

14…a5なら構わず15.b4と突くつもりでした。15…axb4 16.axb4 Ba7 (16…Bxb4? 17.Bxc6+!) 17.Bb3ならaファイルのピンが黒にとって快くないはずです。

 

15.b4 Bb6 16.Bb3

 

a4のビショップは居心地が悪いため、また、黒の白マスビショップを取り除ければf5のマスへナイトがいけると考え、交換しにいきます。

 

16…0–0–0 17.Bxe6+ Qxe6 18.c4

 

黒のセンターからの反撃であるd6-d5を遅らせます。同時にクイーンサイドをポーンストームで崩しにいく準備の1手です。

 

18…Kb8 19.a4 d5




このタイミングでの反撃はやや意外でしたが、黒も主張できるところを作らなければいけないということでこのカウンターです。黒は白のクイーンサイドアタックに対して、分厚いセンターで勝負しますが、私は以下の手順で少し白に分があると考えていました。
 


20.exd5 cxd5 21.c5 Ba7 22.Rfc1 c6 Rc8 23.Rab1 Ka8




ここで作戦タイムです。はじめは
24.Qa3からb4-b5と突くプランを考えていましたが、24…Ne7が十分なディフェンスになっていることに気付きました。ここまでクイーンサイドのポーンが進んでいると、どうにかしてポーンで突破しようと考えがちですが、ここは盤面全体をよく見て手を作っていくべきです。いま、白のキングサイドはよく守られていますが、g3のナイトとg5のビショップはクイーンサイドの攻めに参加させにくい状態です。「何とかナイトをd6くらいに持っていけたら」と考え始めたのち、次の一連の手筋が閃きました。


24.Bxf6! gxf6 25.Rd1! d4




黒はこのポーンを突かざるをえません。
25...Rhd8 には26.Qxh7がありますし、25...Rcd8 には26.Rbc1!としてc5-c6を突く手があります。「ルークを1つずつずらす」という発想が自分の中で出たとき、この大会で初めて自分に流れが来ていることを感じました。

 

26.Ne4

 

弱くなった白マスを利用してナイトが跳び出します。

 

26…Rhg8 27.Qf3!

 

d3のクイーンはクイーンサイドの攻めをサポートするため、なるべくd3から離したくなかったという考えを改め、キングサイドに新たにできた弱点(f6,h7)を狙いに行きます。また、f3Nd6とあわせてb7を狙える好位置です。

 

27…Qd5

 

27...f5には28.Nd6f5のポーンと落とせます。

 

28.Qf5!




このゲームで最も気に入っている
1手です。クイーンとナイトでうまい具合に黒のポジションをがっしりと抑え込みました。

 

28…a5

 

a7のビショップを活用するため、ここから崩しにいきます。

 

29.g3 Rgf8?

 

このパッシブなディフェンスがおそらく敗着です。29...axb4ならまだ勝負になっていました。

 

30.Nd6 Rcd8

 

30...Rc7には31.Nb5 Rd7 32.Rxd4! exd4 33.Nc7+! 33.Qxd5?! Rxd5 34.Nc7+ Kb8 35.Nxd5 axb4は白が勝てるか怪しい)があります。白の駒がうまく配置されているため、このようなコンビネーションが生まれます!

 

31.bxa5 Bxc5 32.Nxb7 Rc8




32...Rb8
には33.Nxc5 Qxc5 34.Qe4+! (このチェックが重要!) Ka7 35.Qxh7+ Ka8 (35...Ka6 36.Rdc1 +-) 36.Rb5! Rxb5 37.axb5 Qxb5 38.Rb1 Qc6 39.Rb6 +-となります。

 

33.Rb5 Ka7

 

黒はビショップのピンを外したいところですが33...Qc4 34.Nxc5 Rxc5 35.Qe4+ Rc6 36.Qxh7くらいで白勝ちです。

 

34.Qc2 e4

 

黒キングがa7に上がったため、34...d3 35.Rxd3 Bxf2+のタクティクスは36.Qxf2+で終了です。あとは安全にピースを取って白勝ちです。

 

35.Nxc5 d3 36.Qc3 Rf7 37.Qb4 Rfc7 38.Nxe4 1–0




長らく待ち望んでいたうれしい勝利でした。このゲームがトーナメントのターニングポイントとなったことは間違いありません。そして何よりもどのような状況下でプレーされたにせよ、このゲームは自分のベストゲームの
1つです!


Highly cultural days (6) -温泉とオペラとマクドナルド-

ということで無事帰国しました。

 

だいぶタイトルから外れた旅にはなりましたが、試合が終わって最後の2日間はブダペストならでわの文化を楽しんできました。

まずは温泉スパ。


        こちらはゲッレールトホテルの温泉スパ




            ゲッレールトの有名な屋内プール。
            どのガイドブックにも載っています。


          温泉は38℃と36℃の2つの浴槽が用意されていました。
                 日本人ならまず間違いなく
38℃を選ぶでしょう。



      そしてこちらが温泉チェスで有名なセーチェニ温泉。


日本からやってきた若者も地元のおじさん達に混じってチェスを指していました!


ちなみに屋外のは温水プールであり、こちらの屋内のがきちんとした温泉。
             
独特のにおいがしました。


夜はオペラを観劇に。この日はトゥーランドットでした。





            席によって値段はまちまちです。
 私はボックス席の
2列目というあまり良くない席を買ってしまいました。
            ちなみに
2000円弱くらいでした。


          中は一見の価値ある重厚な造りです。


-番外編-




ブダペスト西駅のマクドナルドはマクドナルドに相応しくないような豪華な内装です!


Attention!

Today a long long tournament ends.

In the final round, Kojima and I drew the game. (I can say it was fighting one!) I ended the tournament with 5.5P and Kojima did 6P. Considering my miserable start, the final score must be not bad. (Do you agree?)

The tournament was really tough and every single game turned out to be none-easy battle.

I am especially proud of 9th round game against eventual tournament winner Berczes Csaba in which I played in my best form. For some reason, I can't show it to you here, but if you interested in, you can see it in the homepage of first Saturday.     

 

Now I want to talk about the accident we got involved in.

It was 4 days ago, when Kojima came back to the hotel room after the game, he found our laptops disappeared. I arrived at the hotel 1 hour later because my game prolonged little bit more than his. He told me about what happened and I also checked my room. But there are not our laptops. Only after that did we notice it was a crime. So, our computers were stolen!  (We were so confused that only after next morning found we our mobile phone and some connectors were also stolen.)

We had some conversation with hotel reception but they said they cannot do anything and told us that we should wait until next day. Of course, we were shocked by the accident and even more their attitude towards us.    

Next morning, Nagy, the organizer of the tournament phoned us and advised us that we should go police station. He was also upset and said that he can help nothing about it. Unfortunately, in that day Nagy had to go Croatia because of advertisement for the first Saturday tournament to the players playing European Individual. After some discussion between Kojima and me, we decided to go to police station.

Because it was holiday, it took some hours to report the accident to the police. They made some documents and we told all what happened and we remember.

We were so shocked that we once seriously consider withdrawal from the tournament. But if one or two players withdraw, it can disturb other players especially those who reaches some norms.

So, we decided to continue. And all the remaining games went well for me.

Players must be tough! You have every chance of facing this kind of problem when you play international competitions. I remember even Radjabov was involved in a crime in Morelia. (His laptop and some money were stolen and he decided to withdraw from the tournament. )

DO NOT WORRY. We are fine now. But also we need a lot of things to do after come back to Tokyo. Because of this, we decided to skip Hyakketsu. Sorry! But, of course, I will go to the tournament hall and watch you players play real fights.

We will spend 2 more days here. Despite of things happened to us, Budapest is always beautiful and attractive. The day before yesterday we enjoyed a lot in Gellert Spa. (I can show you pictures because camera is safe! )

See you and keep enjoying your own chess!

 

Baba Masahiro


Highly cultural days (5) -It's our day!-

6Rの結果です。

 

Round6

Tran Tuan Minh (2203,VIE,FM) – Kojima S. (2312,FM) 0-1

Baba M. (2213) – Lyell M. (2179,ENG,FM) 1-0

 

ようやく初勝利です!!

勝つのがこれだけ嬉しいのも久しぶりだと思います。試合も自分ではかなりうまくさせたと思っています。いつもながらプリパレーションを手伝ってくれた小島君に感謝です!

 

小島君はここにきて黒で2連勝。普通に強さを見せつけています。

 

Baba Masahiro (2213)

Lyell Mark (2179,ENG,FM)

First Saturday March 2010 (6)

 

1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 f5 4.d3 fxe4 5.dxe4 Nf6 6.0–0 Bc5 7.Qd3 Qe7 [7...d6 8.Qc4 Qe7 9.Nc3 Bd7 10.Nd5 Nxd5 11.exd5 Nd4 12.Bxd7+ Qxd7 13.Nxd4 Bxd4 14.a4 a6 15.Be3 Bxe3 16.fxe3 0–0–0 17.b4 Rhf8 18.b5 a5 19.Qh4 h6 20.Qe4 ] 8.Nc3 a6 9.Ba4 Nd4 10.Bg5 c6 [10...Nxf3+ 11.Qxf3 Mark] 11.Nxd4 Bxd4 12.Ne2 Bc5 13.Ng3 d6 14.a3 [14.Kh1 h5 Mark] 14...Be6 15.b4 Bb6 16.Bb3 0–0–0 17.Bxe6+ Qxe6 18.c4 Kb8 19.a4 d5 20.exd5 cxd5 21.c5 Ba7 22.Rfc1 Rc8 23.Rab1 [23.Bxf6 gxf6 24.Qa3 b6!?; 23.Nf5? Ne4] 23...Ka8 24.Bxf6 gxf6 25.Rd1 d4 [25...Rcd8 26.Rbc1] 26.Ne4 Rhg8 27.Qf3! Qd5 28.Qf5! a5 29.g3 Rgf8 [29...axb4 30.Rxb4] 30.Nd6 Rcd8 [30...Rc7 31.Nb5 Rd7 32.Rxd4 exd4 33.Nc7+!] 31.bxa5 Bxc5 32.Nxb7 Rc8 [32...Rb8 33.Nxc5 Qxc5 34.Qe4+ Ka7 35.Qxh7+ Ka8 36.Rb5 Rxb5 37.axb5 Qxb5 38.Rb1 Qc6 39.Rb6+-] 33.Rb5 Ka7 34.Qc2 e4 [34...d3 35.Rxd3 Bxf2+ 36.Qxf2+] 35.Nxc5 d3 36.Qc3 Rf7 37.Qb4 Rfc7 38.Nxe4 Qe5 1–0

Tran Tuan Minh (2203,VIE,FM)

Kojima Shinya (2312,FM)

First Saturday March 2010 (6)

 

1.d4 d5 2.Nf3 Nf6 3.c4 c6 4.Qc2 dxc4 5.Qxc4 Bg4 6.Nbd2 Nbd7 7.h3 Bh5 8.g4 Bg6 9.Bg2 e6 10.0–0 Nd5 11.Qb3 N7b6 12.Nc4 Nxc4 13.Qxc4 Bd6 14.Ne5 0–0 15.Nxg6 hxg6 16.f4 Rc8 17.Qb3 Qc7 18.e3 Rfd8 19.e4?! Nxf4 20.e5 Ne2+ 21.Kf2 Nxc1 22.exd6 Qxd6 23.Rfxc1 Qxd4+ 24.Kf1 Qf6+ 25.Qf3 Qxb2 26.Kg1 Rd2 27.Rf1 Rc7 28.Rad1 Rcd7 29.Rxd2 Qxd2 30.Rf2 Qd4 31.Kh2 c5 32.Qg3 a6 33.Bf3 b5 34.Kg2 Qd6 35.Rc2 Qxg3+ 36.Kxg3 c4 37.a4 Rd6 38.Kf4 Kf8 39.Ke3 Rd3+ 40.Ke2 Rb3 41.Bb7?! Rxh3 42.Bxa6 Rh2+ 43.Kd1 Rxc2 44.Kxc2 bxa4 45.Bxc4 Ke7 46.Kd3 f5 47.g5 Kd6 48.Kc3 e5 49.Bf7 e4 50.Kd4 a3 51.Ba2 Kc6 52.Bf7 Kb5 53.Ba2 Kb4 54.Bf7 e3 0–1


Highly cultural days (4) -Just like Laylo-

5Rの結果です。

 

Round5

Lengyel Bela (2267,HUN,IM) – Kojima S. (2312,FM) 0-1

Baba M. (2213) –Tran Tuan Minh (2203,VIE,FM) 0-1

 

また負けました。これでアエロフロートのLaylo状態にまた一歩近づいてしまいました...

小島君はSveshnikovできっちり勝利。このゲームはあとで紹介することになると思います。

 

さて、ゲームが1つもないのも何ですので、3Rのタクティカルな1戦を紹介します。ちなみにゲームはFirst Saturdayのホームページ(http://www.firstsaturday.hu/)のGamesのところで順次アップされています。

 

Szalanczy Emil (2280,HUN,IM)

Tran Tuan,Minh (2203,VIE,FM)

First Saturday March 2010 (3)

 

1.e4 e6 2.d4 d5 3.Nc3 Bb4 4.e5 b6 5.Nh3 Qd7 6.Nf4 Ba6 7.Bxa6 Nxa6 8.Qd3 Nb8 9.0–0 Bf8 10.a4 c5 11.a5 c4 12.Qh3 b5 13.a6 Qc6 14.Ra5 b4 15.Ncxd5 exd5 16.Nxd5 Nd7 17.Bd2 Nb6 18.Nxb4 Bxb4 19.Bxb4 Rd8 20.Bd6 Rxd6 21.exd6 Qxd6 22.Re1+ Kf8



 

ここで白にプロブレムのような手があります。さて、何でしょうか?

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今日は王宮の丘へ一人、出かけました。




歩いても上がれるのですが、せっかくなのでケーブルカーに乗ってみました




               くさり橋の丘からの眺め




                  王宮です


      マーチャーシュ教会の尖塔は現在修理中でした



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