2009総括

まずは今年の通算成績です。

 

国内

試合数:69試合(白3237

勝ち:52 負け:10 ドロー:7  勝率:80.4%

 

海外

試合数:9試合(白45

平均レイティング:2213

勝ち:4 負け:5 ドロー:0  勝率:44.4%

JCAの公式戦の結果はこちら。(上の国内戦からTOTVS・朝霞・西新宿を除く)
 


 

相手レイティングの平均が1862というのは予想以上に低い結果でした。(昨年は1965) 出た大会はそんなに変わっていないので、underratedなプレーヤーと多く当たったということでしょうか?ちなみに勝率78%というのはレイティング差約220なので、パフォーマンスはだいたい2082(!)ということになります。あとはだいたい納得のできる結果だったと思います。

 

次に、トーナメントとゲームを振り返ってみると、今年は自分にとってこれといって大したトーナメントもゲームもありませんでした。強いてベストトーナメントとベストゲームを挙げるとすれば、東京オープンとそこでの南條戦でしょうか?最も”memorable”なゲームはゾーン選手権での小島戦であることは間違いありませんが。他に日本人のゲームで印象的だったのは小島君のタイでのLi Hanbin戦、ベトナムでのVo Thanh Ninh、マレーシアでの井上さんのPourkashiyan戦の3ゲームです。特に井上さんのパフォーマンスには感動しました。

 

Kojima-Li http://chessplayer.jugem.jp/?eid=98

Vo-Kojima http://chessplayer.jugem.jp/?eid=226

Pourkashiyan-Inoue http://chessplayer.jugem.jp/?eid=207

 

今年はNakamura Hikaruに加え、アイルランドからCollinsBaburinが来日し、日本チェス界に喝を入れてくれました。来年はオリンピアードもありますし、日本チェス界が少しでも良いほうに向かっていくことを願っています。


 

                                    Photo by Watanabe Akira

 


学生選手権2009 エントリーリスト更新

新レイティングが発表されたのにともない、学生選手権のエントリーリストを更新しました。はすでに全日本の権利を取っていることを意味しています。

 

1. 小島慎也 2308

2. 馬場雅裕 2237

3. 南條遼介 2232

4. 山田弘平 2103
5. 入江有樹 2094

6. 桑田晋 1989

7. 栗原大地 1950

8. 佐藤要 1941

9. 堀井宣秀 1845

10. 中村尚広 1831

11. 吉村謙治 1814

12. 石原達馬 1811

13. 酒井創 1752

14. 内田成美 1719

15. 薄葉洋人 1711

16. 三村健介 1659

17. 川島裕一 1643

18. 大塚俊一 1575

19. 戸川元一 1563

20. 松原諒文 1545

21. 國吉博人 1505

22. 原田一生 1394

23. 北川貴浩 1392

24. 松木佑 1199

25. 柄澤勇太 1074

26. 井尻吉洋 1012

27. 山本源太郎 993

28. 黒田夏輝 856

29. 矢野洋裕 UR

なお、今回はオープン、1400以上1800未満、1400未満の3つのセクションで豪華なプライズを用意することにしました。是非ご期待を。


Deep Analysis(4)


Manabe Hiroshi(2039)-Baba Masahiro(2213)

                          Matsudo Year End 2009 (3)

            position after 28...Qe7-c5+


白はc
3e5に弱点を抱えており、さらに黒にdファイルを取られています。白マスビショップも働かせようとするのは難しいですし、私はこの時点で黒が十分勝つのに必要な条件はそろっていると思っていました。さて、黒クイーンのチェックに対して3通りの防ぎ方がありますが、どれが正解でしょう?

 

29.Qf2?

 

正解は29.Kf1でした。これに対しては29...Rxe5 30.Qxe5+ Qxe5 31.Rxd8 Qxc3をずっと考えていました。2ルーク vs クイーンではありますが、白のルークは連携しづらく白マスビショップはアタックに参加してこないため、黒のパスポーンが勝負を決めると判断していました。しかし、実際には30.Be4!?という妙手があり、e5のルークがdファイルに戻れず、白にdファイルを取り返され、ワンポーンアップでも黒に特に大きなアドヴァンテージはありません。本譜では黒にチャンスがあります。

 

29...Rxd1+!

 

29...Qxf2+? 30.Kxf2 Rd2+も考えていましたが、31.Ke1!でルークの総替えが免れません。B vs Nのエンディングになると、黒のポーンはすべて白のビショップのターゲットになるのでもちろんこれは避けます。試合では少し考えて単純にポーンを取れる筋を見つけました。

 

30.Rxd1 Rxd1+ 31.Bxd1 Qxe5

 

この手がポイントです。メイトがあるので白クイーンはe1の守りから離れられません。

 

32.Qa7+ Kh6

 

もし数手後の展開を予想できていたなら間違いなく32...Kf6と指していたでしょうが、結果論にすぎません。この時はh6で黒キングは安全だと考えていました。

 

33.Kf2

 

33.Qxa5?? Qe1#には注意しなければいけません。
 

33...Qxc3

 


2
ポーンアップであり、ポーンを進めれば勝ちだと考えていました。しかし、その楽観的な読みは次の1手でやや揺らぎます。

 

34.g4!

 

突如メイティングネットを張られました。白には明確なメイトの筋(h4-g5-Qxh7#)があります。

 

34...Qd2+ 35.Be2 Nc6 36.Qf7!!

 


そしてこれが絶妙な
1手です。黒の狙いの36..Nd4? には、37.Qf8+ Kg5 38.h4+! Kxh4 39.Qe7+! Qg5 40.Qxh7+



                               ANALYSIS  DIAGRAM

で終了です。

 

36...Qd4+?

 

実戦的には黒が生き延びる筋を見つけるのはとても困難です。しかし2ポーンアップの黒が完全に負けかと言えばそうではなく、とても難しい勝ち筋がありました!ここがこのアナライズのクリティカル・ポジションです。

 

36...Kg5! オンリームーブです。時にはキングは上がった方が安全な場合もあります。) 37.Kg3!

 

                               ANALYSIS  DIAGRAM

 

あくまで白の狙いは黒キングです。37.Qxe6 Qd4+ 38.Kg3 Qf4+ 39.Kg2 Qe5 40.Bxc4 Qxe6 41.Bxe6 Kf4–+ 37.h4+ Kxh4 38.Qxh7+ Kg5–+も黒勝ちです。)37...Qe1+ これもオンリームーブです!37...Qd6+? 38.f4+! 38...Kh6 39.g5#または38...Qxf4 39.Qxf4#です。) 38.Kh3 Qf2! 39.Qxe6 Qc5! はたしてQf2-Qc5などという手が人間に見えるのでしょうか。) 40.Kg3 Qe5+!



                                ANALYSIS  DIAGRAM

 

直後にポーンフォークを許すこのチェックが最も明快な黒の勝ち筋だと思います。40...Kh6 41.f4 Kg7はまだ黒が勝てるかは怪しいです。) 41.Qxe5+ Nxe5 42.f4+ Kf6 43.g5+ Ke6 44.fxe5 Kxe5

 

                               ANALYSIS  DIAGRAM

 

これであとはKd4-Kc3-Kb2とキングがパスポーンの前に回り込んだあとcポーンを突いて黒勝ちです。)

 

37.Kg2+- Qe5 38.Qf8+ Kg5 [38...Qg7 39.g5+] 39.f4+ 1–0

 


Chess Exam(1950プレーヤーの場合)

栗原さんの結果はこちらから。

 

http://www.maequalsf.com/cp-bin/blog/index.php?eid=7

 

分析も非常に的確だと思います。


松戸イヤーエンドトーナメント2009 -An unlucky day?-

北千住でのイヤーエンドトーナメントで今年のチェス予定はすべて終了しました。松戸のページにすでに結果はアップされているのでご存じの方は多いと思いますが、何があったか一応簡単に振り返っておきます。

 

1R  bye

 

1Rの開始時間に間に合わず強制byeでした。前日のエントリーリストでは34名の参加予定だったのですが、当日キャンセルが出て奇数人数となったのと不幸なことに遅れたのが私だけだったため、そうなりました。Wang YueLi ChaoWorld Cup 2009のタイブレークで開始時間に席に着いておらずアービターに負けを宣告されたのとはちょっと意味合いは違うと思いますが、とにかくプレーヤーはアービターの裁定に従うほかありません。少し考えたのは、「自分がもしアービターの立場だったらどう判断するか」ということでした。ここはアービターにとって難しい選択を迫られるところです。今回いろいろと考えさせられたことは2週間後の学生選手権にいかしたいと思います。初戦のペアリングは前日の夜に発表しておいたほうが良いかもしれません。

 

2R  馬場 ½–½ 上原君 QGD Cambridge Springs

 

私はCambridge Springsで黒からアドヴァンテージを取りにいくのは非常に難しいと考えています。おそらく黒で勝負にいくならAnti-MoscowBotvinnikなど勝負手に飛び込むのが良いでしょう。さて、ゲームのほうは15手目くらいで±くらいになりましたが、そのあとがよくありませんでした。完全にアドヴァンテージを手放してそのまま51手でドロー。

 

3R  真鍋さん 1-0 馬場 Grunfeld Main

 

問題の1局です。クリティカル・ポジションの前後をここで一緒にアップしようとしましたが、見た目以上に奥が深くまだ何とも言える段階にはないので、アナライズは後日に回したいと思います。一つ言えることは、あのような局面に出くわすのはこの日がアンラッキーだったとしか言いようがないということです。

 

4R  岩崎さん 1-0 馬場 French Kings Indian Attack

 

今年を締めくくる1戦は、面白いゲームだっただけに結果に結びつかなかったのが残念です。中盤にエクスチェンジ・サクリファイスで長らくチャンスの続く局面にしたはずでしたが、本当にエクスチェンジを切るのがベストだったかはこれから検証しなければ分かりません。岩崎さんの解説でゲームをアップしたいと思います。

 

ということで最終結果は1P/4R0.5P/3R)でした。3試合しか指していないといえ、国内で負け越したトーナメントが前回いつだったのか思い出すのは困難です。(記憶にあるのは2001年のチーム選手権。1B2.5P/6Rでした。それでもチームは優勝しましたが...


Chess Exam and Training Guide

enjuさんのblogで幾度か話題になった本です。勧められて解いてみました。

http://enju.jugem.cc/?eid=252

 

結果の前にまずはこの本の簡単な概要を説明しますと、

 

この本は200問の選択式問題を解いてレートを計測するというもの。レートは総合力のものに加えてAttackCounterattackDefenseOpeningMiddlegameEndgameTacticsStrategyCaluculationStandard Positions endgame)、Recognizing ThreatsSacrifice12項目に分けてそれぞれのレートも計算することが出来、自分の長所短所を知ることで以後のトレーニングの参考になる(Training Guide)という内容です。enju)」

 

ということです。問題を解いて自分のレイティングを測るというタイプの本はTest Your Positional PlayR.Bellin,P.Ponzettoをやったことがありますが、私はこの手のタイプの本を自分から進んでやるタイプではないので、これが2冊目です。

 

さて、結果です。比較対象にenjuさんや要くんのスコア―も載せてあります。

 


 

全体(overall)では2144という数字が出てきました。JCAレイティングもFIDEレイティングも2200+あるので、実際のレイティングよりはやや低めに出てきたことになりますが、誤差の範囲内でしょう。

 

次に各項目を見ると、どの項目も2000から2200の間にあります。enjuさんと要くんは項目によって500くらいの差があるのに対して私は200以内なので、私は割とバランスの取れたプレーヤーだと言えると思います。しかし、特に突出して強い項目はないということになり、これには賛同せざるをえません。

 

項目によって問題数が違うので(例えばopening6問のみ、Endgame50問)全ての項目が正しくレイティングを反映しているとは言えませんが、ある程度問題数のあるEndgameMiddlegameStrategyThreatTacticsAttackDefenseSacrificeについては信憑性が高いと思います。それでもなお自分のレイティング水準に達している項目は1つもないのはどういうことか考えてみました。

 

おそらく私はどちらかというと理論的なタイプのプレーヤーではなく、実戦的なタイプのプレーヤーなのだと思います。理論をたくさん知っていれば実戦で勝てるかというとそうではなく、実戦の勝敗には他の要素が絡んできます。例えば相手を間違えやすい方向に誘導する、時間を多く使わせる複雑な局面にする、などです。この実戦的な判断はこの本では測れない要素です。

 

Book Reviewからはだいぶそれた内容になりましたが、とにかくこの本をしっかり考えて進めていけば相当なトレーニングになることは保証します。こっそりやってみて私たちの結果と比較されるのも良いかもしれません。


学生選手権2009 最新情報

12/25現在の学生選手権のエントリーリストを公開します。すでに26名もの参加者が日本全国から集まっています。なかなか盛り上がりそうです。まだ申し込みは受け付けていますので、小島君までメールでご連絡願います。

 

1.  小島慎也 2320

2.  馬場雅裕 2213

3.  南條遼介 2210

4.  山田弘平 2114

5.  桑田晋 2006

6.  佐藤要 1941

7.  堀井宣秀 1836

8.  中村尚広 1831

9.  石原達馬 1811

10. 吉村謙治 1786

11. 内田成美 1726

12. 薄葉洋人 1711

13. 酒井創 1668

14. 川島裕一 1660

15. 三村健介 1659

16. 戸川元一 1563

17. 松原諒文 1545

18. 大塚俊一 1421

19. 北川貴浩 1392

20. 松木佑 1199

21. 井尻吉洋 1012

22. 山本源太郎 993

23. 柄澤勇太 955

24. 黒田夏輝 800

25. 原田一生 UR

26. 矢野洋裕 UR

 

日時 201019-10

会場 国立オリンピック記念青少年センターhttp://nyc.niye.go.jp/

センター棟 303号室・306号室

形式 6Rスイス式

タイムコントロール 60分+初手より130秒加算

参加資格 JCA会員の大学、大学院生

(海外の大学在籍の日本国籍以外の大学生及び大学院生もご参加頂けます)

参加費 1000

競技主任 学生チェス連盟代表 小島慎也

 

参加申込み方法

メールで小島慎也s07385sk(at)sfc.keio.ac.jp>までお申し込み下さい。

at@に置き換えて下さい)

申し込み締切りは1/5(火)です。

 

備考

チェスクロック、チェスセットをお持ちの方は持参でお願いします。

2日目を除き、予約byeには1/2ポイントが与えられます。

集合時間に不在の場合、1Rbyeになることがあります。

当日申込みは、原則的に1Rbyeとなります。

タイブレークは1.Buchholz2.Median Buchholz3.Progress4.Rating Sumの順で行います。

JCA公式戦です。JCA未加入の方はあらかじめ入会手続きを完了しておいて下さい。

優勝者は5月に行われる全日本選手権の参加資格を得ます。優勝者が全日本の参加資格をすでに取得している場合は2位が、2位がすでに取得している場合は3位がというように、権利は繰り下がります。

 

トーナメントスケジュール

1/9

09:45 集合

10:00 1R開始

14:00 2R開始

17:00 3R開始

1/10

10:00 4R開始

14:00 5R開始

17:00 6R開始

19:30 表彰式

(進行状況により、多少は開始時間の変更があります)


CHESSLICIOUS



 

http://ikhasu.blogspot.com/

 

FacebookつながりのインドネシアのWGM Sukandar2304)がblogを始めたそうです。その名はCHESSLICIOUSSukandarここでも以前紹介したことのあるプレーヤーです。

 

http://chessplayer.jugem.jp/?eid=34

 

まず目につくのは文章が全て英語で書かれているということです。大学で英文学を専攻しているとはいえ、17歳でこれだけ書けるのだなと思いました。海外のつながりが多いと言語は英語を選択するのはもはや必須ということでしょうか。チェスの話題のほうで目についたのは今年、カタールのGM Zhu Chen2491)とグルジアのGM Nana Dzagnidze2535)を黒で打ち破っていることです。レイティングもまた上がりそうです。さて、過去には現在日本を代表する2人のマスターが討ち取られています。しかし、あれから23年たった今は2人とも彼女のレベルに追いついた(追い抜いた?)ので、次に対戦する時は是非日本の意地を見せてほしいものです。

 

Sukandar Irina Kharisma (2237)

Kojima Shinya (2151)

Malaysian Open (5) 2006

 

1.e4 c5 2.Nf3 d6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 Nf6 5.Nc3 g6 6.Be2 Nc6 7.0–0 Bg7 8.Nb3 0–0 9.Bg5 a6 10.f4 b5 11.Bf3 Bb7 12.Kh1 Nd7 13.Rb1 b4 14.Nd5 f6 15.Bh4 e6 16.Ne3 g5 17.Bf2 gxf4 18.Nc4 Nde5 19.Nxd6 Qc7 20.Nc5 Bc8 21.Nxc8 Qxc8 22.Bg4 f5 23.exf5 Nxg4 24.Qxg4 Rxf5 25.Rbe1 e5 26.Rd1 Rf6 27.Rd7 Rg6 28.Qf5 Qf8 29.Qe4 Kh8 30.Rfd1 a5 31.Qd5 Re8 32.Ne4 Qg8 33.Qb5 Bf8 34.Bh4 Ree6 35.Qd5 Ne7 36.Qa8 Kg7 37.Nc5 Kf7 38.Qe4 Rc6 39.Qf5+ Rgf6 40.Bxf6 Rxf6 41.Qxe5 Qg4 42.h3 Qh4 43.Ne4 Rg6 44.Rf1 Bh6 45.Nd6+ 1–0

 

Sukandar Irina Kharisma (2259)

Uesugi Shinsaku (2154)

World Youth U16 Olympiad (4) 2007

 

1.e4 c5 2.Nf3 Nc6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 Nf6 5.Nc3 e5 6.Ndb5 d6 7.Nd5 Nxd5 8.exd5 Nb8 9.c4 Be7 10.Bd3 a6 11.Nc3 0–0 12.0–0 Nd7 13.Kh1 f5 14.f3 g6 15.b4 Bf6 16.Bb2 Qb6 17.a3 Qd4 18.Na4 Qh4 19.c5 e4 20.g3 Qh3 21.fxe4 Bxb2 22.Nxb2 Nf6 23.exf5 Ng4 24.Qd2 Bxf5 25.Bxf5 gxf5 26.Nc4 Rf6 27.Nxd6 Raf8 28.Rae1 Kh8 29.Qg2 Qh6 30.Rf4 Qg5 31.Re6 h5 32.Qb2 Kg8 33.Rxf6 Rxf6 34.h3 Nh6 35.Ne4 1–0


松戸イヤーエンドトーナメント2009

今年1年を締めくくるトーナメントです。年末にもかかわらず30名を超える参加者がすでにエントリーしています。学生も温泉で療養中(?)の慶応勢以外はわりと集まっている感じです。今回はセクション別の対局ということで楽なゲームはなさそうなので、目標は控えめに入賞ということにします。

 

日時:20091227日(日)

会場:東京芸術センター9階会議室34(北千住駅徒歩7分)

形式:クラス分け4ラウンドスイス式

持ち時間:40分+15秒/手(フィッシャーモード) アナログ時計使用時は50分指し切り

参加資格:JCA会員(当日までに加入、更新手続きが必要です)

参加費:当日払い 2000円(20才未満1000円)

表彰:各セクションとも3位まで入賞

 

Matsudo Year End Tournament

Date: 27th December

Tournament Site: Kita-Senju(北千住)

Tournament Venue:

Art Center of Tokyo 9th Floor (http://www.art-center.jp/tokyo/)

System: Swiss

Number of Rounds: 4

Time Control: 40 minutes (+15 seconds)

Entry Fee: 2000

Schedule:

10:10 Opening Ceremony

10:30 Round1

13:20 Round2

15:20 Round3

17:20 Round4

19:30 Closing Ceremony


Closed Training -Round2-

2Rは全局勝敗がつきました。現在、岩崎さんが2連勝で単独首位です。

 

Round 2

井上 0-1 岩崎

馬場 1-0 桑田

佐藤 0-1 小島

山田 1-0 坂井

 

Round 3 桑田−井上 小島−馬場 坂井−佐藤 岩崎−山田

Round 4 井上−小島 岩崎−桑田 馬場−坂井 山田−佐藤

Round 5 坂井−井上 小島−岩崎 佐藤−馬場 桑田−山田

Round 6 井上−佐藤 岩崎−坂井 桑田−小島 山田−馬場

Round 7 馬場−井上 佐藤−岩崎 坂井−桑田 小島−山田




Inoue Sho

Iwasaki Yudai

Closed Training (2)

 

1.e4 c5 2.Nf3 Nc6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 Nf6 5.Nc3 e5 6.Ndb5 d6 7.Bg5 a6 8.Na3 b5 9.Nd5 Be7 10.Bxf6 Bxf6 11.c4 Nd4!? 12.cxb5 0–0 13.b6 [13.bxa6 Rxa6!? 14.Bxa6 Bxa6 looks interesting.] 13...Bb7 14.Nc4 Qd7 15.Bd3 Bd8 16.0–0 f5 17.f3 Bxd5 18.exd5 Rb8 19.Kh1 Bxb6 20.Nxb6?! [I think this is a positional blunder]. 20...Rxb6 21.b3 a5 22.f4 a4 23.bxa4 Ra8 24.Rb1 Rxb1 25.Qxb1 e4 26.Bb5 Qa7 27.Qb4 e3? 28.Qxd6 e2? 29.Re1? [29.Bxe2 Nxe2 30.Qe6+ Qf7 31.Qxe2 Qxd5 and White has good chance to win.] 29...Qa5 30.Rxe2 Nxe2 [30...Qc3!] 31.Qe6+ Kh8 32.Qxe2 Qb4 33.Qf1 Rd8 34.Bc6 Qd2 35.h3 Rb8 36.Qc4?? Rb4 [36...Rb1+ 37.Kh2 Rc1! is even stronger.] 37.Qc5 Rb1+ 38.Kh2 Qxf4+ 0–1

 

Baba Masahiro

Kuwata Susumu

Closed Training (2)

 

1.d4 d5 2.c4 c6 3.Nf3 Nf6 4.Nc3 e6 5.e3 Nbd7 6.Qc2 Bd6 7.g4 [I just wanted to win. 7...h6 8.Rg1 Qe7 9.Bd2 dxc4 10.Bxc4 b5 11.Be2 Bb7 12.h4 b4 13.Na4 e5 [13...c5 suggested by Kojima is a good alternative.] 14.dxe5 Nxe5 15.Nxe5?! [15.Nd4 must be stronger.] 15...Qxe5 16.0–0–0 Ne4 17.Kb1 0–0 18.f4 Qe7 19.g5 hxg5 20.hxg5 g6 21.f5 c5 22.Bc4? [22.Be1!] 22...Nf2! [I simply ovelooked this.] 23.Ka1 Be4–+ 24.Qb3 Nxd1 25.f6 Qe5 26.Qxd1 Bd5 27.Be2 Be6 28.Bf3 Rab8 29.Qe1 Bd7 30.Bd1 Bxa4 31.Bxa4 c4 32.e4 Bc5?? [Only Black should have taken care of was h-file.] 33.Rh1+- Bd4 34.Qh4 Bxb2+ 35.Kb1 [A lucky escape due to time trouble.] 1–0

 

Sato Kaname

Kojima Shinya

Closed Training (2)

 

1.e4 c5 2.c3 Nf6 3.e5 Nd5 4.d4 cxd4 5.Nf3 Nc6 6.cxd4 d6 7.Bc4 e6 8.0–0 Be7 9.Nbd2 [9.Qe2 is normal.] 9...0–0 10.Ne4 dxe5 11.dxe5 Qc7! [Black doesn't care about losing a pawn as he can take back a pawn soon.] 12.Bxd5 exd5 13.Qxd5 Be6 14.Qb5 a6 15.Qe2 Nxe5 16.Bf4 Nxf3+ 17.Qxf3 Qb6 18.Be5 Bd5 19.Qg4 Qg6 20.Qxg6 hxg6 Black has small advantage due to two bishops.  21.Rfe1 Rfd8 22.Nc3 Be6 23.Rab1 Rd2 24.Ne4 Rc2 25.a3 Rac8 26.Ng3 Bc5 27.Re2 Bb6 28.Bc3 Rxe2 29.Nxe2 Rd8 30.Nf4 Bb3 31.Kf1 g5 32.Nh3? [This looks too ugly.] 32...f6 33.Re1 Bc4+ 34.Kg1 Kf7 35.g3 Be6 36.Kg2 Bd5+ 37.Kf1 Rh8 38.Rd1 Bc6 39.Ng1 Rxh2 0–1

 

Yamada Kohei

Sakai Enju

Closed Training (2)

 

1.e4 c5 2.Nf3 d6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 Nf6 5.Nc3 a6 6.Bc4 e6 7.Bb3 b5 8.Bg5 Be7 9.Qf3 Qc7 10.O-O-O Nbd7 11.Bxf6 Nxf6 12.g4 b4 13.Nce2 O-O 14.g5 Nd7 15.g6 Ne5 16.gxh7+ Kh8 17.Qg3 a5 18.Rhg1 Bf6 19.Ba4 b3 20.axb3 Bb7 21.Nb5 Qc5 22.Nxd6 Bc6 23.f4 Bxa4 24.bxa4 Rab8 25.c3 Qb6 26.Rd2 Ng6 27.e5 Bh4 28.Nxf7+ Rxf7 29.Qxg6 Bf2 30.Kb1 Rfb7 31.Rgd1 Qxb2+ 32.Rxb2 Rxb2+ 33.Ka1 Rxe2 34.Qxe6 Bh4 35.Rg1 Be1 36.Qc4 1-0


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