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学生チェス連盟主催 1dayトーナメント -Black is not OK-

学生チェス連盟代表の篠田くんの提案で始まった1dayトーナメントは、思いのほか人数が集まり、30名の参加者を集めました。参加者の大半は学生であり、あらためて学生同士のつながりの深さを感じました。しかし、こういうトーナメントはだいたい1回目は盛況に終わるもので、本当の勝負は次からです。プレーヤー達を飽きさせないように頑張ってくださいね、篠田くん!

 

このトーナメントではいくつかユニークなルールが設定されていましたが、特にタイブレークをアルマゲドンで行うのは新しい試みでした。アルマゲドンという言葉になじみがない方も多いと思うので、ここで簡単に説明をしておきます。

 

例えば同率1位が2人の場合、1位と2位をはっきりつけるため、この2人がブリッツ1戦で勝負を決めます。ここで、1戦のみで決めるためには、ドローの場合を考えなければいけません。ここにアルマゲドン特有のルールがあります。まず、ドローの場合は黒の勝ちとします。その代わりに白黒の持ち時間に差をつけ、通常白6分、黒5分のようにし、白を持ったほうは全力で勝ちにいくことになります。ちなみに、統計では黒を持ったほうが圧倒的に有利で、黒がタイブレークを制するのは90%とも言われています。昨年のRussian Championshipでは、この事実がありながらも、優勝を決めるアルマゲドンでKarjakinは勇敢にも白を選択しました。このゲームは結局ドローになり、Nepomniachtchiがロシアチャンピオンの座についたのです。

 

4R終わって、最終的に私と桑田くんが3.5P/4Rで同率首位となりました。ここで優勝を決めるために私と桑田くんの間でアルマゲドンが行われました。この他にも、3位決定のアルマゲドンと女性トップ決定のアルマゲドンも行われました。今回のアルマゲドンはアメリカ方式を採用し、もし2人とも黒を持ちたいと主張した時は、より少なく持ち時間を提示したほうが黒番となり、持ち時間の合計は11分で変化なし。交渉の結果、私が440秒で黒、桑田くんが620秒で白となりました。

 

結局、このアルマゲドンを制したのは桑田くんでした。メインゲームで失った0.5Pは桑田くんとのドローであり、そのゲームも私が黒でした。最近、黒番では滅法やる気のない私ですので、やはり白を持たないとダメですね。

 

優勝  桑田 3.5P

2  馬場 雅裕 3.5P

3  佐藤 3P

 

小島くん、南條くん、山田くんがいる中での優勝は貴重だと思いますが、直接対決はなかったため、真の勝負は来週からの全日本選手権に持ち越されます。なお、特別賞はR.3で小島くんに勝った浜根さんに贈られました!


コメント
90%の確率で黒が制するというのは、時間のハンデも含めての数字ですよね?そうすると白を選択する理由は、時間落ちや時間切迫を狙うってこと以外にあるんでしょうか?なんか自分の感覚的には微妙な制度な気が…。
  • higapon
  • 2011/04/27 1:40 PM
白を選択する理由としては、やはり黒でドローにして逃げ切るよりも白できちんと勝って優勝を決めたいという思いがあるからでしょう。たとえ統計的には不利でも、あえて白を選択するというのはカッコいいと思います。
  • bmasahiro
  • 2011/04/27 10:41 PM
確かに、敢えて白で勝ちに行って勝てたら、それこそうれしいでしょうね!
自分の性格だと間違いなく黒を選びそうです…というかアルマゲドンまでいかないか(汗)
  • higapon
  • 2011/04/29 12:18 AM
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