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百傑戦2010 -躍進&課題-

百傑戦が終了しました。簡単に結果と総括を記しておきます。

 

まずは最終結果です。

 

優勝 南條 遼介 (2252) 7P

2 権田 源太郎 (2054) 6.5P

3 中村 尚広 (1828) 6P

4 真鍋 (2074) 6P

5 栗原 大地 (1943) 5.5P

6 野口 恒治 (2074) 5.5P

 

やはり何と言っても中村尚広君の3位入賞が目立ちました。慶応CCでのトレーニングも功を奏したか、43ドロー1bye(最終日は南條君と権田さんとのドロー)の堂々たる戦績でした。今年9月のチューリッヒでのユニバーシアード(http://chessplayer.jugem.jp/?eid=318)に向け、自信をつけてくれたと思います。ちなみにユニバーシアードには他に小島慎也君、山田弘平君、佐藤要君の3名が参加予定です。若くてエネルギーのあるメンバーです。ぜひ彼らの活躍を期待したいと思います。

 

今回は多くの番狂わせとも言える対戦があったようです。若手もベテランも上から大きくポイントを削っていました。そのためか、リスト上位のプレーヤーが入賞できませんでした。1Rから多くの上位のプレーヤーがポイントを落とすのを見て、良い意味で非常に荒れたトーナメントだったのだと思います。

 

今大会、参加者の運営に対する不満の声を多く聞きました。

まず、今回から「事前申し込みのない場合は
1Rを強制byeとする」というルールが追加されたのにもかかわらず、1Rが定刻の9:40AMに始まらなかったこと。定刻通りに試合を開始するための事前申し込みであったはずなのに、それが機能しなかったことに参加者は大いに不満を募らせたということです。

また、
1Rに不戦byeとなったプレーヤーの組み合わせポイント。どうやらbye0Pとして組み合わせていたようですが、張り出されていた結果には0.5Pとなっており、プレーヤーの多くが混乱していました。結局組み合わせが正しかったかどうかは定かではありませんが、全日本予選を兼ねた重要な大会ですので、参加者の混乱を招くようなペアリングだけは絶対に避けてほしいものです。

最後に各ラウンド間の時間の短さ。会場の関係もありますのでただただ延ばせばよいというわけではありませんが、
60分フィッシャーのゲームでインターバルが3時間では、やはり短いということです。60手を超えると3時間をオーバーしてしまう可能性があります。少なくとも3時間半あれば、80手のゲームでも次のラウンドまで10分の休みがあり、こちらのほうが良いことは間違いありません。多少終了時刻が遅くなるかもしれませんが、プレーのクオリティーを保つためには必要な措置だと思います。まあそもそもは定刻通りに開始していることが前提ですが。そしてどうしても試合が長引いてしまった場合、そのボードを除いて次のラウンドの試合を開始するのは仕方がないと思いますが、その時はせめてアービターが試合を一時中断させ、プレー中のプレーヤーを検討室に移動させてからそこで試合を再開させるという手段をとるのがごく一般的であると思います。プレーに集中している最中に周りでばたばたと次の試合の準備をされては集中力をそがれ、試合が台無しになる可能性がありますからね。

 

大切なのは今回の反省を次にどう生かすかです。次は国内最大のイベントである全日本選手権です。プレーヤーがベストな状態で試合に臨める様な環境が用意されていることを願っています。


コメント
 初日第2Rの2試合がまだ続いているのに第3Rが始まったのには、「こういうこともあるのか。しょうがないんだなぁ」とは思いつつ、何か釈然としないモヤモヤを感じましたが、
>アービターが試合を一時中断させ、プレー中のプレーヤーを検討室に移動させてからそこで試合を再開させるという手段をとるのがごく一般的である
で、納得しました。そのような配慮が必要不可欠ですね。
 加えて付け加えるならば、このような事態(延長ゲームを残したまま次のラウンドを開始する)があることを大会開始前に参加者全員に口頭で伝え、かつ、掲示で明記しておくこともまた必要だったと思います。大会には常に初参加の人がいることを想定し、一つ一つ丁寧に事前に説明することが必要でしょう。
  • みとじん
  • 2010/03/23 8:55 PM
昔から時間にルーズだったと思うのですが、これは参加者というよりは運営側に問題があると思います。事前にペアリングしてしまい、当日受付をしなければ良いだけの話ですし。それにしても今回の百傑戦はやたら不戦敗が目立つようですけど、どういう事情があったんでしょうか…?
  • higapon
  • 2010/03/23 9:16 PM
みとじんさん

試合が長引いた場合のプレーヤーの部屋移動については運営側に話をし、了解を得られました。

higaponさん

スケジュール通り始まらないのは、私は必ずしも運営側の問題だけではないと思います。これだけ前々から言われていても当日申し込みをして1Rから出ようとした人もいたようですし。本当はここでビシッと運営側が締め切ればよいのに、よりによって来ている人を確認するため、出席をとり始めたというような話も聞きました...

不戦byeの理由は人によって異なります。体調不良であったり、結婚式の2次会への出席であったり、自ら休みのラウンドを作ったりなどなど。タイブレークはM-Buchでやっているので、対戦相手のbyeが最終順位に少なからず影響してきます。byeの扱いについてはまた考えなければいけなさそうですね。
  • bmasahiro
  • 2010/03/23 10:47 PM
babaくんの言う通りだと思いますが、参加者側のだらしなさをとがめるのも運営側の責任だと思います。開始時間には、きちんとテーブルについて時計を押せるように準備する。そう難しくはないことが全然できないほうがおかしいとおもいます。
  • higapon
  • 2010/03/23 11:01 PM
中村尚弘君の成績は4勝4ドローですね。私もドローでしたが、隙のない強さを感じました。番狂わせが多かったのは確かですね。2000点以上が13名も参加していたのに、上位同士の対戦が殆どありませんでした。

運営の不備は馬場君が書かれている通り。これらの点は大会後に責任者に直接伝えることができ、メモも取ってくれていたので次回改善されることを期待したいと思います。私がびっくりしたことは、これらの不備、特に1Rの大幅遅延は、声を大にして運営者に訴えていたにもかかわらず、それが責任者に報告すらされていなかったということです。

例えばレストランに7,600円のコースを一週間前から予約して(しかも前払いで!)、当日店に行ったら席に案内されるまで25分も待たされたとします。まあかなりのお客は怒って帰ると思いますが、今回の参加者のように辛抱強く待ったお客がいるとして、その事態が店長に報告すら上がらないということは、普通のサービス業ならあり得ないことですよね。日本のチェス大会運営担当者にプロフェッショナル・スキルを望むのは酷だと思いますが、社会人としての常識ある行動を望みたいと思います。

みとじんさん
ご指摘の通り、毎回もめることが次回に活かされないことが問題です。きちん説明することを紙に集約して発表するか、運営担当者がそれができないのならその紙を配るべきと思います。今回も座席の白黒も私が尋ねるまで指定されませんでしたし、本来事前に発表されるべきタイブレークの方法も説明ありませんでした。よく考えると、大会要綱では「スイス式8回戦」なのに勝手に加速スイスに変更されていましたね。

higaponさん
不戦敗とbyeの違いについては、大会運営者の説明によると、「事前申込で事前申告の場合はbye、1R遅刻の当日申込者は1Rbye、2R以降のbyeは0P扱い」ということだそうです。私には公平な取扱いとは思えません。

馬場君
私も運営側だけの問題と思いません。大会参加者の中にはチェスに対して色々な取組姿勢の人がいて当然だと思いますが、世界に通用するレベルを目指す若手の皆さんには、最低限、
’間を通じて1試合たりとも遅刻しない
∋邱腓瞭散颪六参する
ゴミを持ち帰るのは当然として最低限の後片付けはする
の3点は守って欲しいと思います。

と、偉そうなことばかり書きましたが、私も自分のできることをひとつひとつ実行していきたいと思います。
  • 2010/03/23 11:42 PM
上記コメントに名前が記入もれです。
  • manabe
  • 2010/03/23 11:43 PM
中村尚広君の成績を修正しました。申し訳ありません。

’間を通じて1試合たりとも遅刻しない
は、早くも守れる気がしませんが、すでに一度強制byeを食らっている身としては、なるべく遅刻しないように心がけたいと思います。


話は少しそれますが、私のトーナメント時の習慣について簡単に触れておきたいと思います。

私の場合は会場が遠いため遅刻というわけではなく、その日の試合全てのプリパレーションを朝にまとめて行っていることが大きいです。1日3試合の場合、3試合全てあたりを想定してやっているため、多くの時間が必要になります。定刻通りに始めてオープニングを20分考えるより、10分遅刻しても1分でオープニングを済ませる方が得策であり、おそらく良い結果が得られると思います。

前日早く家に帰ってプリパレーションをしろ!と言われればそうかもしれませんが、試合の後は飲んで帰りますのでw それは冗談として、仲間内でその日のゲームを見せ合い、ああだこうだと議論する時間も大切です。

これは大学生になってからずっと続けてきたことであり、これからも変わらないだろうと思われるものです。でも少し思ってみたのはこの習慣を少し変えてみてもよいかなということです。

「NOプリパレーションで行ったらどうなるのか」

おそらくあまり結果自体は変わらないと思います。ただ、一度見についた習慣を崩すのは抵抗があるので、徐々にと言うことで...
  • bmasahiro
  • 2010/03/24 1:07 AM
べつに遅刻する人がいるのはいいんです。その人の持ち時間がその分減ればだれも文句は言わないと思います。ただ、「いいでしょ、どうせ始まるのも遅いんだし」という雰囲気がありありなのがよくないですね。当日受付はbyeというアイデア自体は悪くはないと思うので、少しずつでもしっかりしたルール作りをしてほしいですね。
  • higapon
  • 2010/03/24 12:26 PM
 ちょっと話題の方向を変えた書き込みです。

 今回の百傑戦、番狂わせが多かったのは事実なんですが、不思議なことに、全国大会シード権は「取りやすい」大会でした。

 昨年は55人、今年は53人の参加者ですから、7名にシード権が与えられる条件に変わりはありません。8Rも昨年と同じ。
 その7名、昨年は無条件は5.5Pまでで、5Pはタイブレーク上位2名で締め切り。それが今年は5Pが全員セーフで、しかも4.5Pグループの6番目までシード権が回りました。

 なんでこうなったのか、つらつら結果表を見るに、既にシード権を取っている2000超の人たちが不振で5P/4.5P近辺にずらりと並んだため、シード権取得に必要なポイントが下がったのか・・・あるいは、そもそも2000超の人の参加が多かったから、元々ボーダーラインが下がる定めだったのか・・・

 大会レポートにどう書くか、悩む私です(^^;)
  • みとじん
  • 2010/03/24 9:55 PM
ちょっと九州地区選手権行ってきます。
  • kaname
  • 2010/03/26 9:20 PM
>要くん

応援しています。
  • bmasahiro
  • 2010/03/26 9:58 PM
急遽参加出来なくなりました・・・
あきらめます。
  • kaname
  • 2010/03/27 11:42 PM
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