吉祥寺Closing

吉祥寺チェスクラブ最後の日は、大勢の大会参加者+観戦者で賑わいました。チェスクラブは閉まったものの、チェスにはこれだけ多くの人たちを惹きつける魅力があります。またいつかどこかでこのようなチェスクラブができる日を待ち望んでいます。

 

Moriuchi Toshiyuki

Baba Masahiro

Kichijoji Closing 2011(3)

 

この大会後、フランスで開催の国際将棋フォーラムに参加する森内さんと対戦。フォーラムでは、フランスのトップGMVachier Lagraveと対戦する予定にもなっているため、このゲームは森内さんにとって重要なトレーニング・ゲームだったと思います。国際将棋フォーラムについては、明日、小島くんが詳しく記事に書いてくれると思いますのでそちらを参照してください。

 

1.e4 c5 2.d4 cxd4 3.c3 Nf6 [スミスモラ・ギャンビットに対しては、この手順でアラピンにすることができます] 4.e5 Nd5 5.Nf3 e6 6.cxd4 d6 7.Nc3 Nc6 8.exd6 Bxd6 9.Bd3 Nf6 10.0–0 0–0 11.Re1 b6




12.Ne4
[白が先手のアドヴァンテージを生かした指し方をするなら12.Bg5Kojima)とのことです。以下、12...Bb7 13.a3! Be7 14.Bc2 Nd5 15.Qd3 g6 16.Bh6 Re8 17.Rad1で、スタンダードなIQPポジションの戦いです。] 12...Be7?!/!? [白の簡単な1ポーンアップの筋に気付かずに指しました。しかし、本譜のあとの流れのように、白が1ポーンを取りにいくと、実際はむしろダブルビショップをもった黒のほうが指しやすくなってしまいます。そういう意味でこの手には”!?”をつけたいのですが、狙ったわけではないので…] 13.Nxf6+ Bxf6 14.Bxh7+ Kxh7 15.Qc2+ Kg8 16.Qxc6 Rb8




[1
ポーンアップした白ですが、d4IQPはむしろ重荷であり、うまく1ポーンを生かす指し方がありません。対して黒はダブルビショップを持っており、白マスビショップはb7でモンスターと化します。] 17.Qc3 Bb7 18.Ne5 Qd5 19.Qg3 Rbc8 [19...Qxd4には20.Ng4で怪しくなります。取れるポーンをすぐに取らずに、駒をアクティブにして盤全体で圧力をかけるほうがうまい指し方だと思います。] 20.Nf3 Rc2 21.Bf4 Rfc8 22.Be5 Bxe5 23.dxe5 Rxb2 24.Rad1 Qxa2 25.Ng5 Re2




[
白のQh4-Qh7+を防ぐため、c2のマスをクイーンに明け渡します。] 26.Rf1 [26.Qd3 には26…Rxe1+ 27.Rxe1 Qc2 28.Qd7 Qc7でディフェンスできています。] 26...Bd5 27.Qf4 Rf8 28.Qh4 Qc2 29.Rc1 Qf5 30.Rc7 Rxe5 31.f4 Re2 0–1


吉祥寺チェスクラブ閉店

10/23(日)をもって吉祥寺チェスクラブは閉店となります。あと1週間に迫りました。

 

本当は吉祥寺チェスクラブが閉店することが分かった8月のジャパンリーグの頃に書こうとした話題ですが、複雑な思いがあり、なかなか書き出せませんでした。

 

昨年の6月に開店した吉祥寺チェスクラブは、日本で唯一の常設チェスクラブでした。私は平日に行くことはできませんでしたが、休日には割と頻繁に立ち寄り、若手とのトレーニングマッチ、簡単な研究会などでお世話になりました。また、吉祥寺チェスクラブにチェスを指す目的でなく訪れたことも多々ありました。閉店間際に行き、よくスタッフの上原くんらと飲みにいったものです。私にとって吉祥寺チェスクラブは休日の最大のリフレッシュでした。

 

吉祥寺が閉店となると、仲間内で軽く集まってチェス談義をする場所がなくなってしまいます。今後、吉祥寺に代わるを探さなければなりません。

 

10/23(日)は最後にラピッドトーナメントが開かれ、18:00からフィナーレのパーティーです。短い間でしたが、お世話になった吉祥寺チェスクラブの姿を目に焼き付けておこうと思います。 


吉祥寺One day Tournament(7/3)-Part2-

R.3で要くん相手に勝ちのルークエンディングで0.5P取られたあと、1Bで弘平くんと対戦です。

 

“Caught on the corner” –Scene2-

 

Yamada Kohei (2190)

Baba Masahiro (2254)

Kichijoji One Day Tournament (4)

 

1.d4 Nf6 2.c4 g6 3.Nc3 d5 4.cxd5 Nxd5 5.Bd2 Bg7 6.e4 Nb6 7.Be3 0–0 8.Be2 Nc6 9.Nf3 Bg4 10.d5 Bxf3 11.gxf3 Na5 12.Bd4 c5!? 13.Bxg7 [13.Bxc5ならどうなるかは皆さんに考えてもらいましょう。] 13...Kxg7 14.h4

 



[Korchinoi-Polgar Dos Hermanas 1999
から外れました。このゲームはOpen Your Eyesで詳しく解説されていますのでそちらを参照に。] 14...Qd6?! [Korchinoi-Polgar戦にならい、14…e5!? とするのがベストだったと思います。黒はナイトをd6において戦います。私の恐れていたh4-h5に対してはg6-g5と突き、次にf7-f6と突けば怖い攻めはありません。] 15.h5 Qf4 16.Qc1 Qxc1+ 17.Rxc1 Nac4? 18.h6+ Kg8 19.Nd1! [完全にこれを見逃していました。黒はコンペンセーションなしにポーンを失います。]19...Nd6 20.Rxc5 Rac8 21.b4 Nd7 22.Rxc8 Rxc8




23.Ne3?
[この手で黒に1ポーンのコンペンセーションが生まれます。1段目に侵入でき、クイーンサイドのポーンが狙えるようになるからです。] 23...Rc1+ 24.Bd1 Rb1! 25.a3 Nb5 [これでポーンを取り返し、黒満足です。] 26.0–0 Nxa3 27.Be2 Kf8?! [すでに疲れ切っていたので、27...Rxb4! には28.Rc1cファイルから侵入されてマズイと考え、28...Rb1! があることに気が付きませんでした。] 28.f4? [彼もまた疲れ切っていました。] 28...Rxb4 29.Rc1 Rb1! 30.Rxb1 Nxb1 31.f3 Nc3 32.Bd3




[
感覚的に、a,b2つのパスポーンを突いていけば勝てることは分かっていました。しかし、まずはキングのポジションを良くしてから突きたいというのと、白の最後の望みのh6ポーンを消し去って、hファイルにもパスポーンを作りたいという思いがありました。] 32...Nf6 33.Kf2 Ke8 34.Ke1 Kd8 35.Kd2 Na4 36.Bb5 Nb6 37.Kc3 Ng8 38.Ng4 f5 39.Ne5 Nxh6 40.Kd4 Nc8 41.Be2 Nd6 42.Nd3 Nhf7 43.Nc5 b6 44.Ne6+




[
さらなるポーンアップと引き換えに、黒は自陣に弱点を作り出しました。予定では、黒キングはキングサイドに向かうところでしたが、ここで初めて44...Ke8? 45.e5! Nb7 46.Bb5#という思いがけないメイト筋があることに気が付きました。黒キングは逆コーナーに誘導されてしまいます。] 44...Kc8 45.Ba6+ Kb8 46.Nf8 fxe4 47.fxe4 g5 48.e5 Nf5+ 49.Ke4 Ng3+ 50.Kf3 gxf4 51.Kxf4 Nh5+ 52.Kf5 Ng7+




[
奇妙な2ナイトですが、白キングのさらなる侵入は阻んでいます。] 53.Ke4 h6 54.Ng6 e6 55.d6 Nf5 56.Nf8 N7xd6+ [安全にいくため、白のポーンを消し去ります。この時点では、まだ勝ちを目指して戦っていました。少なくとも負けはありません。たった1つの可能性を除いて。] 57.exd6 Nxd6+ 58.Ke5 Ne8 59.Be2 Nc7 60.Kd6 Ne8+ 61.Kc6 Ng7?? 62.Ba6! [黒ナイトがそっぽを向いた瞬間、黒キングがコーナーで捕まりました。63.Nd7+ Ka8 64.Bb7#を防げません。] 1–0



 

ダブルビショップに惚れ直し、ダブルナイトに別れを告げた1日でした。


吉祥寺One day Tournament(7/3)-Part1-

先日の吉祥寺のトーナメントは2.5P/4Rと散々な結果でした。14試合もある割には非常にハードなゲームが多く、最後までエネルギーが持続しませんでした。R.2で相手キングをコーナーに追い詰めたあと、R.4でまさか自分のキングがコーナーで捕まるなど、予想もしていませんでした。

 

“Caught on the corner” -Scene1-

 

Hamane Kenichi (1813)

Baba Masahiro (2254)

Kichijoji One Day Tournament (2)

 

1.d4 Nf6 2.c4 g6 3.Nc3 d5 4.cxd5 Nxd5 5.Bd2 Bg7 6.Nf3 0–0 7.e3 Nc6 8.Bc4 Nb6 9.Bb3?! Na5 10.0–0 Nxb3 11.axb3?




[
白はここまでで既にオープニングのルールを2つ破りました。1つは見返り(相手にダブルポーンを作らせるetc)なしにダブルビショップを手放したこと。もう1つは自らダブルポーンを作ったこと。黒は特に苦労することなく、満足なポジションを得ました。] 11...Nd5 12.Nxd5 Qxd5 13.Ra5?! Qd8 14.Qc2 c6 15.Rfa1 [ルークをaファイルに重ねる構想はおかしいです。黒はa7-a6と突けば、簡単にaポーンを守れます。] 15...Qb6 16.b4 a6 17.Ne5 Be6 18.Qc5 Qxc5 19.bxc5




19...Rad8
[ここで19...Bxe5?! として白のポーンの形を崩しにいくのは間違いです。20.dxe5 Rad8 21.Bc3で異色ビショップな上に、黒が狙える白の弱点がありません。dファイルにどちらのルークをまわすか考えるどころですが、f6-e5と突いたときにfファイルが開く可能性が高いので、fのルークはそのままfファイルに置いておきます。] 20.f4?! f6 21.Nf3 Bd5 22.Kf2 e5!




23.Bc3 exf4 24.exf4 Rfe8 25.R5a4 Re4 26.g3 g5?
[26...Rde8には 27.Re1でルークを換え、白が黒のアドヴァンテージを緩和できると考えひねった手ですが、あまり良くありませんでした。ポイントは、もし27.fxg5? なら27…fxg5 28.Nxg5 Rf8+ 29.Kg1 Re2–+でラインピースの力が活きるということです。] 27.f5! h5 28.Nd2 Re7 29.Re1 Rde8 30.Rxe7 Rxe7 31.Rb4 g4 32.Nc4 Bh6 33.Nd6 Be3+ [ゲーム中は33...Bf3 34.Rxb7 Re2+ 35.Kf1 Be3とする予定でしたが、これには36.Rb8+ Kg7 37.Rb7+で白のパペチュアルチェックから逃れることはできません。ドローを嫌い、b7のポーンを捨てる代わりにダブルビショップの力を最大限に生かして戦うことにしました。]




34.Kf1 Kg7 35.Rxb7 Rxb7 36.Nxb7 Kh6 37.Nd6 h4
[ここで初めて37...Kg5 38.Ke2 Bg1?? には39.Bd2+ Be3 40.Bxe3#があることに気が付きました。典型的なヘルプメイトです!] 38.gxh4 Kh5 39.Ne8! Kxh4 40.Nxf6 Bf3



 

41.Be1+? [ここで流れは180度変わりました。黒はポーンを連続して取り返せます。41.Nd741.d5!? なら、黒を困らせていたでしょう。] 41...Kg5 42.Nd7 Bxd4 43.b4 Kxf5 44.Nb8 Bd5 45.Bf2 Be5 46.Bg3 Bb2 47.Kg1?! [Dangerous Cornerに向かいます。] 47...Bc3 48.Nxa6 Ke4! 49.Nc7 Bc4 50.Bd6 Kf3–+




[
白のb,cポーンを両方落としにいってcのパスポーンを突いていくというプランもありますが、直接メイトを狙いにいくことにしました。] 51.Kh1 Kf2 52.Bg3+ Kf3 53.Kg1 Bxb4 54.Bd6 Be1 55.Kh1 [55.Bg3 Bxg3 56.hxg3 Kxg3-+] 55...Bf2 56.Ne8 Bf1 0–1 [57.h3 g3で最後はコーナーで白キングは捕まります。] 


明日は吉祥寺1dayトーナメント

明日は吉祥寺にて、1dayトーナメントです。すでに学生チェス連盟のHPでエントリーリストがアップされています。

http://jccf.blog.fc2.com/

まだまだ定員に余裕があるので、まだエントリーされていない方もこの機会にぜひぜひどうぞ。


学生チェス連盟主催 1dayトーナメント -Black is not OK-

学生チェス連盟代表の篠田くんの提案で始まった1dayトーナメントは、思いのほか人数が集まり、30名の参加者を集めました。参加者の大半は学生であり、あらためて学生同士のつながりの深さを感じました。しかし、こういうトーナメントはだいたい1回目は盛況に終わるもので、本当の勝負は次からです。プレーヤー達を飽きさせないように頑張ってくださいね、篠田くん!

 

このトーナメントではいくつかユニークなルールが設定されていましたが、特にタイブレークをアルマゲドンで行うのは新しい試みでした。アルマゲドンという言葉になじみがない方も多いと思うので、ここで簡単に説明をしておきます。

 

例えば同率1位が2人の場合、1位と2位をはっきりつけるため、この2人がブリッツ1戦で勝負を決めます。ここで、1戦のみで決めるためには、ドローの場合を考えなければいけません。ここにアルマゲドン特有のルールがあります。まず、ドローの場合は黒の勝ちとします。その代わりに白黒の持ち時間に差をつけ、通常白6分、黒5分のようにし、白を持ったほうは全力で勝ちにいくことになります。ちなみに、統計では黒を持ったほうが圧倒的に有利で、黒がタイブレークを制するのは90%とも言われています。昨年のRussian Championshipでは、この事実がありながらも、優勝を決めるアルマゲドンでKarjakinは勇敢にも白を選択しました。このゲームは結局ドローになり、Nepomniachtchiがロシアチャンピオンの座についたのです。

 

4R終わって、最終的に私と桑田くんが3.5P/4Rで同率首位となりました。ここで優勝を決めるために私と桑田くんの間でアルマゲドンが行われました。この他にも、3位決定のアルマゲドンと女性トップ決定のアルマゲドンも行われました。今回のアルマゲドンはアメリカ方式を採用し、もし2人とも黒を持ちたいと主張した時は、より少なく持ち時間を提示したほうが黒番となり、持ち時間の合計は11分で変化なし。交渉の結果、私が440秒で黒、桑田くんが620秒で白となりました。

 

結局、このアルマゲドンを制したのは桑田くんでした。メインゲームで失った0.5Pは桑田くんとのドローであり、そのゲームも私が黒でした。最近、黒番では滅法やる気のない私ですので、やはり白を持たないとダメですね。

 

優勝  桑田 3.5P

2  馬場 雅裕 3.5P

3  佐藤 3P

 

小島くん、南條くん、山田くんがいる中での優勝は貴重だと思いますが、直接対決はなかったため、真の勝負は来週からの全日本選手権に持ち越されます。なお、特別賞はR.3で小島くんに勝った浜根さんに贈られました!


吉祥寺チャリティーチェスイベント by 小島慎也

吉祥寺チェスクラブで行っている私の自戦記解説レクチャーを、4月は東日本大震災復興支援のチャリティーイベントと致します。回収した参加費は全額、日本赤十字社に寄付させて頂きます。一日も早い被災地の復興をお祈りいたします。

 

2010全日本チェスチャンピオン 小島慎也

 

スケジュール: 2011/04/02 13:00-15:00

会場: 吉祥寺チェスクラブ

参加費: レクチャー後の席料込 3000/2000一般/大学生以下)

           レクチャーのみ 2000/1000一般/大学生以下)

テーマ: Positional Mistake

解説: 浜根-小島 2011/Semi-Slav Accelerated Meran/0-1

        小島-上原 2010/Queen's Pawn Game/1-0

        小島-篠田 2011/Scotch Opening/1-0

対象: レイティング1400

申し込み: 吉祥寺チェスクラブ <chesskichi@joy.email.ne.jp>

備考: スケジュールは進み具合により、前後する可能性があります。

        対象は目安です。レイティングによって規制することはありません。

申し込みは当日でも構いませんが、なるべく事前の連絡をよろしくお願い致します。


日本王者【小島慎也】自戦記解説@吉祥寺CC

とりあえず、宣伝です。

 

日程: 2/20(日) 10:0012:00

場所: 吉祥寺チェスクラブ

費用: 席料込           3000/2000一般/大学生以下)

 レクチャーのみ   2000/1000一般/大学生以下)

内容: 自戦記解説

         ・酒井(響)-小島  全日本選手権2008

         ・石原-小島  学生選手権2008

         ・小島-Li Hanbin  Thailand Open2009

 

吉祥寺CCHP以外では宣伝されていないので、多くの人がこんなイベントが企画されていることに気が付いていないのでは? また、イベントの内容が簡単に書かれすぎていて、対象となるレベル、どういうところに焦点を当てて解説するのか、このレクチャーを受けると何のメリットがあるのかなど、具体的なことが良く分からないかもしれません。

 

私としては、ゲームのチョイスが意外で、きっとこのチョイスの裏には何か深い意図が込められているものと読んでいます。


吉祥寺五拾傑戦2011(2、3日目) -勝ち点方式の適用-

五拾傑戦は無事終了しました。浜根さんのいない中、一人で運営を頑張ってくれた上原君、本当にお疲れ様!

さて、私は7Rを使用で申告byeにしましたが、最終的には5.5P/6Rの負けなしでトーナメントを終了することができました。そして、何と言っても小島君への勝利が大きかったと思います。

 

4R 中村(尚)君(1989 0-1 馬場(2234 Grunfeld 4.Bg5

5R 馬場(2234 1-0 小島君(2342 Caro Kann Main

6R 野口さん(2067 ½-½ 馬場(2234 English

7R bye

8R 馬場(2234 1-0 杉本さん(1903 Scandinavian

 

Baba Masahiro (2234)

Kojima Shinya (2342)

吉祥寺五拾傑戦2011(5)

 

1.e4 c6 2.d4 d5 3.Nc3 dxe4 4.Nxe4 Bf5 5.Ng3 Bg6 6.h4 h6 7.Nf3 Nd7 8.h5 Bh7 9.Bd3 Bxd3 10.Qxd3 e6 11.Bf4 Qa5+ 12.Bd2 Bb4 13.c3 Be7 14.c4 Qc7 15.000 Ngf6 16.Rde1 [16.Kb1; 16.Rhe1] 16...b5 17.c5 Rd8 18.Qc2 00 19.Ne2? [19.Nf5!?] 19...Ng4! 20.Rhf1 e5? 21.Qf5! Ngf6 22.dxe5 Nd5 23.g4 Nxc5 24.Kb1 Qd7 25.Ned4 Ne6 26.Qe4! Nxd4 27.Nxd4 Nb4 28.Bc3 Nd5 [28...c5 29.e6! (Kojima) 28...Qd5? 29.Bxb4 Bxb4 30.Nxc6 Bxe1 31.Qxd5 Rxd5 32.Ne7+ Kh7 33.Nxd5±] 29.Ba5 Rde8 30.Bd2 Bc5 31.Nf5 Nf6? 32.Qc2 Nxg4 33.Rg1 Bxf2 34.Rxg4 Bxe1 35.Rxg7+ [35.Bxh6! Ne7+!] 35...Kh8 36.Bxe1 Rxe5 37.Bc3 Rfe8 [37...Qxf5 38.Qxf5 (38.Bxe5? Qf1+ 39.Qc1 Qxc1+ 40.Kxc1 f6 41.Bxf6 Rxf6 42.Rxa7=) 38...Rxf5 39.Rg5+! f6 40.Rxf5+-] 38.Rg1! 10
 

今大会は、勝ちを3点、ドローとbye1点、負けを0点とカウントしました。最終的な結果は以下の通りです。

 

優勝  小島 慎也 21P 71敗)

2  野口 恒治 19P 611ドロー)

3  馬場 雅裕 18P 51ドロー2bye

 

小島君は私とのゲーム以外すべて勝ち、文句なしの単独優勝でした。従来のポイントの数え方では私と野口さんは6.5P/8Rで同率ですが、今回の方式では野口さんが単独2位。終始安定したプレーで8戦すべて戦っていますので、正しい結果だと思います。今回、初めて国内大会に適用された勝ち点方式は、特に最終順位に大きな影響を与えなかったのではないかと考えています。ただ、まだ実験段階だと思いますので、これが日本チェス界に普及するかどうかはまだ分かりません。さらに言えば、この勝ち点方式は、グランドマスタードローを避け、観客が楽しめるために導入されたものですので、今の日本チェス界に本当に必要ではないでしょう。しかし、色々とトライできるのは吉祥寺CCならではなので、今後も面白い企画を期待しています!


吉祥寺五拾傑戦2011(1日目) -byeという制度-

本日から3日間の日程で開催中です。参加者も最終的には20名を超え、小規模ではありますが、きちんとした大会となっています。吉祥寺CCのエントリーリストをよくチェックされている方は「ん?」と思われたかもしれませんが、私も大会に急遽出場することしました。出場を決めたのは昨日の夜のことですから、当然締め切り(2/6)は過ぎていました。さらに、締め切りを過ぎて申し込んでいた中で一番申し込みが遅かったせいで、1Rbyeになりました。「締め切りまでに申し込みがない場合、1Rbyeになる可能性がある」とは確かにルールに明記されていましたが、最終的に誰をbyeにするかまでは明確には書かれていませんでした。

 

まあ、ルールに書いてあるor書いてないということはどうでも良いことなのですが、今回あらためてこのチェス特有のbyeという制度について考えさせられました。

 

大会の参加者は、試合ができると思っているので1R開始に間に合うように会場に向かっています。しかし、参加人数が奇数の場合、仕方なく誰かが試合をできず、たいていはレイティング最下位の人がbyeを食らいます。そして、試合が組まれなければ自動的に次のラウンド(だいたい午後)まで時間を潰さなければいけなくなります。言い方は悪いかもしれませんが、参加者はお金を払って1試合1試合を買っているのです。日々仕事をして、ようやく休みと大会が重なり、大会に出場できることになって気合を入れて行ってみたらいきなりbye。当然、テンションは下がります。今回、byeになったのが私だったから良かったかもしれませんが、これが初めて大会に出る人で、チェスの大会のことがよく分からない人だった場合を想像してみてください。byeになる理由が「レイティングが低い」「申し込みが遅い」などいかなるものであるにせよ、行ってみていきなり「試合をする」という目的が叶わなかった場合、その人はどう感じるのでしょうか?きっとその人は次の大会には来ないと思います。行っても試合ができないということが分かってしまったので。

 

byeは海外大会でも起こりえます。日本の大会でも日常茶飯事です。しかし、ここで一番問題なのは、byeになってつまらなそうに時間が過ぎるのを待っている人を、運営側が気にかけていないということだと思います。今の日本チェス界では考えにくいですが、例えば「人数合わせのスタッフを一人か二人置いて、必ずbyeを出さないようにする」、「byeになった人に対してそのラウンドの間、レッスンプロがマンツーマンで指導する」などのサービスがあってもよいのではないでしょうか?そういうふうに一人一人の参加者を大事にできなければ、この先チェスがサービス業として発展していかないと思います。

 

今回、皆さんがこのbyeという制度についてちょっとでも考えていただければ幸いです。

 

だいぶ長く書いてしまいましたが、最後に簡単に自分の結果を出して1日目のレポートを終えたいと思います!

 

1R bye 

2R 渡辺(敬)君(1495 0-1 馬場(2234 French Tarrasch

3R 馬場(2234 1-0 内田さん(1837 Ruy Lopez Flohr Zaitsev


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