Drinking alcohol.... -私の回答-

http://chessplayer.jugem.jp/?eid=499#comments

 

昨年、議論した話題です。皆さんから非常に多くの意見をいただきましたが、まだ私自身の回答を出していませんでしたね。私はあくまで国際プレーヤーとしての見解を示させていただきたいと思います。

 

×  アルコール

論外です。JCAのクリスマスオープンでもワインが出されなくなりました!

 

  ソフトドリンク

下に置いておくと誰かに蹴飛ばされる可能性があるのでそこは注意です。昔、全日本選手権でありました。

 

×  お弁当

学校の試験、資格試験など、食べながら受けますか?

 

  サンドイッチ、果物などの軽食

長丁場になるとどうしても栄養補給が必要になります。ただ、相手の前で食べるのではなく、席を離れて食べるのがマナーだと思います。

 

  チョコレートなどのお菓子

上記、「サンドイッチ、果物などの軽食」と同様です。

 

  ガム

音を立てなければOKでしょう。

 

  帽子

ファッションの一部と考えてOKです。宗教によっては髪を出していけないところもありますし。

 

×  サングラス

Radjabovも一時期かけていましたが、今はすっかりやめましたね。やっぱり感じ悪いです。

 

×  耳栓

ドローオファーはジェスチャーも交えるのが賢明ですが、口頭で伝えることも多いです。耳栓は「相手のドローオファーを一切受け入れない」という意思表示にも受け止められます。

 

  露出度の高い服

夏、ヨーロッパの女性に良く見られます。これを嬉しいと思うかそうでないと思うかは人によりますが

ちなみに露出が問題ではないでしょうが、昔、マレーシアオープンで靴下をはかずにサンダルで試合会場に行ったらアービターに注意されたことがありました。日本の温泉宿の宴会場気分で行くと受け入れてくれないことがあります。。


×
  音楽プレーヤー

論外です。信じられないことにアメリカ国内の大会では許されているようですが、少なくともアメリカのプレーヤーが他国のトーナメントに出て音楽プレーヤーをつけてプレーしているところは見たことがありません。あ、一人を除いて...

 

  体臭

ある程度は仕方ありませんが、周りに不快感を与えないように気を配るのはチェスの試合以前の問題です。

 

  香水

「体臭」と同様です。

 

  煙草の残り香

「体臭」と同様です。

 

×  3者による助け(飲み物、軽食を買ってくるetc

これはチーム戦でコーチにのみ認められている特権と言えそうです。基本的にチェスは個人と個人の対戦ですから、他者が介入するのは良くないでしょう。「好手があるときにはバナナを差し入れ」、「チョコレートを渡す時はルークを動かせ」など、暗号にも使えますしね。

 

  他のプレーヤーとの会話

きっと試合には関係ない話をしているのだと思いますが、余計な誤解を与えないよう、試合は他のプレーヤーとの接触はできるだけ避けたほうが良いです。

 

×  メイト宣言

日本では某チャンピオンしかやっているところを見たことがありませんが、これも感じが悪いです。黙ってメイトにすれば良いだけの話です。

 

以上、いかがでしょうか?


Drinking alcohol during the game is allowed or not?

吉祥寺CCの書き込みに触発され、試合中に臨むにあたって許されるものと許されないものを考えてみました。吉祥寺CCでは、試合中はもちろん、アルコール類の持ち込みは一切禁止ということだと思うので、この記事の趣旨とは完全に合致しないところはありますが、そこは気にしないことにしましょう。

 

さて、試合中のアルコールについては、私は禁止すべきだと考えています。これに対しては自分なりの答えを用意してありますが、まずは吉祥寺CCの主の回答を聞きたいと思いますから、少々保留にしておきます(笑)

 

以下、気になるものをリストにあげてみました。皆さん、○×△をつけ、(できれば理由も!)コメント欄にご意見をどうぞ。

 

×  アルコール

ソフトドリンク

お弁当

サンドイッチ、果物などの軽食

チョコレートなどのお菓子

ガム

帽子

サングラス

耳栓

露出度の高い服

音楽プレーヤー

体臭

香水

煙草の残り香

3者による助け(飲み物、軽食を買ってくるetc

他のプレーヤーとの会話

メイト宣言


チーム選手権の課題 -おさらい編-

来週、919日・20日はチーム選手権です。会場はいつものPIOではなく、池上会館となることに注意してください。さて、昨年の大会後、チーム選手権の課題をこのページで取り上げましたが、円滑な大会運営の実現に向け、ここで要点をあらためて整理したいと思います。

 

A) レイティング計算の準備

当日、試合を定刻通り始めるためには、チームとしてのレイティング計算について、上位4人の平均値とするか、全員の平均値とするか、URの選手をどのように取り扱うか、明確にし、前日までに計算を済ませておくことが必要です。今年はしっかりやられるとのことですので、このことが原因となる当日朝の混乱はないと信じています。

 

B) 同一クラブからの出場チーム同士の対戦

昨年は、「1日目は同じクラブ同士のチームを積極的に当てて、2日目は全く当てない」という謎のルールが適用されました。その結果、2Rに東北大Aチームと東北大Bチームが対戦するということが起きました。確かに、最終ラウンドに同じクラブ同士のチームが対戦すると、星の調整が可能になるので避けるべきですが、だからといって1日目に無理やり当てるというのはおかしなことです。このままだと、今年もこのルールが適用されるようです。どうにかなりませんか?

 

C) チーム構成

昨年は何らかの理由で欠員が生じ、1番ボードを空けてプレーしているチームがありました。Mishaによると、「1番ボードを空けて戦ってはいけない」とのことでした。そこで、

 

出場選手は1番ボードからレイティング順に着席する。

何らかの理由で欠員が生じた場合はレイティング順に詰めて座り、最下位ボードから空席ができるものとする。

欠員の新規補充は、各ラウンドの組み合わせが発表されるまでに申し出れば、そのラウンドから出場できる。

 

というようなルールを明記し、プレーヤーに周知すべきでしょう。

 

D) チームキャプテンの役割

FIDEのルールには明確に書かれていることですが、日本のチーム選手権に完全に浸透させるのはなかなか難しいところだと思います。しかし、せっかくですから、次の点くらいは適用されても良いかと思います。

 

チームキャプテンは、

a)各ラウンド開始の10分前までに「出場選手表」を運営側に提出する。但し、登録選手
   が
4人のチームは(レイティング順に自動的に着席ボードが決まるので)この表を提出す  
   る必要はない。

b)チーム各メンバーに対戦相手を報告する。

c)チームの全てのゲーム終了後、すみやかに結果を運営側に報告する。

チームキャプテンに限り、自チームメンバーに対して「相手にドローを提案しなさい」「提案されたドローを受けなさい」「提案されたドローを拒否して指し続けなさい」などの助言を与えることが出来る。但し、助言は要点のみの簡潔なものとし、指し手に係る具体的な助言を与えてはならない。

チーム選手権といえども、ゲームはあくまでも個人のものであり、キャプテンの助言に従うかどうかは各選手の判断にゆだねられる。

 

本当はキャプテンによるミーティングが1Rの前にあるのが望ましいですが、時間の制約上、無理とのことです。その代わり、文書掲示などの形でキャプテンの役割が周知されることになりそうです。

 

E) タイブレーク

詳しくはhttp://chessplayer.jugem.jp/?eid=224をご覧ください。

 

1番目のタイブレークが「マッチポイント」であるのはよいとして、2番目のタイブレークは果たして昨年までのように「チームの各メンバーのポイントのトータル(ゲームポイント)」で良いのか、今一度議論すべきところだと思います。私は2番目のタイブレークは「対戦した相手チームのマッチポイントの合計(通称ソルコフ)」であるべきだと考えており、Mishaもそう考えているようです。

 

そして、さらには3,4番目のタイブレークも用意する必要があります。日本の大会で良くない点として、タイブレークがきちんと定められていない点が挙げられます。昨年の名古屋オープンでもありましたが、1,2番目のタイブレークで順位が決まる保証はありません。絶対に順位がつくよう、最後のタイブレークは「チームレイティング平均の高い(or低い)チームを上順位とする」としておけば問題とならないはずです。

 

F) 表彰

個人賞の扱いと表彰盾の問題です。

 

昨年までのチーム選手権では、個人賞は4局以上対戦という条件はありますが、単純に勝率が高いプレーヤーに贈られていました。4人のチームと5人のチームが入り混じっている状況では、ボード賞を設けるのは無意味ですが、やはり1番ボードと4番ボードが同じ基準で表彰されては問題です。最近のオリンピアードではパフォーマンスが採用されているように、今度のチーム選手権でもパフォーマンス順に表彰すべきでしょう。パフォーマンス計算が困難な場合には、いっそ個人賞は廃止してしまったほうがすっきりするのではないかと思います。

 

また、表彰したチームには表彰盾が渡されますが、誰が盾を持って帰るかも問題となります。以前、盾を本当に4等分しようとした輩がいたとのことですが、常識から考えれば、チーム選手権の表彰は個人個人にメダルを渡す形式を取るべきです。

 


これらのことはチーム選手権に参加される方には特に考えてもらいたい点です。いかがでしょうか?


最後に、チーム選手権の課題の要点を一緒にまとめてくださった神田さん、田畑さんには感謝の意を表します。


ルーク or ルック?

暁さんの「ここからはじめるチェス」を読んでいてふと気になったことです。暁さんは一貫してRookをルックと表記していますが、JCA関係の入門書ではルークで統一されています。私も昔はルックと発音していたことがありましたが、今はルークとよんでいます。

 

おそらくどちらでも間違いではないのでしょうが、入門書によって駒の呼び方がまちまちであると、入門者の混乱の原因になる可能性もあるので、ここらできちんと統一したほうがよいのではないでしょうか?

 

ちなみに、私の経験上、海外ではほぼ間違いなくルークと発音されています。


JCAのカルテの存在意義に関して

私は先日、学生選手権の開催を終え、JCAへ結果の報告に行きました。そこで報告用の用紙としてカルテを買わされたのですが、あのJCAで使用しているカルテが本当に必要なのかどうか、ここで考えてみたいと思います。

 

JCAのカルテは3枚複写式で、大会主催者が手書きによりプレーヤーの試合結果を1つずつ記録します。1枚はJCA保存用、1枚は大会主催者保存用、1枚はプレーヤー保存用です。以前はこのカルテを用いてペアリングを行っていましたが、現在はスイスパーフェクトの導入によりその必要はありません。現在のカルテが持つ役割は主催者にとっては試合の記録、プレーヤーにとっては記念品だと言えます。

 

しかしそれが手書きのカルテである必要は全くないと私は思います。JCAへの報告ならばスイスパーフェクトから結果をコピーして送れば良い話であり、手書きのカルテをJCAで再びデータに打ち直すのはナンセンスだと言えます。プレーヤーの記念としてならば、JCAが綺麗なフォーマットを用意し、各クラブ宛、もしくはチェス通信のように個人宛に郵送すれば現在の手書きのカルテよりもずっと喜ばれるでしょう。それにも関わらず各クラブに手書きのカルテを買わせ、無駄なコストと手間をかけている現状に私は反対です。JCAのカルテに関してどのような考えをお持ちか、皆さんからコメントを頂ければ嬉しいです。

 

2010125日  小島慎也


チーム選手権の課題

今回のチーム選手権では白熱した戦いになった一方、いくつか大きな課題を残したと思います。

 

1.開始時間の遅れ

 

これは普段の大会でも良くあることですが、今回は特に参加人数も多く、さらに組み合わせが変則的なこともあり、30分以上遅れました。私自身は開始時間が遅れるのはそれほど気にはならないのですが、その分、昼休みを削るというのはいかがなものでしょうか。ちなみに今回は2日とも昼を食べている時間がありませんでした。そもそもかなりキツキツなスケジュールですので、やはり1Rの開始時間が遅れたら、2Rの開始時間もその分、遅らせてほしいものです。

 

今回も当日申し込みのチームがあったかもしれませんが、参加申し込みの締め切りを前日の24:00などにして、それ以降に申し込みがあったチームは1Rbyeにするという処置を取るべきなのかもしれません。その上で、遅れて申し込んできたチームが2チーム以上あったら、1Rはその中で組み合わせるという手法は取れると思います。

 

2.空白ボードの扱い

 

何らかの理由で欠員が出た場合の扱いについてです。4Bがいない場合はそのまま戦えば良いでしょうが、13Bで欠員が出た場合、そのままそのボードを空けるのか、それとも詰めて座るのか、どちらが妥当でしょう?

 

特に1Bが欠けた場合、チームとしては窮地ですから、13Bで戦うよりなるべく24Bで戦った方が勝てる可能性は高いでしょう。

 

3.タイブレーク

 

今回、私が最も焦点を当てて議論すべき点だと思っています。今後のルール決めのためにも、今回の結果を検証してみましょう。

 

全てのチームの結果を検証するのは大変なので、ここでは4P3位タイの4チームの結果を比較したいと思います。



 

先日もタイブレークの優先順位の2番目に来るのは何が妥当かを考えてみましたが、上の表を見るとそれぞれのタイブレークによって順位が変動してしまうことが分かります。

 

マッチポイントの合計では、やはり最終ラウンド、1B2Bで戦っていた麻布OBと本郷が上に来ました。本郷は3Rで優勝チームを打ち破っているので、当然、当たりは厳しかったのです。

 

チームの獲得ポイント(ゲームポイント)の合計では、慶応OB Aがトップでした。これは最終ラウンド、東北大学A4-0で大勝したことが大きく影響しています。個人的な話にはなりますが、先日、東北大学にお邪魔して指導(?)した身としては、東北大学にはもう少しポイントを削ってほしかったという思いはあります...

 

ドレスデン・ルールで2番目のタイブレークにあったのは、(マッチポイント×獲得ポイント)の合計でした。これは、獲得ポイントに"ある種の重み付け"がなされたものです。マッチポイントの高いチームからたくさんポイントを取っているほど高くなり、逆にマッチポイントの高いチームに大敗してしまうと低くなってしまいます。麻布OB4Rで慶応Aに大敗してしまったことがこのタイブレークポイントの低さにつながっています。

 

以上、3つのタイブレークを加味して総合的に評価すると、やはり3位は本郷が妥当ではないでしょうか。我々はどのタイブレークでも勝てず、残念です...

 

4.個人賞

 

このチーム選手権では単純に勝率で個人賞を決めています。そして普通はボードごとに賞を用意するべきなのでしょうが、このチーム選手権ではボードによる区別はありません。確かに、4人のチームと5人のチームが入り混じっている状況では、ボード賞を設けるのは不可能です。しかしやはり単純な勝率で決めてしまうことには私は反対です。

 

過去のオリンピアードではこのように単純勝率でボード賞が決められていましたが、最近のオリンピアードではパフォーマンスが採用されています。ですから、ドレスデンでは1Bのボード賞がLekoGelfandTopalovというそうそうたる顔ぶれになったことは容易に理解できるでしょう。

 

パフォーマンス計算は手計算では不可能です。しかし、ペアリングソフトを活用すれば、参加者のパフォーマンスは瞬時に算出されます。さすがに全勝であると、パフォーマンスは出ない(はず)ので、そこは考慮する必要がありますが...


不透明なレイティング管理

レイティングはプレーヤーにとって目標を設定するための最も大切な指標です。大会が終わった後はどの程度レイティングが変動したか知りたいものだと思います。しかし、その計算方法が分からなければ、2カ月に一度の更新時まで待たなければいけません。現在の日本チェス界では残念ながらレイティング計算方法が公表されていません。

 

また、レイティング更新の結果は各クラブのリーダーに紙ベースで送付され、クラブに所属していない会員にとっては、本部に問い合わせない限り、自分のレイティングがいくつになったかさえも分かりません。レイティングを知り得ることのできる会員と知り得ることのできない会員。同じ会費を払っていながらこのような差が生まれることがあってよいことでしょうか?

 

本来であればレイティング計算方法と会員のレイティングはホームページに公表するべきです。FIDEは長らくそうしてきています。会員のレイティングについては多少個人情報に引っ掛かるため、会員にしか見られないような制限をかける必要はあるとは思います。しかし、各クラブに紙ベースで送るのは明らかに経費と資源の無駄です。せめてExcelファイルで送るべきでしょう。

レイティング計算方法は公表して何ら問題ないはずです。レイティング計算方法の原理など単純なものですから。計算方法を公表しない理由については、他の団体(JCAから脱退した朝霞CCなど)で使われないようにするためという意味不明なものを聞いたことがありますが、JCAのレイティングをどう悪用できるのでしょうか?

 

計算方法ですが、参考までに10年ほど前、私が一番はじめに教えられた方法は、

 

勝った場合は{(相手レイティング+400)−自分のレイティング}÷25

負けた場合は{(相手レイティング−400)−自分のレイティング}÷25

引き分けた場合は{(相手レイティング)−自分のレイティング}÷25

 

でした。ただし、相手レイティングが±400以上離れている場合は、変動幅には上限と下限が設けられていて、上限は30点、下限は3点(あとで0.5点だと知りました)でした。

 

このあと一時期レイティング計算は手計算(!!)で行われていた時期がありました。信じられませんね。当然ミスも続出し、私も何度か自分の計算結果と違った時は抗議した覚えがあります。今となっては自分のレイティングにはやや無頓着であり、特にレイティング変動に一喜一憂することはありませんが、2000未満の時はレイティングを上げることに相当貪欲でしたので、計算結果がずれることに不満を抱いていました。

 

現在はレイティング計算もだいぶ文明化したようで、計算効率は上がったようですが、計算方法が公表されていないため、正しく計算されているのかどうか確かめる術はありません。だからと言ってJCAのレイティングが実力を反映していないかと言われればそうではないと思います。地域差はあると思いますが、確実にJCAレイティングとFIDEレイティングの隔たりは少なくなってきているように思えます。

 

今回私が主張したいことは、不透明なレイティング管理をやめ、全ての会員が平等に情報を得ることができるようにするべきだ、ということです。そしてレイティングを上げることに皆が貪欲になって、日本チェス界のレベルが底上げされれば、と願っています。


FIDEレイティング管理費

日本のFIDEレイティングを持ったプレーヤーが海外大会に参加し、レイティングゲームをすると、1大会につき1600円、JCAからレイティング管理費を徴収されるのを皆さんご存知でしょうか?


1
大会なら1600円ですが、5大会なら8000円です。FIDEレートがつくと、棋士会員の登録が義務となり、年会費が10500円に増える上に、海外でアクティブにプレーすればするほど加算されるシステムです。このレイティング管理費の規定に関して、JCAからの十分な説明はありません。そこでFIDEレイティング費の管理が実際どのように行われているのか、知り合いのマレーシアのIA(国際審判)に問い合わせてみたところ、以下の返答が来ました。

 

 

Dear Baba

 

Charges for FIDE Ratings are as follows:

 

 

Rating Fees

 

9.1

Rating fees will be charged to the national federations on the basis of the number of their "active" rated players included in the last published FIDE Rating List.

各国のチェス協会に課せられるレイティング費は最新のFIDEレイティングリストに含まれるアクティブプレーヤーの数によって決まる。(このアクティブプレーヤーというのはレイティング変動があったプレーヤーのみなのか、それともリストに掲載されているプレーヤーすべてを指すのかどちらでしょうか?)

 

9.2

Annual rating fees are 1 Euro per player with a maximum each year of 1,500 Euros.

年間の一人当たりのレイティング費は1ユーロであり、1500人以上のプレーヤーを抱えている国の場合は年間1500ユーロを上限とする。

 

Registration Fees for Organization of Tournaments

 

12.1

Registration fees will be charged every six months to the national federations in whose territories registered international chess competitions are held.

国際トーナメントを開催した場合、大会登録費は6ヶ月ごとにその国のチェス協会に課せられる。(日本での国際トーナメントはジャパンリーグのみなので、JCAには年1回課せられるということです。費用の詳細は次の項で述べられています。)

 

12.2

The registration fee is calculated on the following basis:


Tournaments of an average rating of up to 2300


50 Euro

Tournaments of an average rating of 2301 - 2400

100 Euro

Tournaments of an average rating of 2401 - 2500

150 Euro

Tournaments of an average rating of 2501 - 2600

200 Euro

Tournaments of an average rating above 2601

300 Euro


Swiss Tournaments: Number of players multiplied by 1 Euro
Team Tournaments: 1 Euro per player, no maximum
Matches: according to category above.
Scheveningen Tournaments: shall be charged as team event.

 

ジャパンリーグはスイス式オープントーナメントであり平均レイティングは2300以下です。また、参加者は40名程度であるため、トータルの登録費は504090ユーロです。

 

Normally the Federation has a rating officer to calculate the fees & charges.

 

Hamid

 

 

まとめると、レイティング管理費(9.1 , 9.2)は、一般会費と棋士会費の差額分で十分まかなえるはずです。また、大会登録費は各人の大会参加費に含まれていると考えるのが妥当でしょう。


つまり
JCAからの請求は完全なる二重請求だと言いたいわけです。これらの諸費用で会計に足が出るようであれば、ジャパンオープンを国際トーナメント化し、国内のFIDEレイティング保持者を少しでも増やすことが最善の解決策ではないでしょうか?


チェスオリンピアード代表の選考方法

チェスオリンピアードから早3か月あまり過ぎようとしています。次回は2008年ロシアでの大会となります。突然ですが、ここで現行のオリンピアード代表選考方法についての問題点と代替案を整理しましょう。

 

従来の代表は6人であり、オリンピアード前年度の全日本選手権1位〜4位とジャパンオープン1位、2位が優先的に代表に選ばれていました。しかし、ドレスデンから代表人数が減らされ、5人になり、従来通りにはいかなくなりました。ドレスデンメンバーの選考大会での戦績は、以下の通りです。

 

小島  2007全日本選手権1位タイ 2007ジャパンオープン1

馬場  2007全日本選手権6

上杉  2007全日本選手権1位タイ

佐野  2007全日本選手権5

野口  2007ジャパンオープン2

 

私と佐野君は2007全日本選手権の3位、4位であるビビーさんと塩見さんが代表辞退したために降りてきた権利でした。小島君が重複優勝でなく、かつこのメンバー以外の人間が優勝した場合、私には権利が回らなかった可能性が十分あります。しかし、2008全日本選手権の結果は

 

小島  2008全日本選手権1

馬場  2008全日本選手権2

上杉  2008全日本選手権3

 

であり、やはり当たり前ですが、前年度の結果とマッチしません。果たして前年度の全日本選手権が選考大会として適切であるか? という疑問が出てくるはずです。オリンピアード年度でのパフォーマンスが低調な選手でも代表に選ばれてしまうのではないか?、普段パフォーマンスを残していても、たまたま全日本で調子が悪かったプレイヤーや、全日本選手権に参加できないプレイヤーに十分なチャンスが与えられないのではないか?、ということです。また、辞退者が出た場合の選考方法が事前に明確になっていないのも問題です。

 

現制度に替わる案として有力だと考えられるのは、

 

     全日本で1人、ジャパンオープンで1人選び、残り3人をレイティングで選ぶ。

     何大会かの総合成績で選考を行う。

 

のように、プレイヤーを総合的に評価する方法が良いのではないかということです。そのためにレイティングという指標も取り入れるべきでしょう。また、国内でいくら良い戦績を残していても、GM,IMとの試合経験がある程度ないといきなりオリンピアードでは厳しいことも確かです。また、チームとしてのバランスも非常に大切です。このあたりも重要な要素になってくるでしょう。

 

この件に関して皆様のご意見を仰ぎたいと思います。JCAに変更を求めるなら早いうちに行わなければなりませんしね。



ちなみにアメリカでの代表選考方法は以下の通りだそうです。

 

まず、代表5人のうち4人は

 

     USCFレイティング

     FIDEレイティング

     (過去2年以内のUSCFFIDEのピークレイティング)÷2

 

3つの平均値で決まります。

そして最後の一席は上のポイントに年齢別のボーナスポイントが加算された結果で争われます。加算ポイントは以下の通りです。

 

25歳 +5
24
歳 +10
23
歳 +15
22
歳 +20
21
歳 +25
20
歳 +30
19
歳 +35
18
歳 +40
17
歳 +50
16
歳以下 +60
(年齢はオリンピック年度の11日現在のもの)

若いプレーヤーにもチャンスを与えたいということです。

 

レイティングだけクリアーすればよいというわけではありません。以下の2条件が加わります。

 

1.     その計算時以前の1年間に国内において6ラウンド以上あるFIDEのレイティング大会かUSCFグランプリ大会に少なくとも一回は出場していなければいけない。

 

2.     その1年間にFIDE大会あるいはUSCFグランプリ大会で2200以上のプレーヤーと最低30戦、対戦していなければならない。もし30ゲーム以下の場合は、それに満たないゲーム数の分が計算されるレイティングから引かれる。

 

非常にレイティングを重視した選考方法であり、調子の上がり下がりも考慮に入れられているシステムだということが分かります。


チェス通信 2009.1月号

今日、届きました。

あまり内容についてあれこれ言わないようにはしていますが、私の担当する記事において、私の意図したことがJCAのほうに伝わらなかった箇所がありましたので、指摘しておきます。


        Li Chao-David Howell
        World Junior 2008
         Position after 97.Re8


「ここでわざと180度回転させた局面図をお見せします」
として示したのが上図です。

おそらくこの局面だけ見れば手前が白陣だと思うはずです。ナイドルフかなんかのとてもよくありそうなポジションです。しかし実際は手前が黒陣であるのがポイントです!

ですから、原稿の局面図は上図の通り、左下マスがh8になっていますが、チェス通信ではa1になっています。


せっかくですのでちょっと話を発展させます。

前号はオリンピアードのレポートでした。オリンピアード帰りの成田での解団式で、レポートを書きたい人がいたら申し出てくださいと言われていました。本来ならプレーヤーの私が書いたほうがよかったと思いますが、オリンピアード後はやや忙しく、時間が取れませんでした。また、ドレスデンでの経験は少ない紙面には収まりきらないと思っていたので、このページに書くことにしたわけです。

しかし、そりなりに楽しみにしていた前号のレポートでは全く感動が伝わってきませんでした。また、結果だけ載せるのであれば表にしたほうがずっと分かりやすかったと思います。

今号もレイアウトがおかしすぎます。記事の途中でページを飛ばすなら、そのまま続けたほうが読みやすいものです。

あと、せっかくしっかりした印刷物なのに、三つ折りにして郵送してしまっては台無しです。きちんとA4がそのまま入るサイズの封筒で送るべきでしょう。


以上は私の考えですが、皆さんはどうお考えでしょうか?


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