National Tournament in Suzhou -エントリーリスト-

 

Suzhouでのオープン・トーナメントのエントリーリストが公開になりました。

 

全セクションの参加申込者は320名を上回り、その中でOpenセクションは計40名のみ。

ただ、Openセクションは少数精鋭で、確認できた限り、私よりレイティングの高いプレーヤーが15名いました。

 

Lu, Shanglei (GM, 2625)

Xu, Yinglun (GM, 2512)

Liu, Yan (GM, 2498)

Fang, Yuxiang (GM, 2472)

Chen, Qi (2443)

Zhu, Jiner (WIM, 2442)

Li, Yankai (2434)

Fang, Yan (IM, 2424)

Bao, Qilin (IM, 2412)

Liu, Zhaoqi (2443)

Wang, Shixu (2362)

Huang, Renjie (2335)

Peng, Hongchi (2334)

Li, Hong (2328)

Li, Bo (IM, 2314)

 

当初の予定から変更で、4Rからの参戦になりますが、どのゲームもタフになりそうです。


King Hunt (1)

King Hunt

 

盤上でチェックの連続で相手キングを追いかけまわし、最後に仕留める。それはチェスで最もスペクタクルなフィニッシュの1つでしょう。昨年のJapan Openの東野さんとのゲームから、過去のKing Huntのゲームを思い返しました。今回から3回に分け、私自身の思い出の3つのKing Huntを紹介したいと思います。

 

Baba, Masahiro (2278)

Lin, Pin-Chen (1979)

百傑戦 2015(6)

 

1. e4 e6 2. d4 d5 3. Nd2 Nf6 4. e5 Nfd7 5. Bd3 c5 6. c3 Nc6 7. Ngf3 g6 8. O-O Bg7 9. Re1 O-O 10. Nf1 cxd4 11. cxd4 Qb6 12. Bc2 f6 13. exf6 Nxf6 14. Ba4 Ne4 15. Bxc6 bxc6 16. Re2 e5 17. Be3 Bg4 18. dxe5 Qb7 19. Rc2 Bxe5 20. h3 Bxf3 21. gxf3 Nd6 22. Nh2 Nf5 23. Rac1 Nh4 24. Rxc6 Bxh2+ 25. Kxh2 Nxf3+ 26. Kg3 Qb8+ 27. Rc7 Qd8 28. Kg2 Qd6 29. Kf1 Qe6 30. Qb3 Qxh3+ 31. Ke2 Qe6 32. Qb7 Nd4+ 33. Kd2 Nf5 34. Rxh7 Rfb8

KH1.gif

[序盤からoutplayされていましたが、7thランクに大駒を重ねることで、逆転のチャンスを得ました。]

35. Rh8+!!

[h7のマスをクイーンに渡すためのサクリファイス。]

35...Kxh8 36. Rh1+ Kg8 37. Qh7+ Kf8 38. Qh8+

KH3.gif

[38. Bc5+? からチェックをスタートすると、38... Ke8 39. Qh8+ Kd7 40. Rh7+ Kc6でチェックが途切れます。]

38... Ke7?

[38... Qg8 39. Qf6+ Ke8 40. Rh8 Qxh8 41. Qxh8+ Kf7なら、白に多少のイニシアティブは残りますが、アドヴァンテージはほとんど無かったでしょう。]

39. Rh7+ Kd6 40. Bf4+ Kc6 41. Qc3+!

KH4.gif

[クイーンは常にダイナミックに!]

41... Kb5 42. Qb3+ Ka5 43. Qa3+

KH5.gif

[43. Bxb8?! Qe2+! 44. Kxe2 Nd4+ 45. Kd3 Nxb3 46. Bc7+ Kb4 47. axb3 Kxb3 48. Be5だと白が勝てますが、テクニックが必要です。一度、ナイトフォークポジションからクイーンを避けておくのが重要です。]

43... Kb5 44. Bxb8 Rxb8 45. Qb3+ Kc6 46. Qxb8 Qd6

KH6.gif

47. Qc8+ Kb5 48. Rb7+ Ka5 49. Rxa7+ Kb5 50. a4+ 1-0

KH7.gif

[hファイルからaファイルまで追いかけ廻し、次の1手でメイトです。]


National Chess Open Tournament in Suzhou 2019

 

 

http://cca.imsa.cn/archives/72966

 

中国、蘇州でのオープントーナメント、2019全国国棋公开()の案内です。4/573連休にあわせ、蘇州市の常熟というところで開催されます。オーガナイザーと連絡が取れ、外国人も参加可ということなので、参加に向け、準備を進めようと思っています。

 

期間2019/4/24/7

場所Pullman Changshu Leeman(常熟理文铂尔曼酒店)

形式9Rスイス式,60+30/

エントリー締切2019/3/20

タイムテーブル

4/2() 20:00 Players meeting

4/3()  8:30-12:30  1R

4/3() 14:30-18:30  2R

4/4()  8:30-12:30  3R

4/4() 14:30-18:30  4R

4/5()  8:30-12:30  5R

4/5() 14:30-18:30  6R

4/6()  8:30-12:30  7R

4/6() 14:30-18:30  8R

4/7()  8:00-12:00  9R

4/7() 13:00 Closing ceremony

 

FIDE戦ではなく、12ゲームの割にはタイムコントロールも短いですが、2700+のプレーヤーも参戦する、ハイレベルなトーナメントになるとのことです。なお、5制の公开組と並行して3日制の棋、候、一级组のトーナメントも開催されるので、大人数になることが予想されます。

 

昨年の大会結果を見つけました。3日間で9Rをこなす、快速フォーマットだったみたいですが、今年はフォーマットを大きく変えた形になります。

http://chess-results.com/tnr329546.aspx?lan=22

 

今回、一番問題なのは、大会会場が非常にアクセスの悪い位置にあるということです。私のイメージしていた蘇州とは程遠く、蘇州市内中心地から車で1時間以上離れています。会場となるホテルは、常熟と南通市を結ぶ蘇通長江公路大橋のふもとあたりにあり、上海虹橋空港からも無錫空港からも車で1時間半くらいかかりそうです。行き方は少し考えなければいけません。

 

 

とにかく、これが2019年初めてのゲームになります。記憶に残る面白いトーナメントになることを期待しています。

 
 


50 MOVES Chess Magazine

 

 

 

海外のチェス雑誌というと、「New In Chess Magazine」、ロシアの「64」、「American Chess Magazine」、「British Chess Magazine」などが有名ですが、今回はオーストラリアのチェス雑誌「50 Moves」を紹介します。

 

20148月に創刊された「50 Moves」は、年6冊ペースで発刊を続けています。創始者の1人であり編集者のGM Ly Moulthunを筆頭に、GM Ian RogersGM Max Illingworthなどの地元のプレーヤー達が中心になって仕上げたローカルなマガジンであるのが特徴的です。なお、IM 池田惇多くんも初期からの中心メンバーで、今もレギュラーでコラムを持っています。

 

オーストラリアのチェス雑誌として、以前は「Australian Chess magazine」がありましたが、何年か前に廃刊となりました。ローカルマガジンの無い空虚さや必要性を感じた若きマスター達が、新たなチェス雑誌を立ち上げた形になります。

 

このたび、オーストラリアに行ったこともあり、私もバックナンバーを購入してみました。以前は印刷物での販売がありましたが、今はデジタル媒体(PDFPGN)のみでの販売となっています。デザインや見易さ・読み易さに注力したのが分かるほど、他のチェス雑誌に引けを取らない綺麗な装丁になっています。

 

内容としては、World ChampionshipOlympiadなどのグローバルな話題からローカルトーナメント・プレーヤーの記事、エンドゲーム・タクティクス・スタディまで幅広く扱われています。20158月号ではWIM Heather Richardsの来日レポートが出ていて、よく知っている日本の方々の写真も載っています!

 

彼らの情熱が結集したチェス雑誌だと思いますので、皆さんも興味がありましたら下記リンクから購読なり購入なりを検討してみて下さい!

 

https://50movesmagazine.com/


Norths Sydney Chess Club

IMG_1500.JPG

 

2月頭の春節休暇中にオーストラリア・シドニーに行きました。今回はチェスメインではなく観光目的でしたが、せっかくなので地元のチェスクラブに立ち寄ろうと考えました。シドニーのチェスクラブはいくつかありますが、今回はオーストラリア在住のIM、池田惇多くんに紹介してもらったNorths Chess Clubに顔を出すことにしました。当クラブはシドニーで最もレベルの高いクラブで、毎週火曜日の夜に活動をしています。ちょうど2/5(火)にクラブのブリッツトーナメントがあったことから、予定を調整し、トーナメントに参戦しました。

 

Norths Chess ClubHP

http://www.northsydneychess.org/

 

クラブの活動場所であるNorthsはシドニー市内北側のNorth Shore側にあります。事前にクラブにコンタクトを取ったところ、当日は19:30までに会場に来てくれとのことだったので、電車とバスを乗り継ぎ、会場に向かいました。シドニーのバスは停車駅のアナウンスも無ければ車内に表示もないため、初めてだと目的のバス停で降りられるか不安になります。しかし、ちょうど一緒のバスに乗り合わせた人がチェスのアプリを開いていたので、目的地は同じだろうと推測し、その人についていくことに。

 

IMG_1570.JPG

 

私の到着した19:15分頃にはすでに20人以上集まっていました。ブリッツトーナメントの参加費10豪ドル(≒800円)を払い、エントリーを済ませると、オーストラリアNo.1プレーヤーのGM Anton Smirnov 2567)が登場。現地のスタープレーヤーの参戦ともあり、どうやらこの日はいつもより多くの人が集まったようです。私にとっては彼のようなプレーヤーが普通のクラブに顔を出すこと自体、驚きでしたが、私の行ったその日にピンポイントで来てくれたのはありがたかったです。

 

IMG_1572.JPG

 

ブリッツトーナメントは3+2/秒のスタンダードなタイムコントロールで、9ラウンドのスイス式。参加者の中にはちらほらタイトルホルダーもいましたが、レイティングは分からず。平日の夜遅い時間でしたが、総勢45名によるちょっとしたトーナメントになりました。

 

トーナメントが始まり、はじめの4Rは危なげながらも連勝し、5R目でGM Anton Smirnovと対戦しました。このゲームは普通に負け、その後は負けとドローが続き、終わってみれば5.5P10位とさんざんでした。まあ、Chess.comでのブリッツレイティングや私のブリッツスキルの無さを考慮すると、妥当な結果だったかもしれません。結果はともあれ、参加者の皆さんがとてもフレンドリーで気持ちよく過ごすことができました。

 

IMG_1588.JPG

 

IMG_1589.JPG

 

IMG_1586.JPG

 

IMG_1604.JPG

 

IMG_1599.JPG

GM Anton Smirnovとの対戦

 

優勝は8.5PAnton Smirnovでした。当たり前と言えば当たり前の結果ですが、彼のようなクラスのプレーヤーが来てくれるのは、クラブプレーヤーにとって刺激になることは間違いありません。

 

最終戦績はこちら。

 

IMG_1613.JPG

 

IMG_1614.JPG

 

会場を出たのは23:00近くで、バスの本数も少なくなっていましたが、運良く来たバスに乗って、行きと同じ経路でホテルに戻ることができました。

 

 

シドニー滞在中、街中で多くのチェスセットに出会いました。これらはただのオブジェではなく、そこで必ず誰かしらがチェスをしていました。オーストラリアではプロプレーヤーは少ないものの、文化としてチェスが根付いているのだなと強く感じました。

 

IMG_1564.JPG

Central Park Sydneyのチェスセット

 

IMG_1847.JPG

Cockatoo Islandのチェスセット

 

IMG_1891.JPG

Hyde Parkのチェスセット


中国チェス協会 年間カレンダー

 

中国チェス協会の公式HPから、トーナメントの年間カレンダーです。

 

http://cca.imsa.cn/archives/72685

 

オープントーナメントの日程だけ抜粋してここにお知らせします。

 

 

(全国オープン大会 @蘇州 4/4-4/7

龙头オープン大会 @秦皇島 4/15-4/25

上合組織国家国際オープン大会邢台 6

中国国際オープン大会 @湖南 7

海南国際オープン大会 海南 時期未定

中国女子オープン大会 場所・時期未定

粤港澳大湾区オープン大会 @深圳 時期未定

海新区杯中国オープン大会 天津 下半期

中国女子国際オープン大会 @紹興 時期未定

 

 

4/4-4/7の蘇州のオープン大会は、公开と書いてあったので予定に入れましたが、詳細が出ていませんし、日程的にもトーナメントではない可能性がありますので、()書きしています。

 

今のところ、龙头オープン大会の詳細だけ出ているので、そちらのリンクを貼り付けておきます。

 

http://cca.imsa.cn/archives/72774


日本チェス連盟(Japan Chess Federation) Official HP

 

日本チェス連盟(以下JCF)の公式ホームページが公開されました。

 

http://japanchess.org/

 

まずは公開ということで、コンテンツの整備はこれからになると思いますが、ざっと目を通した上で、いくつか私見を述べたいと思います。

 

・英文との併用について

JCAのホームページにはなかった英語での表記が各所にありますが、項目自体が日本語だと日本語が分からない人には必要な情報に辿り着かないこともあります。やはり、最終的には完全に日文と英文の切り替えにしたほうが良いかなと思います。(労力は倍になりますが...)

 

・年間カレンダーについて

ゴールデンウイークオープン(旧ゴールデンオープン)、ジャパンクラシック(旧ジャパンリーグ)、クラブ選手権、ジャパンオープンがFIDE戦となり、国内のFIDE戦が増えました。これは、かねてから年間2回のFIDE戦では少なすぎるという意見を反映させてもらった結果だと思っています。まずはスタンダードのFIDE戦が増えたことを歓迎すべきでしょうが、せっかくなのでRapidBlitzFIDE戦があると良いかなと思います。

 

・レイティングについて

JCFのレイティングはJCAの国内レイティングを引き継ぐ形となります。ただし、計算方法は変わり、FIDEの計算方法を採用し、毎月の更新となります。国内のFIDE戦が増え、計算方法も更新頻度もFIDEレイティングと合わせることにより、国内レイティングの持つ意味は薄くなるでしょう。すでに国内レイティングはFIDEレイティングに比べ+100くらいはインフレ気味で、自分の実力が過大に見えてしまう悪い点があります。今後、FIDEと国内のレイティングのバランスによっては、国内レイティングにある程度補正をかけることも必要ではないかと思います。

 

JCF設立に当たり、JCAからの資本金の移行などは一切ないということなので、本当にゼロスタートです。いろいろな人の意見を取り入れて作っていく組織だと思っていますので、皆で良い方向に進めましょう。


BCC Thailand Open 2019

 

BCC.gif

 

今年のBCC(Bangkok Chess Club) Thailand Open4/6から4/14です。

 

今回、大会会場が変わり、Bangkok商業区の中枢であるSiamエリアのホテル、Centara Grandでの開催となります。

 

時期的にタイの水掛け祭り・ソンクラーンと被りますが、それはそれで楽しそうです。 


ミライの棋譜ノート

将棋棋士であり、もうじきFMの青嶋未来くんがblogを開設しました。

皆さま、ぜひお立ち寄り下さい。

 

https://ameblo.jp/mirai-227/


2018総括

今年もあと残りわずかとなりました。

例年通り、今年の総括です。

 

2018年の戦績は以下の通り。

 

==========================

試合数:61試合(□32 29

結果:(勝ち42 負け12 ドロー7

勝率:74.6%

==========================

 

今年は久しぶりに海外トーナメントに参加するという目的を掲げ、8月にBruges Mastersに参戦しました。全日本、Japan Leagueといった国内のFIDE公式戦には参加しなかったので、これが唯一のFIDE戦でした。大会としては、千葉選手権と中部快速openで優勝。中部快速openは並居るライバルに競り勝っての優勝だったので、渡航前の良い思い出となりました。

 

オリンピック・イヤーの今年、Batumi Olympiadopenセクションで、日本は過去最高の58位と好成績で、個人個人がもっと強くなれば、日本はもっと順位を上げられると期待できるような結果でした。世界に目を向けると、Carlsenが世界チャンピオンを防衛し、Carlsenの時代はまだまだ続くでしょう。ただ、Carlsenが最も輝いたプレーヤーだったかと言えばおそらくそうでなく、挑戦者のCaruana、急成長のShankland、もしくは女子チャンピオンのJu Wenjun2018年を最も彩ったプレーヤーだったと思います。特にJu Wenjun5月にTan Zhongyiにマッチで勝ってチャンピオンの座に就いたのち、11月のWorld Cupでチャンピオンを防衛、さらにBatumi Olympiadでは中国を優勝に導きました。(P.S. World Rapidも優勝しました。)

 

もうすぐ平成も終わり、日本チェス界も大きく変わろうとしています。私自身も今年は中国への転勤で大きく環境の変化した1年でした。2019年はどんな1年になるか楽しみです。

 

それでは皆様、良いお年を!


calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2019 >>
selected entries
categories
archives
recent comment
recommend
recommend
recommend
recommend
recommend
recommend
recommend
recommend
recommend
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM