百傑戦 2017

望んでいた結果とは程遠い結果に終わった百傑戦からは、1戦だけ振り返ろうと思います。

 

Baba,Masahiro (2379)

Hiebert,Kenji (2063)

百傑戦 2017(3)

 

[初日を連勝で迎えた3Rはユース代表のHiebert君と。当然ですが、2015年の全日本で当たった時よりパワーアップしているので、要警戒です。]

1.e4 c5 2.Nf3 Nc6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 Qc7 5.Nc3 e6 6.Be3 a6 7.Qf3

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[Sicilian Taimanovに対するトレンディーなライン。クイーンをg3 or h3にセットし、アタックを目指します。]

7...d6

[b8-h2のダイアゴナルを閉じると、g3で白クイーンが安定するので、個人的には7...Bd6 8.000 Be5と戦うほうがベターだと思います。]

8.Qg3 Bd7 9.000 b5?

[g7が狙われている黒は、キングサイドのピースをいかに展開するか悩みどころですが、この手は典型的な3ポーンvsピースのサクリファイスを誘導してしまします。]

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10.Bxb5! axb5 11.Ndxb5 Qb7 12.Nxd6+ Bxd6 13.Rxd6

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[g7を狙いつつ、dファイルにルークを重ねます。白のプレーは非常にシンプルなのに対し、黒は局面をまとめるのが難しいところです。]

13...g6

[黒マスを弱くするので指したくない手ですが、他にアドバイスできることがありません。]

14.Rhd1 Rd8 15.Kb1

[このキング寄りはあまり意味はありませんが、メインに考えていた15.Na4(△Nc5)に対して、15...Nb4が思いの他、カウンターになっているので、有用な手で1手待つことにしました。]

15...Bc8 16.Rxd8+ Nxd8

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17.a4!

[b5にナイトのための足場を作り、Nb5から決定的なNc7+ or Nd6+を狙います。]

17...Qc6 18.Nb5 Nb7 19.Qb8!

[敵陣にクイーンが侵入してNc7+ or Na7でビショップを取りに行きます。個人的には非常に美しい手で気に入っています。c8のビショップを守るには次の1手ですが…]

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19...Ne7 20.Nc7+ Kf8 21.Bh6+ Kg8 22.Qxb7!

[d8のディフェンダーを消し去り、バックランクメイトを完成させます。22...Bxb7 23 Rd8+] 10

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千葉県選手権2017

全日本選手権の地区予選として開催された千葉県選手権は、東京近郊ということもあり、地区予選としては多い32名の参加者を集めました。スタンダードなタイムコントロールのゲームを楽しめるため、また、全日本の権利枠(8名につき1名)を増やすのに貢献するため、参加を決めました。

 

余裕のある会場スペース、スケジュール・ルールにシビアな大会運営と、クオリティーの高い大会でしたので、また機会があれば参加したいと思います!

 

Furuya,Masahiro (2079)

Baba,Masahiro (2379)

Chiba 2017(5)

 

[ここまで4連勝で迎えた5R目は、初対戦となる古谷くんと。] 1.d4 Nf6 2.c4 g6 3.Nc3 d5 4.cxd5 Nxd5 5.e4 Nxc3 6.bxc3 Bg7 7.Nf3 00 8.Be2 c5 9.Be3 Qa5

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[少し種々のラインがミックスされていますが、あらかたスタンダードなグリュンフェルドです。] 10.Qd2 Nc6 11.Rc1 Bg4 12.d5 Rfd8 13.00 e6 14.Rfd1 exd5 15.exd5 b6?

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[15...Ne7 16.c4 Qxd2 17.Rxd2 Nf5 のときに、c5のポーンが浮いているため、あらかじめ守りをつけた手ですが、18.Bxc5? には18...Bh6! があるので不要な手です。クイーン交換が無ければ、黒クイーンがa5で孤立してしまうので、感覚的にもおかしな手です。] 16.Bg5! f6 17.Bh6?! [黒にf6を突かせ、a2-g8ダイアゴナルを開かせるのは良いアイディアですが、ラインの閉じた黒マスビショップを交換しにいくのは、やや一貫性に欠けます。17.Bf4! とビショップをキープすべきでしょう。] 17...Ne7 18.Bxg7 Kxg7 19.Qe3

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19...Nf5 [19...Nxd5 20.Rxd5 Rxd5 21.Qe7+ Kh6 22.Qe3+ Kg7 23.Qe7+でパペチュアルによるドローなら黒としてはOKですが、22.Qxf6!? で勝負されると厄介です。] 20.Qe4? [これは黒にテンポを取らせるので明らかにミスです。20.Qf4! で、c7への侵入を見せつつ黒ビショップをアタックすべきでした。] 20...Bxf3 21.Bxf3 Re8 22.Qf4 Re5!

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[eファイルを取りつつ、白クイーンの侵入を防ぐ絶好のアウトポストを見つけ、形勢が黒に傾き始めます。] 23.a4?! [このあと黒にブロッケードを築かれてしまうと白ビショップが働かなくなるので、ここは23.d6と仕掛けるしかなかったと思います。その場合、黒は23... Rd8 24.d7 Qxa2でポーンを取った後、クイーンサイドのポーンで勝負します。] 23...Rae8 24.g3 [バックランクが弱いので、もう24.d6と突けません。(24...Qxc3!] 24...Nd6!

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[センターをブロックし、黒は理想のポジションを得ました。白にはc3a4のポーンが弱点として残っています。] 25.Kg2 c4 26.Qg4 R8e7 27.Rd2 Qxa4 28.Re2 Rxe2 29.Bxe2 Qa3 30.Rc2 Qc5

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[あとはクイーンサイドのポーンを突いていくだけです。]31.Bf3 a5 32.Qf4 b5 33.h4 b4 34.cxb4 axb4 35.Be2 c3 01

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最終結果はChess-results.comで確認できます。

http://www.chess-results.com/tnr260897.aspx?lan=22

 


朝霞 冬の大会

朝霞チェスクラブの大会情報です。

 

【日時】2017115日(

【会場】朝霞中央公民館

【形式】4Rスイス式  A.B2クラス

【タイムコントロール】45分指し切り

【参加資格】無し(JCA非公式戦)

【参加費】1,000円(昼食無し)

【スケジュール】

09:30 受付

10:00 R1


2016総括

今年もあと残りわずかとなりましたので、例年通り、今年の総括です。

 

2016年の戦績は以下の通り。

 

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試合数:45試合(□22 23

平均レイティング:2186

結果:(勝ち30 負け7 ドロー8

勝率:75.6%

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JCAレイティングのインフレを考慮しても、あくまで数字から見れば、キャリアの中でベストの1年でした。

 

トーナメントだと、1月と5月のIVLでは4.5P/5Rでの優勝、11月のJapan Openでの優勝が目立った戦績かと思います。でも、個人的には、全日本での最後6戦、日本のベスト・プレーヤー達(AoshimaTranNanjoLewisAverbukhKojima)に対して3.5P/6Rと勝ち越したのと、新潟国際親善試合で中国のマスター達に1.5P/4R取れたことが大きな成果だと思っています。

 

また、JCAレイティングは全ての大会・例会においてプラスで、23052379とちょっと伸びすぎた感があります。あとはFIDEレイティングを何とか伸ばして、早く2300に到達してFMになることです。

 

来年も継続してレベルアップに励みます!それでは皆様、良いお年を!


Japan Open 2016

先週のJapan Openから1ゲーム紹介します。

 

Katsuta,Yuki (2074)

Baba,Masahiro (2355)

Japan Open 2016(4)

 

[2日目の朝のラウンドは、電車遅れにより10分遅刻でのスタート。用意したラインで時間の遅れを取り戻します。] 1.d4 Nf6 2.c4 g6 3.Nc3 d5 4.cxd5 Nxd5 5.e4 Nxc3 6.bxc3 Bg7 7.Nf3 00 8.Be2 c5 9.Rb1 cxd4 10.cxd4 Qa5+ 11.Bd2 Qxa2 12.00 Bg4

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[かつてのグリュンフェルドのメインライン。研究が進み、だいたいどの変化でも黒がイコアライズできるラインが発見された今、指される頻度は減ってきています。] 13.Rxb7 Bxf3 14.Bxf3 Bxd4 15.Bb4 Nc6

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[ここで、今年のJapan LeagueでのKatsuta,Y-Zhou,J 戦から外しました。GM Zhou,Jの選択した15...Rd8も可ですが、私にはナイトを展開する手のほうが自然に見え、プリパレーションではNc6をメインに見ていました。16.Qc1 Na6 17.Bxe7 Rac8 18.Bxd8 Qxf2+ 19.Kh1 Rxc1 20.Rxc1 Nc5 21.Rc7 Nd3 22.R7c2 Nxc1 23.Rxf2 Bxf2 24.Be7 Bd4 25.g4 Nd3 26.h3 a5 27.Kh2 Bc5 28.Bf6 a4 29.Bd1 a3 30.Bb3 Bd6+ 31.Kg2 Be5 32.Be7 Nc1 33.Bxf7+ Kxf7 34.Bxa3 Nb3 35.h4 Nd2 36.h5 g5 37.Bc1 Bf4 01 Katsuta,Y (1839)-Zhou,J (2616)/Japan League 2016) ] 16.Bxe7 Rfe8 17.e5[白マスビショップのラインを開き、c6のナイトないしはa8のルークまで狙う自然な1手ですが、e5のポーンを守れなくなるというデメリットがあります。白が継続して黒にプレッシャーを与えるなら、17.Bg5が面白いと思います。] 17...Rxe7 18.Rxe7 Rd8

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[狙いはBxf2+での白クイーン取り。このスレットは白クイーンがdファイルを外れれば簡単に防げますが、e7のルークが当たりになっているので、単純にクイーンがよける手に対してはNxe7で黒のピースアップになります。] 19.Re8+?! [予想はしていましたが、これだと本譜のように黒勝ちorドローの展開に突入します。白のベストは、19.Bxc6 Bxf2+ 20.Kh1 Rxd1 21.Rxd1 Bd4

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ANALYSIS  DIAGRAM

これでマテリアルバランスはイコール。ただ、黒にはパスポーンを進めるというプランがあり、白はバックランクの弱さからなかなかルークを連結させられないので、勝つとしたら黒だと考えていました。]

19...Rxe8 20.Bxc6 Rd8

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[これではっきりと黒良し。e5ポーンはすぐに落ちますし、ルークのアクティビティーの差がはっきりしています。] 21.Kh1 Qe6 [ダブルアタック!] 22.Qa4 Qxe5 23.Bb5 Bb6

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24.f4 [Bb8-c7からh2でのメイトを狙う手もあるので、fポーンは遅かれ早かれ突かなければいけませんが、今度はf4のポーン自体が弱点になります。] 24...Qf5 25.Ba6 h5

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[白のf4-f5の突きをクイーンでしっかり抑え、あとはキングサイドのポーンを突いて白キング前を崩しにいきます。] 26.Qc6 h4 27.h3 Kh7 28.Qc3 Rd4 29.Bc8?

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29...Rxf4! 30.Rxf4 [30.Bxf5 Rxf1+ 31.Kh2 Bg1+ 32.Kh1 Bd4+ +] 30...Qb1+! 01

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Japan League & 新潟 2016

Fighting against Chinese masters

 

この夏は中国のマスター達との連戦でした。

 

ジャパンリーグにはZhou JianchaoGM,2616)、Lu ShangleiGM,2607)、Ni ShiqunWGM,2398)、Wang JueWGM,2369)の4人のマスターが招待され、他の参加者に交じって熱戦を繰り広げました。私はZhou JianchaoNi Shiqun2人と当たりましたが、どちらも負け。途中、中国のマスター同士の対戦もありましたが、最終的にはLu ShangleiZhou Jianchaoがワン・ツーフィニッシュを決めました。

 

日本勢が大敗した中、R.3で、青嶋君がマスターに黒星をつけました。

 

Aoshima,Mirai (2207)

Ni,Shiqun (WGM,2398)

Japan League (3) 2016

 

1.d4 Nf6 2.c4 g6 3.Nc3 d5 4.cxd5 Nxd5 5.e4 Nxc3 6.bxc3 Bg7 7.Nf3 c5 8.Rb1 00 9.Be2 Nc6 10.d5 Ne5 11.Nxe5 Bxe5 12.Qd2 e6 13.f4 Bg7 14.00 exd5 15.exd5 Qd6 16.c4 b6 17.Bb2 Re8 18.Bd3 f5 19.Rfe1 Bd7 20.Bxg7 Kxg7 21.Qb2+ Kf7 22.Re5 Re7 23.Rbe1 Rae8 24.g3 b5 25.Kf2 a6 26.R1e3 b4 27.Rxe7+ Rxe7 28.Qh8 h5 29.Re5 Re8 30.Qh7+ Kf8

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[Find the combination!] 31.Qh6+! Kf7 32.Bxf5! Qf6 [32...gxf5 33.Qxd632...Bxf5 33.Rxf5+ gxf5 34.Qxd632...Rxe5 33.fxe5 Qxe5 34.Bxd7も白勝ちです。] 33.Qh7+ Kf8 34.Qxg6 Qxg6 35.Bxg6 Rb8 36.Rxh5+-

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[黒ポーンをかすめ取り、あとは丁寧に指して白勝ちです。] 36...Ke7 37.Bc2 a5 38.d6+ Kxd6 39.Rd5+ Ke7 40.Rxc5 a4 41.Re5+ Kf6 42.Rd5 Be8 43.Rf5+ Kg7 44.Re5 Bc6 45.Re6 Rc8 46.Ke3 Kf7 47.Rxc6 Rxc6 48.Bxa4 Re6+ 49.Kf3 Re1 50.h4 Rf1+ 51.Kg4 Kf6 52.h5 Rc1 53.Bb3 Rc3 54.f5 Rc1 55.h6 Rh1 56.c5 Rxh6 57.c6 Rh1 58.Bd5 Rf1 59.Be6 Rc1 60.Bd7 Rc4+ 61.Kf3 Ke5 62.g4 Rc3+ 63.Ke2 Kd6 64.g5 Rc2+ 65.Kd3 Rxa2 66.Kc4 Rb2 67.g6 Ke7 68.Be6 Kf6 69.Kd3 b3 70.c7 Rc2 71.c8Q 10 [青嶋君自身も上手く指せたという、good gameです。]

 

また、最終ラウンドには篠田君がWang Jueを撃破!

彼がこれまで指してきた中でbestということなので、このゲームの解説はそろそろどこかのページに上がってくると思います。

 

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新潟の日中対抗戦では、中国からZhao JunGM,2623)、Wang ChenIM,2508)、Zhang XiaowenWGM,2364)、Gu XiaobingWGM,2324)の4名のマスターが、日本の4名のプレーヤーと対戦しました。昨年よりも若干、相手の平均レイティングは落ちていますし、下2人は2300台なので、そこからは何としてもポイントを取りたいところでした。データベースで相手のゲームをチェックし、準備して臨みました。

 

Baba,Masahiro (2263)

Gu,Xiaobing (WGM,2324)

Niigata 2016(1)

 

1.e4 c5 2.Nf3 d6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 Nf6 5.Nc3 a6 6.Bg5 e6 7.f4 Be7 8.Qf3 Qc7 9.000 h6 10.Bh4 Nbd7 11.Be2 b5 12.e5 Bb7 13.Qg3!?

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[昨年のIVLでの篠田戦の焼き直し。45分指し切りなので、この後に続くピース・サクリファイスが必ずしも正しくはないと思いつつも、まずは自分の土俵に持ち込みます。ここからしばらく白も黒もオンリー・ムーブの応酬ですが、相手のGu Xiaobingは、時間を使いこんで考えていたため、オープニングのチョイスは成功だと言えます。] 13...dxe5 14.Nxe6!? fxe6 15.Qxg7 Rh7 16.Bh5+ Kd8 17.Qg6 Kc8

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18.Rxd7!? [17手目まで全てプリパレーション。ここから自分の頭で考え、この手が思い浮かびました。サクリファイスではなく、単に駒交換になります。] 18...Nxd7 [18...Qxd7 19.Bxf6 Bxf6 20.Qxf6は明らかに黒が悪いので、こう取り返すしかありません。] 19.Qxh7 Bxh4 20.Rd1 Bc6 21.g3 Bf6

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22.Ne4 [これで使いづらかったc3のナイトをうまく捌けます。] 22...Bxe4 23.Qxe4 Ra7 24.Qg6 [Rxd7-Qxf6] 24...Qc4!

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[強力なカウンター。25.Rxd7?? Rxd7 26.Qxf6 Qf1+では白がメイトになります。] 25.b3 Qc3 26.Qe8+ Bd8 27.Rd3 Qa1+ 28.Kd2 e4! [これも強力な1手で、白はルーク交換を余儀なくされます。白としてはビショップでe6のポーンを取りに行きたいのですが、その時間を与えてはくれません。] 29.Rc3+ Rc7 30.Rxc7+ Kxc7 31.Qxe6 Qd4+ 32.Ke2

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[どちらのキングもノーガードですが、すぐにチェックはありません。白は厄介なe4のポーンを消しにいくことが、黒はピースをうまく連携させることが、最優先事項です。] 32...Nb6 [局後、Gu Xiaobingは、a6e4を守れる32...Nc5のほうが良かったと話していました。] 33.Bg4 [Nb6-d5を防ぎます] 33...h5 34.Bf5 [34.Bxh5?! Nd5 35.Qe5+ Qxe5 36.fxe5 b4! は、エンドゲームで負けそうです。] 34...Qg1? [クイーンがセンターから離れるのは危険です。] 35.Qe5+ Kc6 [35...Kb7? 36.Bxe4+ Kc8 (36...Ka7 37.Qg7+ Kb8 38.Qb7#) 36.Qe6+ Kb8 38.Qc6 Qxh2+ 39.Bg2+-] 35.Bxe4+ Kd7

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[チェックで厄介なe4のポーンを消し、主導権もまだ白にあります。しかし、持ち時間もなくなってきて、勝ちのラインを見つけられません。37.Qxh5! なら、白にチャンスがありますが、エキサイティングなゲームはパペチュアルでドローに落ち着きます。] 37.Bf5+ Kc6 38.Be4+ Kd7 39.Qg7+ Be7 40.Bf5+ Kd8 41.Qh8+ Kc7 42.Qe5+ Bd6 43.Qg7+ Kd8 44.Qf6+ Kc7 45.Qc3+ Kd8 46.Qh8+ Kc7 47.Qg7+ Kd8 48.Qf6+ Kc7 49.Qf7+ Kd8 50.Qf6+ Kc7 ½–½


全日本選手権2016

過去最高レベルと見られた今年の全日本選手権が閉幕しました。昨年、優勝したトーナメントでFIDEレイティングが+11だったのに対し、今年は入賞しなくとも+30。これが大会のレベルを物語っていると思います。今回は上位陣の潰し合いで、トーナメント・リーダーが毎ラウンドのように変わる波乱の展開でしたが、最終的には優勝候補最有力と見られていたTuさんの単独優勝で終わりました。あらためてTuさん、Congratulations!
 
今大会では、事前byeの管理が徹底されていたため、これまで問題となっていた不戦勝のような事態は一切ありませんでした。しかし、代わりに時計のトラブルが多かったことは今後の運営に課題を残したことになりました。トラブルの原因は設定ミス・時計が古く感度が悪かったなど、いろいろあると思いますが、アービターだけで判断できないような事態になった時もありました。そんな時、問題を解決するのに、実際に全日本に参加しているプレーヤーで組織されるAppeals Committeeのような裁定機関があっても良いのかなと個人的には思ったりもしました。
 
さて、私はと言うと、今回はハードな相手の連続で、とても緊迫したゲームが続きました。敗れたIM2試合は、どちらも相手の指し回しが完全に上回っていました。特に最終ラウンドの小島戦は、彼のページに解説があるように、なかなか日本ではないような美しい負けでした。負けはもちろんありましたが、大会を通じてそれなりのパフォーマンスは示せましたし、思い出に残るようなゲームはできました。今回のベストはイングランドのベテランFM Andrew Lewisさんとのゲームです。私のゲームでは珍しく、難しいエンドゲームに突入しました。
 
Lewis,Andrew (FM,2267)
Baba,Masahiro (2232)

Japan Ch. 2016(9)
 
[このゲームの時点でAndrew6.5Pで首位を走っていました。すでにAndrewは上位陣とほとんど当たり尽くしていたため、このゲームに勝つことができれば優勝も現実的なものになっていたことでしょう。そんな大会のシチュエーションの中、1番ボードでのゲームです。]
1.Nf3 Nf6 2.c4 g6 3.Nc3 d5 4.cxd5 Nxd5 5.Qa4+

[メインに準備していたのは5.e4 Nxc3 6.dxc3 Qxd1+ 7.Kxd1 f6 8.Be3 e5 9.Nd2 Nd7でした。外されはしたものの、この手も経験ありなので動揺はしません。]
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5...Nc6 6.Nxd5!?
ここでは6.Ne5と入るのが一般的ですが、正しいディフェンスをすれば、黒がイコアライズするのはそう難しくはありません。本譜はセンターにポーンを並べるグリュンフェルドの主流のプランです。]
6...Qxd5 7.e4 Qa5
[
ゲームの早い段階でクイーンを交換しにいくのは好みではありませんが、クイーンの引き場所に自信がなかったので、ぶつけにいきました。]
8.Qxa5 Nxa5 9.d4 Bg7 10.Bf4

[c7をアタックする強い手に見えますが、私は10.Be3のほうが自然だと感じました。黒はc7のポーンを守る必要がありません。]
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10...00! 11.000
[11.Bxc7 Nc6 12.Rd1 (12.d5 Bxb2) 12...Bg4 13.d5 Rac8なら、展開でだいぶ黒が有利です。1ポーンの代償も十分あります。白の0-0-0は有りですが、0-0に比べるとリスキーに見えます。]
11...Bg4 12.Be2

[12.d5 b5!?]
12...Nc6 13.d5 Bxf3 14.Bxf3 Nd4 15.Rd3 e5

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[白のセンターをc7-c6で崩しにいきたいのですが、すぐに15...c6だと、16.dxc6 Rac8 17.c7 e5 18.Rxd4!? exd4が可能です。]
16.Be3 c6 17.dxc6 Rac8 18.Rc3 Nxc6 19.Bc5 Bh6+ 20.Kb1 Rfd8 21.Bg4 Ra8 22.Bd1 Rd2 23.Bb3 Nd4?
[f2をアタックするために、黒マスビショップのラインを閉じにいきます。ただ、白の25手目を見落としていました。23...Rad8dファイルのコントロールを強めるのが正しい手筋だと思います。]
24.Bxd4 exd4

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25.Rf3
[本譜はダイレクトでアタッキングな手ですが、ここは25.Rc2!±というクールな1手がありました。7thランクに侵入した唯一アクティブな黒駒を換えられてしまうと、白のアドバンテージがはっきりします。25...Rxc2 26.Kxc2 Rc8+ 27.Kd3で、白はg3-f4-e5とポーンを突いて、黒マスビショップを抑えにいければ白の勝ちは近いです。]
25...Rf8 26.Re1

[
少し期待していたのは、26.Rc1? Re2 27.Rc7 Re1+ 28.Kc2 Rc1++]
26...Kg7?!

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[ここはチャンスで、26...d3! と突けば十分勝負できていました。ロングダイアゴナルを開いてb2を狙いにいきます。ポイントは、27.Bc4 Bg7 28.e5のとき、28...Bxe5! があることです。(29.Rxe5? Rd1#]
27.e5!
[f7の弱点を固定する好手]
27...Bg5 28.g3 h5 29.h4 Bh6?!

[なぜ将来性の少ないほうに引いたのか自分でもよく分かりませんが、29...Be7 30.Rc1 Re2 31.Rc7 Rxe5 32.Rxb7も苦しいことに変わりありません。]
30.a3 b5 31.Rd1

[
一瞬、f8のルークをフリーにしてくれるので、この手には助けられました。31.Rc1! Re2 32.Rc7 Rxe5 33.Rxa7±なら、29手目のコメントのラインのように、黒はf7のディフェンスから解放されません。]
31...Rxd1+ 32.Bxd1 Rc8 33.Bb3 Rc7

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34.Rf6?
[これは白の大きなミスと言えるミスでした。白は次にf4を突いてから、Rd6に回ってしまえば簡単に勝ちですが、このプランを防ぐ強力な1手がありました。正しくは、34.Rd3f2-f4を目指し、まだ白が優勢です。]
34...Bd2!

[
e1から白の3つのキングサイドのポーンを狙います。今度は逆に白ルークがf2のポーンの守りに縛られることになります。]
35.Rf3 a5 36.e6 fxe6 37.Bxe6 Be1 38.Bd5

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[
この手とともに
Andrewからドローオファーが来ました。ここまでのゲームの流れを考えれば、ドローは十分満足できる結果ですが、よくポジションを観察すると、ルークのアクティビティーの差から黒にチャンスがあることが分かります。ここから30分が加算される40手まで時間落ちしないように気を付け、時間が増えた41手目で勝負をかけます。]
38...Rc5 39.Be4 Rc7 40.Bd5 Rd7 41.Bc6 Rf7! 42.Rxf7+ Kxf7 43.Bxb5 Bxf2
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[ルークを交換して黒にチャンスのあるエンディングに持ち込みます。ただ、この異色ビショップを勝ち切るにはまだまだ先は長いです。]
44.g4!
[Andrewはここで時間をかけて、もっとも粘れる手を指してきました。このあたりの判断に、彼のベテランらしさが感じられます。]
44...hxg4 45.Kc2 Kf6 46.Kd3 Ke5 47.Be8 Bxh4 48.b4!

[48.Bxg6 g3 49.Be4には、本譜と同じように、49...a4! と突きます。50.Bc6 Bf6 51.Ke2 Kf4 52.Bxa4 d3+ 53.Kf1 Bxb2 54.Bb5 d2 55.Ba4 Bxa3で黒勝ちです。]
48...g3 49.Bc6

[49.Ke2? g2]
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49...a4!
[この手がポイントです。間違って49...axb4 50.axb4だと、白にb7までポーンを進められ、黒はb8のマスを常に抑えておかなければいけないので、前に進めず、勝ちの希望は消えます。]
50.Ke2 Kd6!
[
白ビショップをa4-e8のダイアゴナルから外します。51.Bxa4 g2はプロモーションが止まらないため、白ビショップはh1-a8ダイアゴナルから動けません。このあたりで、h4のビショップはgポーンのプロモーションと相性が良いことに気付きます。実際、これがあとで黒が勝つ重要なカギとなります。]
51.Be4 g5 52.Kf3

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52...g2!
[gポーンに重なったパスポーンは1つ捨て、ビショップのラインを開いてキングサイドのポーンを狙いにいきます。]
53.Kxg2 Be1 54.Bc2 Bxb4! 55.Bxa4

[55.axb4 a3 56.Bb3 d3 57.Kf3 g4+は黒パスポーンが止まりません。]
55...Bxa3
+
Andy11.gif
[こうして2ファイル離れた2パスポーンの異色ビショップエンディングとなりました。この形はたしかドローがあったような気がしたのですが、それはビショップの色が逆だった場合です。つまり、g1を白のビショップがコントロールできる場合はドローにするディフェンスがありますが、この場合、白のビショップは白マスなので、g1をコントロールできません。さらには、先に白がd3のマスをキングで抑えることができればドローになりますが、きっちり1手先に黒がd3を抑えにいけます。黒が勝ちにいく条件はすべてそろっていて、あとは正しいプランを見つければ勝てます!]
56.Kf3 Kc5 57.Ke4 Kb4 58.Bd1 Kc3
[黒キングのベストポジションです。これ以上dポーンを突かせるわけにはいかないので、白ビショップはf1-a6ダイアゴナルから離れることはできません。]
59.Be2 Bd6 60.Kf5 Be7 61.Ke4 Bd8 62.Ba6 Bf6
Andy13.gif
[なんとかgポーンを進めたいところですが、具体的にどう進められるか分かっていませんでした。ここで唯一、黒が局面を進展させられる手があります。それは、62...Bc7 63.Kf5 Bf4 64.Ke4 Bg3! 65.Kf3 Bh4!
Andy12.gif
ANALYSIS  DIAGRAM
これでどちらかのポーンを進めることができ、黒勝ちです!]
63.Bb5 Kd2
[まだ勝ちは逃していませんが、黒キングがパスポーンの前に入るのは正しくありません。勝つためにはミスを認め、次にc3に戻らなければなりません。]
64.Kf5?
[
時間切迫の中、ここでAndrewにミスが出ました。]
64...Ke3!
[
ビショップを捨ててもパスポーンが止まらないことを確認し、フィニッシュの1手を決めます。]
65.Kxf6 g4

Andy14.gif
[最後は「Congratulations」という言葉とともにAndrewが手を差し伸べてきました。日本語で言う「おめでとう」という意味合いではないと思いますが、相手のプレーを褒め称えてリザインするというのはなかなかできないこと であり、最後まで紳士のプレーを見せられました。彼とはまたどこか対戦したいですし、日本でもっとプレーしてもらいたいですね。] 01

 

IM南條遼介 同時対局@名古屋

【日時】201636日(

【会場】名古屋市芸術創造センター (6F会議室)

【形式】同時対局(定員30名)

【参加資格】チェス愛好者(基本ルールの分かる方)

【参加費】2,000円(18歳未満1,000円/小・中学生無料)当日払い

【スケジュール】

13:00 開場

13:30 対局説明

13:40 対局開始(対局棋譜解説)

19:00 終了

【備考】棋譜記録の分かる方は記録をして頂きます。

【申込締切り】201635日(土) (定員になり次第締め切ります)

【申込先】名古屋チェスクラブ(堀江)


IV League 2016/1

2016年の指し始めはIVLで。上位ランカーを抑え、4.5Pで優勝。幸先の良いスタートとなりました。今回は2ゲーム紹介します。
 
Habu,Yoshiharu (FM,2418)
Baba,Masahiro (2305)

IV League 2016(2)
 
1.d4 Nf6 2.Bg5 c5 3.Bxf6 gxf6 4.d5 Qb6 5.Qc1 d6 [オープニングは昨年のWorld BlitzでのCarlsen-Ivanchukに倣ってアグレッシブなラインをチョイス]
Tro1.gif
6.c4 Bg7 7.Nc3 f5 8.Nf3 Nd7 9.e3 Ne5 10.Nxe5 Bxe5 11.Bd3 Bd7 12.00 000 13.Rb1 Rdg8 14.Qc2 e6 15.a3 Qd8
Tro2.gif
16.f4! [静かに仕掛けたメイティングスレットは軽くかわされます。16.b4? Bxh2+! 17.Kxh2 Qh4+ 18.Kg1 Rxg2+ 19.Kxg2 Rg8+ 20.Kf3 Qg4#] 16...Bxc3 17.Qxc3 Qe7 18.b4?! [羽生さんは次の黒の手でe3のポーンを浮くのを見落としていたとのこと。18.Rbe1としておけば問題ありません。] 18...exd5 19.Rbe1 dxc4 20.Qxc4 Kb8 21.bxc5 dxc5 22.e4 Bc6 23.g3
Tro3.gif
[ここが自分にとってクリティカル・ポジションでした。1ポーンに固執して23...fxe4 24.Bxe4 Bxe4 25.Rxe4 Qc7でセンターを開くと、26.Rfe1あたりで白が主導権を握ります。アドバンテージを失わないよう、どう指すか考え、次の一連の手筋を思い付きました。自分からe4ポーンを触らなければ、h1-c6ダイアゴナルビショップの道が開きます。] 23...h5! 24.exf5 Qh4! [Rxg3+] 25.Re3 Qh3 [Qg2#] 26.Rf2 h4 [just timing!] 27.Bf1 Qxf5 28.Bg2 hxg3 29.Rxg3 Rxg3 30.hxg3 Bxg2 31.Rxg2 [31.Kxg2 Qh3+ 32.Kf3 Qh1++] 31...Qb1+ 32.Kf2 [32.Qf1 Rh1+]
Tro4.gif
32...Re8 33.Rg1 Qb2+ 34.Kf3 f5 35.Rd1 Qxa3+ 36.Kg2 Qb2+ 37.Kg1 Rh8 38.Qxc5 Qh2+ 39.Kf1 Qh1+ 40.Ke2 Rh2+ 01 [41.Ke3 Qe4#. 23手目以降、最後までflawlessだったと思います。]
Tro5.gif

Baba,Masahiro (2305)
Yamada,Kohei (2223)

IV League 2016(5)
 
1.e4 c5 2.Nf3 d6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 Nf6 5.Nc3 a6 6.Bg5 e6 7.f4 Be7 8.Qf3 Qc7 9.000 Nbd7 10.Bd3
Sci1.gif
[10...b5 or 10...h6のチョイスの分かれ目] 10...h6 11.Bh4 g5 12.fxg5 Ne5 13.Qe2 Nfg4 14.Nf3 Nxf3 15.gxf3 hxg5 16.Bg3 Ne5
Sci2.gif
17.h4! [1ポーンを捨て、アタックを目指します。] 17...gxh4 18.f4 Nxd3+ 19.Rxd3 Bd7 20.Bf2 b5?! [黒はキングを中央に残したまま戦うことを選択。20...000 には21.Nd5! exd5 22.Rc3 Bc6 23.exd5があるので、なかなかキャスリングしにくいですが、やはりロングキャスリングを目指して20...Bc6と指すべきだったのではと思います。] 21.Bd4 Rg8 22.f5 Bg5+? [これは余計なチェックでした。逆にg5のビショップがターゲットになります。] 23.Kb1 b4 24.fxe6 fxe6 25.Qh5+ Kd8
Sci3.gif
26.Rg1! Qa5 [26...bxc3 27.Rxc3!] 27.Bf6+ Kc7 28.Rxg5 Rxg5 29.Bxg5 Qc5 [29...bxc3? には30.Bd8+!a5のクイーンを引き抜いて勝ち。しかし、29...Qe5でも30.Qxh4! bxc3 31.Rxc3+ Kb7 32.Qh7で白のアタックが決まってしまいます。ピースアップであとはバックランクでの反撃を許さないよう注意して指すだけです。] 30.Qxh4 Rb8 [bxc3] 31.Be3 Qe5 32.Ne2 Rh8 33.Qg4 Bb5 34.Bf4 Rh1+ 35.Nc1 10
Sci4.gif
 
 

2015総括

今年もあと残りわずかとなりましたので、2015年の総括です。
 
2015年の戦績は以下の通り。
 
========================
試合数:72試合(□35 37
結果:(勝ち41 負け19 ドロー12
勝率:65.3%
========================
 
試合数は代替目標数(月6ゲーム×12月)であり、アクティブにプレーを続けた1年でした。今年はどのトーナメントでも当たりがきつく、勝率は7割を下回りました。それだけ国内のトッププレーヤーと当たり続けた証拠だと思います。
 
2013年から2014年はチェスから離れていたため、2015年はカムバックの年となりました。この2年間に日本からIM2人誕生したり、若い人たちの成長・台頭があったりして、日本チェス界の雰囲気も少し変わり、プレーに戻るのが楽しみでした。
 
2012年から2015年は、後生の指導もせず、普及活動もせず、ただただ自分がレベルアップしていくために時間を費やしました。しばらくこのスタイルを続けていきたいので、2016年も引き続き、自分のレベルアップの年にしたいと思います。
 
それでは皆様、良いお年を!

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